オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』(Odd Thomas)は、2013年アメリカ映画。原作は、ディーン・クーンツオッド・トーマス英語版第一作である『オッド・トーマスの霊感英語版』。

オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
Odd Thomas
監督 スティーヴン・ソマーズ[1]
脚本 スティーヴン・ソマーズ
原作 ディーン・クーンツオッド・トーマスの霊感英語版
製作 スティーヴン・ソマーズ
ジョン・バルデッチ
ハワード・カプラン
製作総指揮 カーステン・ロレンツ
スティーヴン・マーゴリス
マイケル・アラタ
ブルース・マクイネス
音楽 ジョン・スウィハート
撮影 ミッチェル・アムンドセン
編集 デヴィッド・チェセル
上映時間 96分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $27,000,000
興行収入 $570,168[2]
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あらすじ編集

オッド・トーマスは南カリフォルニアの町ピコムンドに住む20歳のコック。彼は死者の魂(幽霊)を見ることができる特殊能力を持ち、幽霊の通報を受けて未解決殺人事件の犯人を捕まえて警察に引き渡す毎日だった。だが、オッドの能力を知っているのは警察署長・ワイアットや、運命の恋人・ストーミーを含むごく少数の人間に限られていた。

ある日、オッドは凄惨な殺人事件を予知して群がる、オッドにしか見えない怪物ボダック(Bodach、英語の発音はボダッハ)がオッドの住んでいる街に群がっていることから、大量殺人が起きることを予知する。だが、どこの誰がどうやって行うのか不明だった。オッドはオダッハが群がるキノコ男ことボブが怪しいと目を付け、ボブの家に忍び込んだが決定的な証拠は見つからず、決行日が15日だということを掴んだだけだった。逆に、ストーミーと教会にいる所をボブに襲われて間一髪で逃げ出す始末。警察に通報するもボブは行方不明で、友人のリゼットがボブの犬に襲われて殺されてしまった。更に署長が何者かに撃たれて入院し、オッドは一人で戦うことを余儀なくされる。

自宅に戻ったオッドはボブの死体を発見、誰かが自分に殺人の罪を着せようとしていると気づく。教会にオッドを襲いに来たボブはすでに幽霊だったのだ。ボブの死体を隠し、ボブの家に再度忍び込んだオッドは再びボブの幽霊に襲われ、間一髪で逃げ出すが、そこでボブの死体を再度調べて悪魔崇拝者の印「POD(プリンス・オブ・ダークネス)」を見つける。PODのタトゥーはヴァーナー巡査にもあった。最初からヴァーナー巡査は大量殺人の一味だったのだ。

オッドはヴァーナー巡査のパトカーがストーミーが働くアーケードに止まっていることを発見して、アーケードに乗り込み、警備室のガードマンを撃ち殺した覆面の男をバットで倒す。覆面の男はエクルズ巡査だった。彼もまた大量殺人犯の仲間で署長を襲ったのも彼だったのだ。オッドはエクルズの銃を奪い、銃撃を始めたもう一人の覆面の男を辛くも倒し、ストーミーの無事な姿を確認する。全てが終わったと思ったとき、リゼットの幽霊が駆け込んで来た。慌てて男の覆面をはがしたオッドが見たのは、ヴァーナーではなく、リゼットを襲った犬を撃って殺したゴスの顔だった。リゼットの幽霊に導かれて、オッドは大量の時限爆弾が積まれたトラックを発見する。オダッハに取りつかれたヴァーナーの妨害を排して、オッドはトラックを無人の空き地に運ぶことに成功し、600人以上の人間を救うが、自らもヴァーナーの銃弾を受けて気絶してしまう。

病院で目覚めたオッドはストーミーに寄り添われながら回復して退院し、奇跡的に回復した署長が用意した家で、ストーミーと幸せな時間を過ごす。数日後、所長が訪れ「ストーミーの遺体が戻ってきた」と告げる。ストーミーはアーケードの銃撃で死んでいて、オッドはその事実に薄々気づきながら、現実から逃避していたのだ。オッドはついに現実を受け入れ、ストーミーの幽霊はオッドに別れを告げて成仏していった。オッドは、自分の寿命が尽きてストーミーに会える日まで、自らの使命=幽霊が見える能力を駆使して犯罪者をとらえる、と続けることを改めて誓うのだった。

