カイオ・ドゥイリオ (駆逐艦)

カイオ・ドゥイリオイタリア語: Caio Duilio, D 554)は、イタリア海軍駆逐艦ホライズン計画におけるイタリア採用版であるアンドレア・ドーリア級駆逐艦の2番艦。艦名は共和政ローマ期の政治家であったガイウス・ドゥイリウスに由来し、初代であるカイオ・ドゥイリオ級戦艦のネームシップであるカイオ・ドゥイリオから数えて4隻目である。

カイオ・ドゥイリオ
基本情報
建造所 フィンカンティエリ
リヴァ・トリゴソ造船所
運用者  イタリア海軍
艦種 駆逐艦
級名 アンドレア・ドーリア級
モットー Nomen numen(神の御名)
艦歴
計画 ホライズン計画
起工 2003年9月19日
進水 2007年10月23日
就役 2009年4月3日
要目
基準排水量 5,700t
満載排水量 6,600t
全長 152.9m
最大幅 20.3m
吃水 5.4m
機関 CODOG方式 2軸推進
GE=アヴィオ LM2500ガスタービン機関 × 2基(51Mw
SEMT ピルスティクディーゼル機関 × 2基(8.6Mw)
速力 最大速 29ノット
乗員 174名(他に追加で32名まで乗船可能)
兵装 オート・メラーラ 76 mm 砲 × 3基
25mm機関砲 × 2基
シルヴァーVLS 48セル
ミストラル近SAM6連装発射機 × 1基
テセオSSM4連装発射機 × 2基
MU90短魚雷3連装発射管 × 2基
搭載機 NFH90 または EH101 × 1機
C4ISTAR AIRCOMER + リンク 11 / 16
SENIT 8戦術情報処理装置+PAAMS
レーダー EMPAR 多機能 × 1基
S-1850M捜索 × 1基
ソナー トムソン/マルコーニUMS 4110 CL
電子戦
対抗手段
SLAT対魚雷システム
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艦歴 編集

「カイオ・ドゥイリオ」は、フィンカンティエリリヴァ・トリゴソ造船所で2003年9月に起工し、2007年10月23日に進水、2009年4月3日に海軍に引き渡される。

進水後はラ・スペツィアに所在するムッジャーノ造船所(Muggiano)に移され最終工程を手がける。2008年2月12日から海上公試を開始し、その後2009年4月3日に海軍に納入され、システム、管制および通信機能の継続試験を実施中であり、2010年を目処に完全作戦能力が付与される予定。

脚注 編集

外部リンク 編集

関連項目 編集