オンバト+
『オンバト+』(オンバトプラス)は、2010年4月16日より2014年3月23日までNHK総合テレビで放送されていたお笑い番組。略称は「オンバト」など。1999年3月27日より2010年3月26日までNHK総合テレビで放送された『爆笑オンエアバトル』の後継番組。
オンバト+ | |
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ジャンル | バラエティ番組 |
出演者 |
司会者 お笑い芸人10組 |
製作 | |
制作 | NHK/NHKエンタープライズ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2010年4月16日 - 2014年3月23日[1] |
放送時間 | 放送日時を参照 |
特記事項: 放送時間・司会・テーマ曲の変遷については放送日時・歴代司会者・番組テーマ曲の項も参照 |
番組概要
編集2010年3月に終了した爆笑オンエアバトルを受け継ぐ形で放送が開始された。10組中5組がオンエアされる点など、爆笑オンエアバトルと同じ部分もあるが、ネタ終了時の音楽の変更や新視聴者投票システムの導入など異なる点もある。
リニューアル後はみんなの広場ふれあいホール(オープンスタジオ)だけでなく、全国各地のコンサートホールや体育館に出張して収録をする機会の頻度が多くなっていた(下記参照)。また、2013年度においては大阪放送局での収録も行われた。
2014年3月23日(22日深夜)に放送された「第4回チャンピオン大会」をもって最終回となり、爆笑オンエアバトル時代から通じた「オンバト」シリーズは15年の歴史に幕を下ろした[1][2]。119回の放送で334組の芸人が出場し、175組の芸人がオンエアを果たした。
地方収録の収録地
編集所在地順。
ルール・審査方法
編集詳細に関しては、爆笑オンエアバトルを参照。
初回放送は天竺鼠とラバーガールが同点5位で6組オンエアであったが、当初は5組オンエアで点数が同じ二組を同点決勝を行い、票が多かった方をオンエアする予定であった(同点決勝の結果はラバーガールが341KB、天竺鼠が289KBでラバーガールがオンエア)。しかし収録後のスタッフの協議で「一組でも多くネタを放送した方が番組のコンセプトに叶っている」という結論に至った為、6組オンエアとなった[3]。
番組記録
編集5位までを記載。同数の場合は達成順。同時達成の場合は五十音順。
順位 | 回数 | |
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1 | 風藤松原 | 16 |
ラバーガール | ||
3 | THE GEESE | 15 |
エレファントジョン | ||
5 | うしろシティ | 14 |
順位 | 連勝数 | |
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1 | ラバーガール | 16 |
2 | THE GEESE | 15 |
3 | ザ・ゴールデンゴールデン | 9 |
キャプテン渡辺 | ||
うしろシティ |
順位 | KB | 収録場所 | |
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1 | ジグザグジギー | 541 | 茨城県・つくば市 |
2 | THE GEESE | 537 | 岐阜県・羽島市 |
スーパーマラドーナ | |||
4 | タイムマシーン3号 | 533 | 東京・渋谷 |
井下好井 | 長野県・駒ヶ根市 |
順位 | KB | 収録場所 | |
---|---|---|---|
1 | ニッチェ | 457 | 愛知県・春日井市 |
2 | 花香芳秋 | 453 | 長野県・佐久市 |
3 | スパローズ | 449 | 秋田県・秋田市 |
4 | ムートン | 445 | 北海道・清水町 |
5 | 天狗 | 441 | 静岡県・焼津市 |
ぽ〜くちょっぷ | 愛知県・長久手市 |
順位 | KB | 収録場所 | |
---|---|---|---|
1 | 閃光花火 | 285 | 東京・渋谷 |
2 | クマムシ | 313 | 岐阜県・羽島市 |
3 | オキシジェン | 321 | 東京・渋谷 |
4 | 春夏笑冬 | 333 | |
わらふぢなるお | 333 | 三重県・松阪市 |
- 東京収録に限定した最高オフエアKBはや団が記録した433KB。
歴代司会者
編集いずれもNHKアナウンサー。(斉藤・古賀は当時)
チャンピオン大会
編集原則的に年度末に開催。以下の出場条件のいずれかを満たした組が出場し年間王者を決定する。
- 前回大会のチャンピオン
- 「視聴者投票枠」に選出される(下記参照)
- 期間内にオンエアを規定回数以上勝ち取り、その合計KBランキングで上位に入る
視聴者投票
編集+1(2010年度)
編集オフエアになった組で視聴者投票(1回につき1組だけに投票できる)を行い、最多得票数の組が次回放送の中で+1(プラスワン)として放送される。
放送 | 会場審査 | 順位 | 票数 | 総合票数 | 収録場所 | |
---|---|---|---|---|---|---|
