カパイシャン

ハイチの都市

カパイシャンKap Ayisyen, Okap, オカプとも)はハイチ都市。2003年の人口は11万人。北県の県庁所在地である。

カプ・アイシャン、オカプ
Kap Ayisyen, Okap
View of Cap-Haitien.jpg
位置
カパイシャンの位置(ハイチ内)
カパイシャン
カパイシャン
カパイシャン (ハイチ)
座標 : 北緯19度45分 西経72度12分 / 北緯19.750度 西経72.200度 / 19.750; -72.200
市長 ミシェル・サンクロワ
人口
人口 2004年現在)
  コミーン域 111,094人
その他
等時帯 東部標準時 (UTC-5)
夏時間 東部夏時間 (UTC-4)

フランス植民地時代のサン=ドマングレイスウェイク条約を受けて王命で1711年カプ=フランセとして建設された。1803年のカプ=フランセ郊外のヴェルティエールの戦いデサリーヌら反乱軍が勝利し、ハイチ独立に伴い改名された。

1806年アンリ・クリストフハイチ国の首都ミロはカパイシャンの12マイル東南に置かれた。ミロにはサン=スーシ城が残されている。シタデル・ラフェリエールはそこから5マイル南の山の上、カパイシャンから17マイル南にある。晴れた日には市内からそれらを眺望できる。1811年クリストフが王位を宣言してアンリ1世となると首都がカプに移され、カプ=アンリに改名された ( - 1820年)。

カリブ海に面し、ペチョンヴィルの上流階級の別荘地ともなっている。アメリカ海兵隊による占領 (1915年 - 1934年) の名残で南北の通りはアルファベット、東西の通りは数字で呼ばれる。

東南端に小さなカパイシャン空港があり主に国内線を運航し、国連軍チリ部隊が警備にあたっている。国際線はフォートローダーデールとの間で週に5便をリンクス国際航空が運航している。市内には国連ハイチ安定化派遣団 (MINUSTAH) の隊員数百人が駐留する。

フェンスで囲まれたラバディはカパイシャンの北西6マイルにあり、ロイヤルカリビアンクルーズ船停泊地となっている。

脚注編集

関連項目編集

座標: 北緯19度45分 西経72度12分 / 北緯19.750度 西経72.200度 / 19.750; -72.200