カレン・ハチャノフ
カレン・アブガロヴィチ・ハチャノフ(Karen Abgarovich Khachanov, ロシア語: Карен Абгарович Хачанов, アルメニア語: Կարեն Աբգարի Խաչանով, 1996年5月21日 - )は、ロシア・モスクワ出身の男子プロテニス選手。自己最高ランキングはシングルス8位、ダブルス64位。ATPツアーでシングルスで4勝を挙げている。身長198cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。日本の一部メディアでは「カチャノフ」とも表記される。
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![]() 2022年モンテカルロ・マスターズでのカレン・ハチャノフ | ||||||||||
基本情報 | ||||||||||
フルネーム | Karén Abgarovich Khachanov | |||||||||
国籍 |
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出身地 | 同・モスクワ | |||||||||
生年月日 | 1996年5月21日(26歳) | |||||||||
身長 | 198cm | |||||||||
体重 | 87kg | |||||||||
利き手 | 右 | |||||||||
バックハンド | 両手打ち | |||||||||
ツアー経歴 | ||||||||||
デビュー年 | 2013年 | |||||||||
ツアー通算 | 4勝 | |||||||||
シングルス | 4勝 | |||||||||
ダブルス | 0勝 | |||||||||
生涯獲得賞金 | 11,074,245アメリカ合衆国ドル | |||||||||
4大大会最高成績・シングルス | ||||||||||
全豪 | ベスト4(2023) | |||||||||
全仏 | ベスト8(2019) | |||||||||
全英 | ベスト8(2021) | |||||||||
全米 | ベスト4(2022) | |||||||||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||||||||
全豪 | 2回戦(2017) | |||||||||
全仏 | 2回戦(2017) | |||||||||
全米 | 3回戦(2017) | |||||||||
キャリア自己最高ランキング | ||||||||||
シングルス | 8位(2019年7月15日) | |||||||||
ダブルス | 64位(2018年5月21日) | |||||||||
獲得メダル | ||||||||||
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2023年1月24日現在 |
選手経歴編集
ジュニア時代編集
エレバン出身のアルメニア人である父親はセミプロレベルでバレーボールをしており、その後医学を学び、母親はロシア人であり、同じく医学を学んでおり、その両親のもとに生まれた。3歳の時にテニスを始め、幼稚園にあるテニスグループで練習をしていた。
ハチャノフは12歳の時にプロテニス選手になることを決めて、15歳にクロアチアに移り、コーチの指導を受け、本格的にプロを目指すようになる。
2013年 プロ転向編集
2013年にプロ転向。ITFのヨーロッパで開催されたU-18の大会で優勝を果たす。ワイルドカードを獲得してATPツアー・250シリーズであるクレムリン・カップではアルベルト・ラモス=ビニョラス、ヤンコ・ティプサレビッチを破り、ATPツアーでベスト8入り。準々決勝ではイボ・カロビッチに敗れた。10月にデビスカップロシア代表に選抜された。
2014年 フューチャーズ初優勝編集
2014年8月に中華台北で開催されたITF男子サーキットでフューチャーズ初優勝をする。9月でフランスで開催されたフューチャーズ大会でフューチャーズ2勝目を挙げる。
南京ユースオリンピックではダブルスでアンドレイ・ルブレフと組んで銀メダルを獲得する。
- ユースオリンピック決勝進出結果
