カツアール日本競走馬である。1970年代から1980年代にかけて南関東公営競馬中央競馬で活躍した。

カツアール
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1976年3月24日
死没 不明
ステューペンダス
カチナロン
母の父 ワラビー
生国 日本の旗 日本
北海道室蘭市
生産者 ユートピア牧場
馬主 栗林英雄
調教師 秋谷元次(大井
柳田次男栗東
競走成績
生涯成績 45戦11勝
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概要 編集

馬齢は旧表記を用いる。

3歳となった1978年大井競馬場でデビュー。同年は3戦2勝。4歳時は黒潮盃を優勝し南関東三冠競走羽田盃東京ダービーでは1番人気に推されたがそれぞれ4着、3着に終わった。ともにイーグルシャトー半兄ソウルシヤトーが優勝している。8月には戸塚記念重賞2勝目を挙げたが、東京王冠賞7着、東京大賞典6着に敗れた。同年は12戦3勝。

古馬となった1980年の5歳時は充実し、ダイオライト記念帝王賞大井記念中央競馬招待競走、特別戦と5連勝を記録したが、年末の東京大賞典は4着に敗れている。同年は9戦5勝。

1981年中央競馬に移籍し、3戦目の天皇賞(春)ではカツラノハイセイコの2着となると、次走の宝塚記念ではカツラノハイセイコを逆転し優勝した。地方競馬出身による宝塚記念優勝はヒカルタカイハイセイコーに続く3頭目であった。しかしその後は振るわず、同年は2戦して未勝利、1982年は9戦未勝利、1983年は6戦未勝利で引退した。地方競馬24戦10勝、中央競馬21戦1勝。

引退後は登別ユートピア牧場種牡馬となり、のちに新冠牧場に移ったが目立った産駒を残せず1991年に引退している[1]

血統表 編集

カツアール血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ボールドルーラー系
[§ 2]

*ステューペンダス
Stupendous
1963 青毛
父の父
Bold Ruler
1954 鹿毛
Nasrullah Nearco
Mumtaz Begum
Miss Disco Discovery
Outdone
父の母
Magneto
1953 黒鹿毛
Ambiorix Tourbillon
Lavendula
Dynamo Menow
Bransome

カチナロン
1965 黒鹿毛
*ワラビー
Wallaby
1955 黒鹿毛
Fast Fox Fastnet
Foxcraft
Wagging Tail Tourbillon
Foxtail
母の母
ケンタツキーの七
1959 黒鹿毛
クリノハナ *プリメロ
オホヒカリ
ケンタツキー *ダイオライト
英月
母系(F-No.) セレタ系(FN:1-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Tourbillon 4×4、Pharos 5・5×5、Foxhunter 5・5(母系内) [§ 4]
出典
  1. ^ [2]
  2. ^ [3]
  3. ^ [4][2]
  4. ^ [2]
兄弟
半兄カツボーイ(父ダッパー)は、朱鷺大賞典、三条記念、新潟グランプリの勝ち馬で種牡馬となった。
近親
祖母ケンタツキーの七の全兄にクリペロ(天皇賞(春)ほか)、全姉にクリヒデ(天皇賞(秋)ほか)、全弟にクリベイ(クモハタ記念函館記念)がいる。

脚注 編集

  1. ^ ハロン1993年11月号、地方競馬全国協会、pp16-17
  2. ^ a b c 血統情報:5代血統表|カツアール”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2015年8月7日閲覧。
  3. ^ 小林皓正(編)『サラブレッド血統マップ'93』コスモヒルズ、1993年、46頁。 
  4. ^ 『優駿』1981年8月号、日本中央競馬会、80頁

外部リンク 編集