カルコンイソメラーゼ(Chalcone isomerase、EC 5.5.1.6)は、次の化学反応触媒する酵素である。

カルコンイソメラーゼ
識別子
EC番号 5.5.1.6
CAS登録番号 9073-57-8
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum
遺伝子オントロジー AmiGO / QuickGO
検索
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カルコンイソメラーゼ
4'-ヒドロキシフラバノンと錯体を形成するカルコンイソメラーゼ
識別子
略号 カルコン
Pfam PF02431
InterPro IPR003466
SCOP 1eyp
SUPERFAMILY 1eyp
利用可能な蛋白質構造:
Pfam structures
PDB RCSB PDB; PDBe; PDBj
PDBsum structure summary
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カルコンフラバノン

従って、この酵素の基質はカルコンのみであり、生成物はフラバノンのみである。

この酵素はイソメラーゼ、特に分子間リアーゼに分類される。系統名は、フラバノンリアーゼであり、カルコン-フラバノンイソメラーゼとも呼ばれる。フラボノイド生合成に関与する。

ペチュニア(Petunia hybrida)のゲノムは、非常によく似た2つの酵素ChiA及びChiBをコードする遺伝子を含むが、ChiAのみが機能を有するカルコンイソメラーゼをコードしていると考えられている。

構造 編集

2007年末時点で、この分類の7つの三次構造が解かれており、蛋白質構造データバンクには、1EYP1EYQ1FM71FM81JEP1JX01JX1の7つが収録されている。

カルコンイソメラーゼの核は、β(3)-α(2)-β-α(2)-β(3)で構成される2層の二次構造を持つ[1]

出典 編集

  1. ^ Jez JM, Bowman ME, Dixon RA, Noel JP (September 2000). “Structure and mechanism of the evolutionarily unique plant enzyme chalcone isomerase”. Nat. Struct. Biol. 7 (9): 786–91. doi:10.1038/79025. PMID 10966651. 

関連文献 編集