カルヴィナー

チェコのモラヴィア・スレスコ州の都市

カルヴィナーチェコ語: Karviná [ˈkarvɪnaː] ( 音声ファイル), ポーランド語: Karwina [karˈvina] ( 音声ファイル), ドイツ語: Karwin [ˈkarviːn])は、チェコモラヴィア・スレスコ州の都市。オルザ川沿いにある。カルヴィナー郡の行政中心地。歴史的地域テシンスケー・スレスコ(旧チェシン公国)に含まれ、チェコの重要な石炭採掘中心地である。近隣の町村と共にオストラヴァ・カルヴィナー炭田を形成する。

カルヴィナー
カルヴィナーの市旗 カルヴィナーの市章
位置
カルヴィナーの位置の位置図
カルヴィナーの位置
座標 : 北緯49度51分15秒 東経18度32分34秒 / 北緯49.85417度 東経18.54278度 / 49.85417; 18.54278
市長 Jan Wolf
地理
面積  
  域 57.49 km2
標高 221 m
人口
人口 (2006年現在)
  域 63,045人
    人口密度   1,096.6人/km2
公式ウェブサイト : http://www.karvina.org/

人口の8.5%がスロバキア人、8%がポーランド人である[1] 。この人口は歴史的に減少している。一方でロマ人口が増加している。

歴史 編集

19世紀まで、カルヴィナーは重要なフリシュタートの町近郊の、重要性の低いテシンスケー・スレスコの寒村だった。石炭の発見が、カルヴィナーや周辺の村々の急速な発展を招き、鉄道路がすぐ建設された。1920年にテシンスケー・スレスコが分割された後、国の主要鉱業中心地としてチェコスロバキアの一部となった。1923年に市となった。1938年10月、ポーランドに併合されザオルジエとして知られる地方に加えられた。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの一部となった。戦後再びチェコスロバキアに戻った。1948年、カルヴィナーの再編が行われ、フリシュタートとダルコフ、ラーイなど周辺町村が合併し、新しい市カルヴィナーとなった。フリシュタートの紋章がカルヴィナー市の紋章となった。フリシュタートは、この工業都市の歴史的中心地となった。

カルヴィナーは、チェコ国内の少数派ポーランド人の重要な文化・教育中心地となっている。

ゆかりの人々 編集

姉妹都市 編集

脚注 編集

参照 編集

  • Cicha, Irena; Kazimierz Jaworski, Bronisław Ondraszek, Barbara Stalmach and Jan Stalmach (2000). Olza od pramene po ujście. Český Těšín: Region Silesia. ISBN 80-238-6081-X 

外部リンク 編集

座標: 北緯49度51分15秒 東経18度32分34秒 / 北緯49.85417度 東経18.54278度 / 49.85417; 18.54278