第1戦 | アロハ | 277KB | 9位 | 838票 | 2808票 | 東京・渋谷 |
第2戦 | どぶろっく | 185KB | 10位 | 856票 | 2702票 | |
第3戦 | カノン | 249KB | 10位 | 922票 | 2939票 | |
第4戦 | 少年少女 | 293KB | 7位 | 1827票 | 4039票 | |
第5戦 | 囲碁将棋 | 245KB | 9位 | 854票 | 2664票 | 滋賀県・栗東市 |
第6戦 | モンスターエンジン | 313KB | 7位 | 1845票 | 4176票 | 東京・渋谷 |
第7戦 | ボーイフレンド | 261KB | 8位 | 787票 | 2759票 | |
第8戦 | オレンジサンセット | 253KB | 10位 | 880票 | 2858票 | 京都府・精華町 |
第9戦 | ガリガリガリクソン | 301KB | 8位 | 909票 | 3033票 | 東京・渋谷 |
第10戦 | ダブルブッキング | 321KB | 8位 | 973票 | 2698票 | |
第11戦[注 2] | 鬼ヶ島 | 249KB | 10位 | 683票 | 2603票 | |
第12戦[注 3] | 平成ノブシコブシ | 393KB | 6位 | 1290票 | 3494票 | |
第13戦 | パンサー | 389KB | 6位 | 1705票 | 4302票 | 北海道・中標津町 |
第14戦 | Wエンジン | 377KB | 7位 | 801票 | 2925票 | 佐賀県・伊万里市 |
第15戦 | 天津 | 321KB | 8位 | 1192票 | 2989票 | |
第16戦 | エリートヤンキー | 389KB | 6位 | 1615票 | 3576票 | 東京・渋谷 |
第17戦 | ロケット団 | 261KB | 8位 | 678票 | 1800票 | |
第18戦 | スーパーマラドーナ | 349KB | 6位 | 1147票 | 2881票 | 栃木県・矢板市 |
第19戦 | ソーセージ | 293KB | 7位 | 1540票 | 3489票 | 東京・渋谷 |
第20戦 | 和牛 | 377KB | 7位 | 909票 | 2504票 | |
第21戦 | 夙川アトム | 273KB | 10位 | 1504票 | 3279票 | 長野県・佐久市 |
第22戦 | 少年少女 | 321KB | 8位 | 1493票 | 4309票 | 東京・渋谷 |
第23戦 | ものいい | 221KB | 10位 | 1370票 | 3613票 | |
第24戦 | ゴールドラッシュ | 281KB | 9位 | 859票 | 3288票 | 鳥取県・境港市 |
第25〜27戦 | なし | 東京・渋谷 | ||||
第28戦 | トレンディエンジェル | 409KB | 6位 | 936票 | 2064票 | |
第29戦 | ビーフケーキ | 345KB | 6位 | 654票 | 2323票 | |
第30戦 | 吉田たち | 229KB | 9位 | 766票 | 2358票 | |
第31戦 | ニレンジャー | 321KB | 6位 | 716票 | 1897票 | |
第32戦 | 弾丸ジャッキー | 257KB | 10位 | 1030票 | 2148票 | |
第33戦 | ブーブートレイン | 105KB | 10位 | 401票 | 1512票 | |
第34戦 | なし |
- 記録
+1の最高・最低KBは上記表を参照。
順位 | 票数 | 備考 | |
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1 | スーパーマラドーナ | 1474 | 1位は1705票のパンサー |
2 | 我人祥太 | 1338 | 1位は1370票のものいい |
3 | ノンスモーキン | 1163 | 1位は1845票のモンスターエンジン |
4 | スマイル | 1152 | 1位は1493票の少年少女 |
5 | 夙川アトム | 1023 | 1位は1290票の平成ノブシコブシ |
2011年度以降
編集オンエアになった組で視聴者投票(ネタ披露中にそれぞれ1票、全組ネタ披露後に一番面白かったと思う組に1票)を毎週行い、視聴者投票で上位3位を獲得した挑戦者にはポイントが与えられる。
1位は5ポイント・2位は3ポイント・3位は1ポイントである。
合計ポイントで年間1位に輝いた挑戦者は毎年3月に放送の「チャンピオン大会」に視聴者投票枠として出場する。
視聴者投票記録
編集オンバト+ PREMIUM
編集2010年度の地方収録で本編と併せて収録された番外編。「爆笑オンエアバトル」時代に活躍したOB・OG芸人が出演し、「芸人魂」を賭けてそれぞれますだおかだとペナルティが率いる3組1チームの2チームに分かれて対戦する。勝敗は本編と同じように審査員による投票(金色のボールを使用)で決められ、獲得KBの多いチームが勝者となる。MCは岡田圭右とヒデが担当。
各コーナーは以下の通りで、放送1回につきこの中から3種類が行われる。
- ネタバトル
- 両チームの代表1組が持ちネタを披露する。
- 会場アンケートでサプライズ!
