カブトムシ属 (カブトムシぞく、学名Trypoxylus) は、昆虫綱甲虫目コガネムシ科カブトムシ亜科カブトムシ族 (Dynastini) に分類されるの1つ。日本本州以南)や朝鮮半島からインドシナ半島にかけての東アジアに分布するカブトムシ T. dichotomus 1のみが属する。

カブトムシ属
カブトムシ Trypoxylus dichotomus
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目 (鞘翅目) Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
: コガネムシ科 Scarabaeidae
亜科 : カブトムシ亜科 Dynastinae
: カブトムシ族 Dynastini
: カブトムシ属 Trypoxylus

が2又に分かれるのが特徴。また、平べったく、平面的でもある。胸角も2又に分かれるが、これはかつてカブトムシが分類されていたサビカブト属 Allomyrinaヒメカブト属 Xylotrupes にも共通する。

種類 編集

カブトムシ Trypoxylus dichotomus
日本のほかには朝鮮半島中国台湾インドシナ半島など、東アジアを中心に広範囲に生息し、全部で6亜種に分かれる。頭角の2又がさらに2又に分枝している。成虫の全長(オスの頭角の長さを含む)は最長で80 mm以上に達する比較的大型な種類である。