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カッピング療法を施す

カッピング療法(カッピングりょうほう)は吸い玉療法吸角法などとも呼ばれ、東洋でも西洋でも行なわれてきた伝統的な身体治療方法で、ガラス容器(吸い瓢、吸いふくべ、吸角)にアルコール類を入れて燃やして皮膚にあてると吸いつき、その身体部分がうっ血状態になり、それが治療に役立つと信じられているもの。

目次

東洋編集

日本でも中国の伝統中国医学の一技法である「抜罐」(バーグァン)の影響でいまでも広く行なわれている。

西洋編集

ロシアでは「真空バキューム・セラピー」とも呼ばれ、伝統的な治療法として一般家庭でも行われており、その歴史はルーシ時代に遡る[1]イヴァン3世の王子が通風の治療後に死亡した際に、その原因としてカッピング療法が疑われたことから一時期下火となるが、17世紀ごろには医師による物理療法の一つとして一般的となった。

フランスにはスライドカッピングと呼ばれる施術がありセルライトの緩和などに利用されている[2]

2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、マイケル・フェルプスはじめ複数の選手が施術を受けていると報道された[3]

出典編集

  1. ^ マリーナ・コレヴァ、タチヤナ・イヴァシコヴァ、他 『メイド・イン・ソビエト:20世紀ロシアの生活図鑑』 神長英輔、大野斉子訳 水声社 2018年 第1刷 ISBN 9784801003224 pp.52-53.
  2. ^ 『Harper's BAZAAR 2017年1・2月合併号』ハースト婦人画報社、249頁
  3. ^ リオ五輪で流行の「吸玉療法」 丸いあざに潜む危険性”. Forbes JAPAN. 2016年8月10日閲覧。

関連項目編集

  • 伝統中国医学
  • メディチ家 - 血を抜くのに使用したカッピング療法に使用するカップが家紋の由来という説がある。イタリア語で medici は医者を意味する。

外部リンク編集