カレリア人
ロシア北西部、カレリア共和国に居住するバルト・フィン人の一派
カレリア人(英: Karelians, カレリア語: Karjalazet, フィンランド語: Karjalaiset, ロシア語: Карелы)は、ロシア北西部、カレリア共和国に居住するバルト・フィン人の一派。ウラル語族フィン・ウゴル語派に属すカレリア語を話す。人種はスカンジナビア人種の容貌を持ったコーカソイドであるが、モンゴロイド系のDNAである父系遺伝子ハプログループNが低頻度で検出されている(紀元前の中国東北部にある遼河文明人からも発見される[1])。
概要編集
カレリア人はフィンランドの東部にも居住してきたが、フィンランドの"カレリア人"という人はフィン人の下位グループとして位置付けられている。カレリア共和国のカレリア人は正教を信仰、フィンランドのカレリア人はプロテスタントを信仰し、宗教が異なる。 近年の移住を含めると、人口はロシアに60,815 (2010) [2] 、フィンランドに10,000 (1994) [3] 、ウクライナに1,522 (2001) [4]ベラルーシに524 (1999) [5] 、エストニアに354 (2011) [6]。
脚注編集
- ^ Yinqiu Cui, Hongjie Li, Chao Ning, Ye Zhang, Lu Chen, Xin Zhao, Erika Hagelberg and Hui Zhou (2013)"Y Chromosome analysis of prehistoric human populations in the West Liao River Valley, Northeast China. " BMC 13:216
- ^ Russian census of 2010
- ^ Ethnologue report for language code: krl
- ^ Ethnic composition of Ukraine 2001
- ^ [1]
- ^ Population of Estonia by ethnic nationality, mother tongue and citizenship