オースティン・リーブス

アメリカのバスケットボール選手 (1998 - )

オースティン・タイラー・リーブスAustin Tyler Reaves, 1998年5月29日 - )は、アメリカ合衆国アーカンソー州ニューアーク出身のプロバスケットボール選手。NBAロサンゼルス・レイカーズに所属している。ポジションは主にシューティングガード

オースティン・リーブス
Austin Reaves
ロサンゼルス・レイカーズでのリーブス (2022年)
ロサンゼルス・レイカーズ  No.15
ポジション SG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1998-05-29) 1998年5月29日(25歳)
出身地 アーカンソー州ニューアーク
身長 196cm (6 ft 5 in)
体重 89kg (196 lb)
ウィングスパン 198cm  (6 ft 6 in)[1]
キャリア情報
高校 シーダーリッジ高校英語版
大学 ウィチタ州立大学 (2016-2018)
オクラホマ大学 (2019-2021)
NBAドラフト 2021年 / ドラフト外
プロ選手期間 2021年–現在
経歴
2021-ロサンゼルス・レイカーズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴 編集

ハイスクール 編集

リーブスはアーカンソー州ニューアーク英語版にあるシーダーリッジ高校英語版に通い、最初の2年間でクラス2Aの州のタイトルを獲得した[2]。フォレストシティ高校戦では3回の延長にもつれたが、リーブスは73得点を記録し勝利した[3]。シニアクラスの1試合平均は32.5得点、8.8リバウンド、5.1アシストを記録し、チームをクラス3Aの州タイトルに導いた[4]。州トーナメントの4試合で平均43.3得点を記録し、大会MVPにも選ばれた[5]。クラス3A全州選抜にも2回選出されて[6]、2016年1月20日にはサウス・ダコタ州立大学アーカンソー州立大学などのオファーが来る中、ウィチタ州立大学にコミットした[7]

カレッジ 編集

ウィチタ州立大学 編集

ウィチタ州立大学での新人シーズンに入ると、リーブスは左肩の関節唇を治すため手術を受けた[8]。新人シーズンはすべてベンチからの出場となり、1試合平均4.1得点を記録した[9]。2年目となった2018年1月28のタルサ大学戦でキャリアハイの23得点と4アシストを記録して90-71で勝利に貢献した。また、前半だけで7本の3ポイントシュートを沈め、同大学の最多記録を更新した[10]。1試合平均は8.1得点と3.1リバウンド、3P%は42.5パーセントの成績を残した[11]

オクラホマ大学 編集

2年生のシーズン終了後、リーブスはオクラホマ大学に転校したがNCAAの規定で次シーズンは出場できず、レッドシャツシーズン中はウェイトトレーニングを中心に行い、体重を20ポンド (9.1 kg)増量させることに成功した[12]。レッドシャツが終え、4年生のシーズンに入り、2020年3月7日のTCU戦でキャリアハイの41得点、6アシスト、5リバウンドを記録。後半戦残り0.5秒でウィニングショットを沈め、78-76で勝利に貢献した[13]。レッドシャツ後の1年目では1試合平均14.7得点、5.3リバウンド、3アシストの成績を残し、ビッグ12カンファレンスのオールニューカマーチームに選出された[14]。シニアシーズンとなった12月6日のTCU戦でシーズンハイの32得点、9アシスト、6リバウンドを記録し、82-78で勝利した[15]。オクラホマ大学はNCAAトーナメントに出場し、2回戦ではトップシードのゴンザガ大学と対戦。リーブスは27得点を記録したが、87-71で敗退となった[16]。1試合平均18.4得点、5.5リバウンド、4.6アシストを記録し、オールビッグ12ファーストチームに選ばれ、3月31日に2021年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明した[17]

ロサンゼルス・レイカーズ 編集

2021年のNBAドラフトではどこからも指名されなかったが、2021年8月3日にロサンゼルス・レイカーズ2way契約を結び[18]、同年9月27日にはレイカーズと1年間のミニマム契約を結んだ[19]。10月22日のフェニックス・サンズ戦でNBAデビュー。ベンチからの出場で8得点を上げたが、レイカーズは115-105で敗れた[20]。同年12月15日のダラス・マーベリックス戦では、スリーポイントを6本中5本沈めて15得点、7リバウンドを記録。そして、決勝スリーポイントを決め、107-104でレイカーズを勝利に貢献した[21][22]。2022年4月10日のデンバー・ナゲッツ戦において31得点、10アシスト、16リバウンドのトリプル・ダブルを達成し、延長の末141-146でレイカーズを勝利に導いた。

