オンラインカジノ
オンラインカジノ(online casino)は、コンピュータネットワーク上で仮想的に開帳される賭博場(カジノ)である。
法規制編集
日本編集
違法性編集
この節は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。Wikipedia:法律に関する免責事項もお読みください。 |
2016年2月に決済手段「NetBanQ」の運営者が逮捕されたことに関連して数名のプレイヤーが千葉県警による家宅捜索を受け(後述)、さらに2016年3月10日、日本国内から日本国外のオンラインカジノで賭けをしたとして、京都府警察が単純賭博罪により3名を強制捜査の上逮捕している(後述)。2017年1月末現在、日本国内から日本国外のオンラインカジノで賭けをした場合の可罰性についての裁判例はない。これまで逮捕および家宅捜索を受けたプレイヤーのほとんどは略式起訴を受け入れているが、略式起訴を受け入れずに裁判で争う姿勢を見せたプレイヤーに対しては、検察はこれを不起訴処分としている。
日本政府は国会答弁にて「犯罪の成否については、捜査機関が収集した証拠に基づいて個々に判断すべき事柄であることから、政府として、お答えすることは差し控えるが、一般論としては、賭博罪・賭博開張図利罪が成立することがあるものと考えられる」と述べている。[1]
事件編集
2016年2月 千葉県警より決済サービス「NetBanQ」の運営者が逮捕され、その利用者であったオンラインカジノプレイヤー数名が家宅捜索を受けた[2]。
2016年3月11日 京都府警により国外に拠点があるオンラインカジノ「スマートライブカジノ」の個人利用客が全国で初めて逮捕された[3][4]。
2016年6月10日 京都府警により実際の運営拠点は日本国内にあると判断されたネットカジノ「ドリームカジノ」の運営者5名が逮捕された[5]。
2017年1月 「NetBanQ」に関連し家宅捜索を受けていたプレイヤーのうち一名が略式起訴を受け入れずに裁判で争う姿勢を見せ、結果的に不起訴となった[6]。
スイス編集
スイスでは2018年6月の国民投票でスイス国内の認定業者に限って解禁する新法が賛成多数で可決された[7]。なお法規制ではヨーロッパで最も厳しい部類に入るとされる[7]。
医学的影響編集
2007年、英医学誌『British Medical Journal(BMJ)』に掲載された論文は、インターネットギャンブルが精神症状を伴うパーキンソン病患者に与える影響について述べている[8]。
オンラインカジノにあるゲームの種類編集
以下のゲームはオンラインカジノで提供されるゲームの一例である。
脚注編集
- ^ (政府国会答弁)
- ^ 国内口座使い客に賭博か オンラインカジノ全国で初摘発 会社役員ら逮捕 千葉県警 千葉日報 2016年2月16日
- ^ オンラインカジノの客、全国初の逮捕「海外サイト」なのに摘発されたのはなぜ? 弁護士ドットコム(2016年3月29日)
- ^ ネットカジノ客の男3人を逮捕 海外の会員制サイト「スマートライブカジノ」利用 京都府警 産経WEST(2016.3.10)
- ^ 常習賭博 ネットカジノ運営、容疑で5人逮捕 京都府警が全国初 毎日新聞 2016年6月10日
- ^ 不起訴の勝ち取りーオンラインカジノプレイヤーの件 賭博罪改正を願う弁護士津田岳宏のブログ
- ^ a b スイス、オンライン賭博解禁へ 国民投票で可決、外国業者は排除 AFP、2020年2月22日閲覧。
- ^ インターネットギャンブルはパーキンソン病患者に危険、英医学誌 - フランス AFP、2020年2月22日閲覧。