カフナ英語: Kahuna)は、ハワイ先住民の伝統的社会で、様々な分野の専門家を意味する言葉で、場合によって神官医者職人などを意味した。

概要 編集

カフナはハワイ先住民の伝統的社会で、神々と人間を取り持つ人たちとして、支配者階級のアリイの次に位する地位にいて、マカイアナナ英語版、一般大衆)を助けた。様々な分野の専門家を意味する言葉で、場合によって神官、医者、職人、呪術者などを意味した[1][2]

神官
神官の中でもカフナ・ヌイ(Kahuna nui)は最高の地位で、王の顧問として絶大な権力があった。カフナ・プレ(普通の神官)、カフナ・カウラ(預言者)などもいた。
医者
病気を治す医者として、またマッサージも行なう広い癒し手として活躍した。カフナ・ラパアウ(Kahuna lapaau)は薬草の知識も持ち、医者として働いた。ロミロミに携わるカフナ・ロミロミ(Kahuna lomi lomi)もいた。
専門家
工芸品作り、カヌー作り、料理聖域作り、建築サーファー専門家などもいた。
呪術者
呪術を行なう者。

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ ハワイの神話と伝説/カフナの役割
  2. ^ ハワイの選ばれし特別な者「カフナ」