- 観客に様々なお題でアンケートを取り、その内容について大喜利形式で解答する。
- あてぶりコントでサプライズ!
- 両チームの代表者3人が、それぞれ相手チームの代表者1人によるナレーションに合わせてアドリブでコントを行う。
- 借り物しりとりでサプライズ!
- 観客の所持品をしりとり形式で次々と借りていき、制限時間内にどれだけ借りられるかを競う。
- ご指定アイテムでサプライズ!
- 制限時間内に、お題に書かれた物をお題で指定された観客から借りる数を競う。
詳細は爆笑オンエアバトル#オンバトPREMIUMも参照。
- 出演芸人
放送日 | 収録場所 | 出場芸人 | |||
---|---|---|---|---|---|
ますだおかだチーム | ペナルティチーム | ||||
2010年5月28日 | 滋賀県 栗東市 |
パックンマックン | オジンオズボーン | スピードワゴン | アジアン |
2010年7月30日 | 京都府 精華町 |
アメリカザリガニ | エレキコミック | キャン×キャン | ザブングル |
2010年10月29日 | 北海道 中標津町 |
スピードワゴン | 三拍子 | パックンマックン | 流れ星 |
2010年11月26日 | 栃木県 矢板市 |
インスタントジョンソン | 髭男爵 | ダイノジ | U字工事 |
2011年1月28日 | 長野県 佐久市 |
エレキコミック | ハマカーン | 三拍子 | キングオブコメディ |
2011年2月25日 | 鳥取県 境港市 |
イワイガワ | ダンディ坂野 | スピードワゴン | ユリオカ超特Q |
番組テーマ曲
編集『オンバト+』では、オープニングテーマ、登場テーマ、オチ音、エンディングテーマなどの作曲・編曲・プロデュースを中塚武が担当している。
期間 | オープニング曲 | エンディング曲 | 備考 |
---|---|---|---|
2010年4月 - | 番組オリジナル | 番組オリジナル |
放送日時
編集いずれも総合テレビでの放送でJST。暦日を基準とする。つまり、午前0時以降に放送される場合は、前日の深夜に放送されていることになる。NHKワールド・プレミアムでも同時刻に放送されている。
- 2010年度 (第1土曜日を除く)土曜日 0:15 - 0:44(第1土曜日は笑・神・降・臨を放送)
- 2011年度以降 (最終日曜日を除く)日曜日 0:50 - 1:20[注 4](最終日曜日は今夜も生でさだまさしを放送)
脚注
編集注釈
編集- ^ 本来出場予定だったワンツーギャンゴがメンバーの急死により出場を辞退したため、前説予定から急遽繰り上がっての出場だった。
- ^ 正確には第12戦だが、9月18日放送予定だった第11戦が休止になったため、先に放送。
- ^ 9月18日放送予定だったが、菅内閣閣僚の記者会見により休止。2週間後の10月2日に放送。
- ^ 11月20日放送分は野田佳彦内閣総理大臣の記者会見(インドネシア・バリ島からの中継録画。これは放送時間中、総理が帰国の途についているためである)のため総合テレビでは同日1:15-1:45、NHKワールド・プレミアムでは23日にそれぞれ変更して放送(ワールド・プレミアムでは開始冒頭、画面上に配信時間変更の字幕スーパーが表示された)。
出典
編集- ^ a b “「オンバト+」終了のお知らせ”. NHK オンバト+ (2014年1月23日). 2014年1月23日閲覧。
- ^ “「オンバト」15年の歴史に幕”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2014年1月23日) 2014年2月5日閲覧。
- ^ オンバト+ +ブログ Vol.4
外部リンク
編集- オンバト+公式サイト - 閉鎖。(2014年3月2日時点のアーカイブ)
- オンバト+ - NHK放送史
NHK総合テレビ 金曜 24:15 - 24:45枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
オンバト+
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NHK総合テレビ 土曜 24:50 - 25:20枠 | ||
再放送枠
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オンバト+
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