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カット主戦型(カットしゅせんがた)は、卓球において相手の攻撃(ドライブスマッシュなど)を下回転(バックスピン)で相手に返す、卓球の戦型の中でも独特な戦型である。日本ではカットマンとも呼ばれる。ちなみに、この意味でのカットは和製英語であり、英語では "chop"(チョップ)といい、カットマンを "chopper" (チョッパー)という。カット主戦型は世界的に活躍する選手の中では少数派である。

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概要編集

卓球台から離れた位置で、相手の強打に対して強い下回転をかけたボールで対応しながら、好機には一気に前に出て反撃するなど、きわめてダイナミックな戦型である[1]。動作範囲の広いフットワークとねばり強いカットの技術、また、攻めに転じたときのパワーとスピードが要求される[1]。基本的には相手のボールに対し、下回転を中心とする変化を付けて返球し相手のミスを狙う守備中心の戦型で、チャンスボールをスマッシュやドライブで狙う。それゆえ十分な持久力と粘り強さ、卓球のほぼ全ての打法の習得が必要とされる。

基本的に弾みの抑えられたラケットを主に用い、フォア面に裏ソフトラバー(回転がかかるラバー)、バック面にツブ高ラバーを貼るのが主流である。かつてはフォア面の裏ソフトラバーとして、弾みを抑えた守備用ラバーや粘着系のラバーが主流であったが、現在では攻撃用ラバーを使う選手が主流である。中には粘着力が強い中国製のラバーを使用する選手もいる。

現代卓球では、守備力だけではなく、得点する機会をより増やすため、チャンスボールを確実に決められる攻撃力も備えたスタイルをまとめて、カット主戦オールラウンド型と呼ぶこともある。

卓球は前陣・中陣・後陣と分けることができるが、カット主戦は主に後陣である。

カット主戦型の主な選手編集

脚注編集

参考文献編集

  • 前原正浩『みるみる上達スポーツ練習メニュー5 卓球』ポプラ社、2015年4月。ISBN 978-4591143629

関連項目編集