カルロ・アクティス

ロマカトリック教会の福者

カルロ・アクティスCarlo Acutis1991年5月3日 - 2006年10月12日)は、イタリア人のカトリック教会福者

福者カルロ・アクティス
0393Diocesan Shrine and Parish of San Isidro Labrador - Pulilan 09.jpg
生誕 (1991-05-03) 1991年5月3日
イギリスの旗 イギリスロンドン
死没 2006年10月12日(2006-10-12)(15歳)
イタリアの旗 イタリアモンツァ
崇敬する教派 カトリック教会
列福日 2020年10月10日
列福決定者 フランシスコ
記念日 10月12日
テンプレートを表示

生涯編集

カルロ・アクティスは、1991年5月3日にアンドレア・アクティスとアントニア・サルザーノ夫妻の子供としてイギリスのロンドンで生まれた。同月18日にはチェルシー悲しみの聖母教会英語版洗礼を授けられ[1]、同年9月、家族と共にイタリアのミラノに移住する[2]。7歳の時に初聖体イタリア語版[3]、12歳の時に堅信を受けた。サンタ・マリア・セグレタ教会イタリア語版の教区にあるサンタ・マルチェッリーナ修道女会イタリア語版の小中学校に通い[4]イエズス会レオ13世研究所イタリア語版の高校に進学した[5]。カルロは裕福な家庭に育ち、他の子どもたちと同様に友情を大切にし、サッカーや趣味を楽しむ少年時代を過ごしていた。ハンサムで人気のある少年で、幼い頃から信仰心を持っていた。聖体秘跡への賛美と聖母への崇敬が深く、毎日ミサに参加し、ロザリオを唱えていた[4]。聖フランシスコ・マルト英語版ジャシンタ・マルト、聖ドミニコ・サヴィオ、聖アロイシウス・ゴンザーガ、聖タルチシオを模範とし[6]、困難な状況にいる友人を擁護、ホームレスを支援するボランティア活動に参加、初聖体や堅信を受ける子供たちにカテキズムを教えていた[7][8]

コンピューターインターネットの専門知識に優れていたので、聖クレメンス1世研究所の協力を得て、世界の聖体の奇跡イタリア語版に関するウェブサイトを作成。すべてをオンラインで調べることができるが、150枚のパネルでの展示会の開催も行われた。展示会はそれを要求する小教区で開催され、すでに5つの大陸すべてで開催され、アメリカ合衆国だけでも約10,000の小教区で開催されている[9][10]。世界の他の地域では、何百もの小教区や、ファティマの聖母の聖地イタリア語版ルルドの聖母の聖地イタリア語版グアダルーペの聖母大聖堂イタリア語版などの有名な聖母の巡礼地などでも開催されている[11][12]

2006年10月初旬に白血病を発症し、病気の苦しみを教皇と教会のために捧げていた。同月12日、モンツァのサン・ジェラルド病院で死去[13]。同月14日、ミラノのサンタ・マリア・セグレタ教会で葬儀が行われ、遺体は埋葬された。2007年1月、カルロの遺言により、アッシジの聖フランチェスコの故郷のアッシジの墓地に遺体が移され[8][14]、2019年1月に発掘された。同年4月にはサンタ・マリア・マッジョーレ教会(アッシジ)イタリア語版に移された[6][15][16]

列福編集

2012年10月、列福調査が宣言され「神の僕」の称号を受ける。2018年7月5日、教皇フランシスコにより「尊者」とされる。2020年2月21日、フランシスコが執り成しによる奇跡を認定し列福を承認され[17]、同年10月10日、教皇代理であるアゴスティーノ・ヴァリーニイタリア語版枢機卿司式により、聖フランチェスコ大聖堂で列福式が執り行われた[6][18][19]

脚注編集

  1. ^ “Carlo Acutis beatified in Assisi”. Diocese of Westminster. (2020年10月8日). https://rcdow.org.uk/news/carlo-acutis-baptised-at-fulham-road-/ 2021年1月19日閲覧。 
  2. ^ “Il discepolo prediletto”. https://www.lavocedelpopolo.it/diocesi/il-discepolo-prediletto 
  3. ^ “Monza. 10 anni fa moriva il 15enne Carlo Acutis. La purezza della fede e la fama di santità”. https://www.avvenire.it/chiesa/pagine/carlo-acutis-la-purezza-della-fede-3 
  4. ^ a b “Carlo, genio dell'informatica e giovanissimo beato”. http://www.famigliacristiana.it/articolo/carlo-genio-dell-informatica-e-giovanissimo-beato-.aspx 
  5. ^ “Carlo Acutis è venerabile”. http://www.leonexiii.it/2018/07/07/carlo-acutis-e-venerabile/ 
  6. ^ a b c “Beato Carlo Acutis”. Santi Beati. http://www.santiebeati.it/dettaglio/93910 2021年1月17日閲覧。 
  7. ^ “Carlo Acutis, parla la mamma: «Tutto il mondo spera nei miracoli di mio figlio»”. http://www.famigliacristiana.it/articolo/carlo-acutis-parla-la-mamma-tutto-il-mondo-spera-nei-miracoli-di-mio-figlio.aspx 
  8. ^ a b 『聖母の騎士』聖母の騎士社、2020年2月。p. 22-23.
  9. ^ “Carlo Acutis, un piccolo salvatore”. http://www.messaggerosantantonio.it/content/carlo-acutis-un-piccolo-salvatore 
  10. ^ “15歳で逝った「コンピューターの天才」、聖人になる可能性も バチカン”. CNN. (2020年10月14日). https://www.cnn.co.jp/world/35160897.html 2021年1月17日閲覧。 
  11. ^ “I Miracoli Eucaristici nel mondo - per allestire la mostra”. http://www.miracolieucaristici.org/it/Liste/allestiremostra.html 
  12. ^ Carlo Acutis: Millennial generation has a Blessed”. Vatican news (2020年10月10日). 2020年10月11日閲覧。
  13. ^ “«Basta con levantar la mirada»”. http://archivo.revistahuellas.org/default.asp?s=2&id=266&id2=168&id_n=5999 
  14. ^ “Lo specialissimo rapporto di Carlo Acutis con san Francesco e la città di Assisi”. https://www.lavoce.it/rapporto-carlo-acutis-assisi/ 
  15. ^ “BEATIFICAZIONE CARLO ACUTIS: PRESIEDERÀ IL CARDINALE AGOSTINO VALLINI”. Diocesiassisi.it. (2020年10月1日). http://www.diocesiassisi.it/beatificazione-carlo-acutis-presiedera-il-cardinale-agostino-vallini/ 2021年1月22日閲覧。 
  16. ^ “Assisi. Chiusa la tomba del beato Acutis, verrà riaperta alla fine della pandemiaVALLINI”. Avvenire.it. (2020年10月20日). https://www.avvenire.it/chiesa/pagine/carlo-acutis-chiusa-la-tomba-del-nuovo-beato-verra-riaperta-alla-fine-della-pandemia-covid 2021年1月22日閲覧。 
  17. ^ “15歳で病死の少年、ミレニアル世代初の聖人認定の可能性”. AFP. (2020年10月12日). https://www.afpbb.com/articles/-/3309391 2021年1月17日閲覧。 
  18. ^ “教皇「神の愛の無償の贈り物を喜びをもって受け取ろう」”. Vatican news. (2020年10月11日). https://www.vaticannews.va/ja/pope/news/2020-10/angelus-vangelo-secondo-matteo-20201011.html 2021年1月17日閲覧。 
  19. ^ 『カトリック新聞』2020年10月25日。第4549号。1面。

外部リンク編集