カルロ・クリヴェッリ

1430?-1495, イタリアのルネサンス初期の画家

カルロ・クリヴェッリCarlo Crivelli, 1430年頃? - 1495年)は、イタリアルネサンス初期の画家

『マグダラのマリア』、アムステルダム国立美術館

人物・略歴編集

ヴェネツィア生まれ[1]。師は不明。15世紀に流行したパドヴァ派の工房の系統の画家と推測される。金箔を施した黄金地のパネルに明澄な色彩で描かれた祭壇画は、ビザンティン美術風の流れを汲む豪奢さにあふれている。この時代、人物ごとに個別のパネルに描く祭壇画(多翼祭壇画)は主流では無くなっていたが、後年までこの伝統的なヴェネツィアパドヴァ・タイプの構成や装飾手法で描き続けた。画業への評価は高く、1490年にナポリ公から騎士の称号を得たとの記述が残る。

19世紀初頭までは殆どの祭壇画は元の場所にあったと考えられているが、ナポレオンの侵攻とイタリア統一の混乱により取り外され、世界中に散逸した。現在では、運よく残された僅かな作品が一部の礼拝堂に存在するのみである。

代表作編集

脚注編集

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出典編集

  1. ^ 上原真依 「カルロ・クリヴェッリ作《受胎告知》 : "LIBERTAS ECCLESIASTICA"祝祭行列との関連から」 『愛媛大学教育学部紀要』 60巻 愛媛大学教育学部、299頁、2013年10月31日。ISSN 13497243http://iyokan.lib.ehime-u.ac.jp/dspace/bitstream/iyokan/4057/1/AA11987685_2013_60_30.pdf