登場人物編集

主要人物編集

オッド・トーマス
演 - アントン・イェルチン
本作の主人公。20歳。死者の魂(幽霊)を見ることができる能力を持つ。その能力のせいで、周りからは変人呼ばわりされている。また、電的磁力と呼ばれる能力や犯罪者に対抗できる程の護身術も身につけている。
普段は「ビコムンド・グリル」のコックとして働いている。ただし、ストーミーとの結婚を現実的に考えると経済状況を改善するために靴屋に転職しようと考えている。
同じ能力を持つ母親(演 - レオノア・ヴァレラ)は息子の名前をトッドにするつもりだったが、出生証明書の誤りと父親の意向により名前はオッドになった。母親はオッドが12歳の時に施設に入れられている。
ストーミー・ルウェリン
演 - アディソン・ティムリン
本作のヒロインで、オッドの彼女。20歳。オッドとは幼少期、占いゲーム機で『2人は生涯を共にする運命』という結果が出てから付き合っている。
普段は「グリーンムーン・モール」内のアイスクリーム店「バーク&ベイリーズ」で店長として勤めている。

ピコムンド警察編集

ワイアット・ポーター
演 - ウィレム・デフォー
警察署長で、オッドの良き理解者。オッドのおかげで多数の犯罪者を逮捕出来てはいるが、彼のアリバイ作りに苦労している。
サイモン・ヴァーナー
演 - ニコ・トルトレッラ
巡査。オッドのことを不審に思っている。右腕にPODという文字のタトゥーが入っている。
バーン・エクルズ
演 - カイル・マッキバー
新任の巡査。

その他の住人編集

ヴァイオラ・ピーボディ
演 - ググ・バサ=ロー
「ビコムンド・グリル」のホールスタッフ。母親は18歳の時に他界しており、ニコリーナ、リヴァーナという幼い妹2人を育てている。
カーラ・ポーター
演 - ローレル・ハリス
ワイアット所長の妻。チョコ好き。夫との仲はかなり良い。
ボブ・ロバートソン
演 - シュラー・ヘンズリー
帽子を被ったような変わった髪型をした大男。その髪型からオッドらからはキノコ男と呼ばれている。無口で、劇中で一言も台詞を話さない。
5か月前にビコムンドへ来て、母親は昨年亡くなっている。犯罪歴は皆無。
オジー・ブーン
演 - パットン・オズワルト
オッドの知人で巨漢。手先が器用。
リゼット・スピネリ
演 - メリッサ・オードウェイ
オッドの知り合いの美女。署長夫妻はエクルズとカップルにしようとしている。ハーロともデートした経験がある。
ケヴィン・ゴス
演 - モース・ビックネル
拳銃を所有している教師。
トム・ジェッド
演 - アーノルド・ヴォスルー
タイヤ専門店「タイヤワールド」を何年もうろついている霊。元はリトルリーグのコーチだったが、交通事故で死亡している。オッドの前に現れては好かれようと笑いを取ろうとする。
ハーロ・ランダーソン
演 - マシュー・ペイジ
車好きの男。ペニー・カリスト(演 - アシュリー・ソマーズ)を殺害し隠蔽していた。しかし、ペニーの霊に導かれたオッドに殺害を露呈され逃亡を図るも逮捕される。
ペニーはハーロの逮捕を見届けた後、オッドに感謝のキスをして成仏した。

キャスト編集

役名 俳優 日本語吹替
オッド・トーマス アントン・イェルチン 柳田淳一
ストーミー・ルウェリン アディソン・ティムリン 門田幸子
ワイアット・ポーター署長 ウィレム・デフォー 星野充昭
ヴァイオラ・ピーボディ ググ・バサ=ロー まつだ志緒理
カーラ・ポーター ローレル・ハリス 吉田麻実
サイモン・ヴァーナー巡査 ニコ・トルトレッラ 浅井慶一郎
バーン・エクルズ巡査 カイル・マッキバー 内田雄馬
ボブ・ロバートソン シュラー・ヘンズリー なし
オジー・ブーン パットン・オズワルト 各務立基
リゼット・スピネリ メリッサ・オードウェイ 鳴海杏子
ケヴィン・ゴス モース・ビックネル 山本格
トム・ジェッド アーノルド・ヴォスルー 山本格
オッドの母 レオノア・ヴァレラ 亀中理恵子
ネル ネル・マーフィー 鳴海杏子

脚注編集

  1. ^ 「ハムナプトラ」シリーズ監督最新作『オッド・トーマス』全米に先駆け日本公開決定!”. クランクイン! (2013年11月16日). 2020年8月16日閲覧。
  2. ^ Odd Thomas (2013)”. Box Office Mojo. 2015年2月17日閲覧。

外部リンク編集