オディエルヌ

フランスにかつてあったコミューン

オディエルヌAudierneブルトン語:Gwaien)は、フランスブルターニュ地域圏フィニステール県コミューン。2016年1月1日、エスキビアンと合併した。

Audierne


行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) ブルターニュ地域圏
(département) フィニステール県
(arrondissement) カンペール郡
小郡 (canton) ポン=クロワ小郡
INSEEコード 29003
郵便番号 29770
市長任期 ジャクリーヌ・ドンヴァル
2008年 - 2014年
自治体間連合 (fr) fr:Communauté de communes du Cap-Sizun
人口動態
人口 2 208人
2010年
人口密度 748人/km2
住民の呼称 Audiernais
地理
座標 北緯48度01分30秒 西経4度32分26秒 / 北緯48.025度 西経4.540556度 / 48.025; -4.540556座標: 北緯48度01分30秒 西経4度32分26秒 / 北緯48.025度 西経4.540556度 / 48.025; -4.540556
標高 平均:m
最低:0m
最高:m
面積 2.95km2
Audierneの位置(フランス内)
Audierne
Audierne
公式サイト Site officiel de la ville d'Audierne
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地理 編集

オディエルヌは、ゴワイヤン河口に位置し、森林に囲まれた丘の麓にある、漁業の町である。町の砂浜は全長1500mである。

歴史 編集

オディエルヌはゴワイヤンの集落として知られていた。オディエルヌは、14世紀に書かれたボルドーの海事史料にその名が登場する。1321年、ヴェネツィア人ペトルス・ヴェスコンテの地図においてはOdierna、その後1580年にオランダの地図ではOdjernと記されている。

第二次世界大戦中、ヴィシー政権がオディエルヌに外国人捕虜収容所をおいていた。

経済 編集

14世紀、沿岸漁業で豊富な海洋資源が提供されていた。鮮魚は地元で消費されたりしたが、売買用には塩漬けや燻製にされたり、干した魚が売られた。15世紀以降、オディエルヌの漁師たちはニューファンドランド島近海でのタラ漁に出かけていた。

オディエルヌではヨーロッパ諸国(オランダやスペインだけでなく、イギリスやベルギーも)との商業貿易が行われていた。塩と魚を売り、その売上金から布生地やワイン、香辛料を購入した。オディエルヌのカボタージュ船団はフランス沿岸を回っていた。

現在の経済の中心となっているのは観光業である。

人口統計 編集

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2010年
3782 3794 3517 3033 2746 2471 2321 2208

参照元:1999年までEHESS[1]、2000年以降INSEE[2][3]

脚注 編集