個人成績 編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

レギュラーシーズン 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2021–22 LAL 61 19 23.2 .459 .317 .839 3.2 1.8 .5 .3 7.3
2022–23 64 22 28.8 .519 .383 .864 3.0 3.4 .5 .3 13.0
通算 125 41 26.1 .501 .363 .856 3.1 2.6 .5 .3 10.2

プレーオフ 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2023 LAL 16 16 36.2 .464 .443 .895 4.4 4.6 0.6 0.2 16.9
通算 16 16 36.2 .464 .443 .895 4.4 4.6 0.6 0.2 16.9

カレッジ 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2016–17 WSU 33 0 11.8 .448 .509 .757 1.8 1.1 .4 .3 4.1
2017–18 WSU 33 11 21.5 .450 .425 .827 3.1 2.0 .5 .2 8.1
2018–19 オクラホマ
  レッドシャツ
2019–20 オクラホマ 31 31 33.2 .381 .259 .848 5.3 3.0 1.0 .3 14.7
2020–21 オクラホマ 25 25 34.5 .443 .305 .865 5.5 4.6 .9 .3 18.3
通算 122 67 24.5 .421 .347 .844 3.8 2.6 .7 .3 10.8

脚注 編集

  1. ^ Austin Reaves - NBADraft.net” (英語). NBADraft.net (2021年). 2021年8月4日閲覧。
  2. ^ Reaves establishes mindset for scoring”. Arkansas Democrat-Gazette (2016年3月12日). 2020年11月10日閲覧。
  3. ^ Meet Austin Reaves: The freshman who 'catches a lot of people off guard'”. The Sunflower (2016年11月15日). 2020年11月10日閲覧。
  4. ^ Arkansas guard Austin Reaves made team chemistry a priority”. The Wichita Eagle (2016年4月12日). 2020年11月10日閲覧。
  5. ^ Former Wildkat's son plays for Wichita State”. Kokomo Tribune (2016年12月27日). 2020年11月10日閲覧。
  6. ^ Arkansas guard Austin Reaves signs with Wichita State's basketball team”. The Wichita Eagle (2016年4月13日). 2020年11月10日閲覧。
  7. ^ Arkansas guard Austin Reaves commits to Wichita State”. The Wichita Eagle (2016年1月20日). 2020年11月10日閲覧。
  8. ^ Austin Reaves fights nagging shoulder injury”. The Sunflower (2017年8月11日). 2020年11月10日閲覧。
  9. ^ Wichita State's Austin Reaves has shoulder surgery”. The Wichita Eagle (2017年4月5日). 2020年11月10日閲覧。
  10. ^ Austin Reaves' mother on son's historic performance: 'I was shaking'”. The Wichita Eagle (2018年1月29日). 2020年11月10日閲覧。
  11. ^ OU men's basketball: Austin Reaves returns to Wichita a different player than when he left”. The Oklahoman (2019年12月14日). 2020年11月10日閲覧。
  12. ^ OU men's basketball: Austin Reaves makes most of redshirt season in weight room”. The Norman Transcript (2019年6月27日). 2020年11月10日閲覧。
  13. ^ Putting Austin Reaves' wonder game vs. TCU in perspective”. Tulsa World (2020年3月9日). 2020年11月10日閲覧。
  14. ^ Still bouncing around: Paths lead brothers back home for now”. The Northwest Arkansas Times (2020年5月20日). 2020年11月9日閲覧。
  15. ^ OU men's basketball: Austin Reaves scores 32 points to lead Sooners past TCU in Big 12 opener”. The Oklahoman (2020年12月7日). 2021年7月28日閲覧。
  16. ^ Carlson: Austin Reaves 'left it all out there' but Sooners can't topple undefeated Gonzaga”. The Oklahoman (2021年3月22日). 2021年7月28日閲覧。
  17. ^ Oklahoma Sooners guard Austin Reaves declaring for NBA draft”. ESPN (2021年3月31日). 2021年7月28日閲覧。
  18. ^ Lakers Sign Joel Ayayi and Austin Reaves to Two-Way Contracts”. Los Angeles Lakers. 2021年8月3日閲覧。
  19. ^ Lakers Sign Austin Reaves to Standard NBA Contract”. Los Angeles Lakers. 2021年9月28日閲覧。
  20. ^ Suns vs. Lakers - Box Score - October 22, 2021”. ESPN. 2021年10月23日閲覧。
  21. ^ Lakers Late-Game Heroics, OT Win Over Mavs” (英語). NBA.com/Lakers (2021年12月15日). 2021年12月17日閲覧。
  22. ^ ドラフト外新人オースティン・リーブスが劇的な決勝3P、延長戦の末にレイカーズがマブスを下す”. Sporting News.com (2021年12月16日). 2021年12月17日閲覧。

外部リンク 編集