オリンピック憲章
近代オリンピックに関する規約
オリンピック憲章(オリンピックけんしょう、英語: Olympic Charter)は、国際オリンピック委員会(IOC)が定めた近代オリンピックに関する規約。
現行の最新版は2016年8月に改正されたもの。1914年に起草され、1925年に制定された。
憲章18.3但書の規定により、IOC総会で出席委員の3分の2以上の賛成があれば改正される。
私的団体であるIOCが定めた規約であり、国家間で合意して定める条約ではない。
構成編集
オリンピック憲章は全部で5章、61条に分かれている。
- 第1章 オリンピック・ムーブメント
- 第2章 国際オリンピック委員会
- 第3章 国際競技連盟
- 第4章 国内オリンピック委員会
- 第5章 オリンピック競技大会
オリンピックのモットーとして有名な、「より速く、より高く、より強く(Citius・Altius・Fortius)」という三語法は、1996年版の14.に書かれている[1]。「2011年7月8日から有効」版には第1章の10.に書かれている。
なお、2021年の第138次IOC総会でオリンピックのモットーに「共に(simul)」が追加されることになった[2]。
脚注編集
- ^ オリンピック憲章 - JOC 2021年5月28日閲覧。
- ^ “五輪の新モットー採用へ 憲章に「共に」を追加方針”. 産経新聞. (2021年4月22日) 2021年8月30日閲覧。
外部リンク編集
- オリンピック憲章 - 日本オリンピック委員会