結果 | 年 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 2014年 | 南京ユース五輪 | ハード | アンドレイ・ルブレフ | オルランド・ルス マルセロ・ツォルマン |
5–7, 6–3, [3–10] |
2015年 チャレンジャー初優勝編集
2015年の3月にフランス、4月にウズベキスタンで開催されたITF男子サーキットで優勝をして、フューチャーズ5勝目を挙げた。9月にトルコで開催されたイスタンブール・チャレンジャーで優勝し、ATPチャレンジャーツアー初優勝を果たした。
2016年 ツアー初優勝編集
全米オープンでは予選を勝ち上がり、グランドスラム初出場を果たす。本戦では1回戦でトマス・ファッビアーノを破り、世界ランク7位の錦織圭との2回戦まで進出した。成都オープンでは第7シードのジョアン・ソウザ、アドリアン・マナリノ、第4シードのフェリシアーノ・ロペス、第6シードのビクトル・トロイツキを破り、決勝に進出。決勝でアルベルト・ラモス=ビニョラスを6–7(4), 7–6(3), 6-3で破り、ツアー初優勝を果たした。
2017年 グランドスラム4回戦進出編集
全豪オープンでは2回戦に進出し、第23シードのジャック・ソックに敗れた。その後は早期敗退が続いて、BNPパリバ・オープンでは2回戦でダビド・ゴファンに敗れた。マイアミ・オープンでは1回戦でディエゴ・シュワルツマンに敗退。
モンテカルロ・マスターズでは2回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタに敗退。バルセロナ・オープンではベスト8入り。準々決勝でオラシオ・セバジョスに敗退。イスタンブール・オープンでは2回戦でビクトル・トロイツキに敗れた。マドリード・オープンでは1回戦でダビド・ゴファンに敗退。リヨン・オープンではベスト8入りするも、ジョー=ウィルフリード・ツォンガに敗れた。全仏オープンでは2回戦でトマーシュ・ベルディハ3回戦でジョン・イズナーに勝利。グランドスラム初めて4回戦に進出。4回戦では世界ランキング1位・第1シードのアンディ・マリーに3-6, 4-6, 4-6で敗れた。
ハレ・オープンではベスト4入り。準決勝ではロジャー・フェデラーに敗れた。ウィンブルドン選手権では第30シードとして出場して、3回戦で第4シードのラファエル・ナダルに敗れた。
スウェーデン・オープンでは準々決勝でアレクサンドル・ドルゴポロフに敗れて、ベスト8。ドイツ国際オープンでもベスト8入り。準々決勝でフェデリコ・デルボニスに敗退。ナショナル・バンク・オープンではパブロ・カレーニョ・ブスタに初戦敗退。ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは3回戦で杉田祐一に敗れた。全米オープンでは第25シードで出場して、盧彦勳に1回戦敗退。成都オープンではデニス・イストミンに初戦敗退。チャイナ・オープンでは2回戦でラファエル・ナダルに敗退。上海マスターズではステファノス・チチパスに、エルステ・バンク・オープンではジョー=ウィルフリード・ツォンガに、パリ・マスターズではパブロ・クエバスにそれぞれ1回戦敗退。
2017年から新設された11月の21歳以下限定のネクストジェネレーション・ATPファイナルにも出場し、ラウンドロビンで敗退して、シーズン終了。年間最終ランキングは45位。
2018年 マスターズ初優勝編集
ASBクラシックでは準々決勝でフアン・マルティン・デル・ポトロに敗れた。全豪オープンでも2回戦でデル・ポトロに敗れた。南フランス・オープンでは準々決勝でダビド・ゴファンに敗退するも、2月下旬のオープン13では決勝でリュカ・プイユを破り、ツアー2勝目を挙げた。しかし続くドバイ・テニス選手権では2回戦でプイユに敗れた。BNPパリバ・オープンでは初戦敗退。マイアミ・オープンでは2回戦でケビン・アンダーソンに敗れたが、ダブルスでは同胞のアンドレイ・ルブレフと組み、ATPマスターズ1000ダブルスで準優勝を果たす。
クレーシーズンに入り、モンテカルロ・マスターズでは3回戦でラファエル・ナダルに敗れた。バルセロナ・オープンでは2回戦でダビド・ゴファンに敗れた。マドリード・オープンではドゥシャン・ラヨビッチに初戦敗退。BNLイタリア国際ではフィリップ・コールシュライバーに初戦敗退となった。全仏オープンでは2年連続で4回戦進出。4回戦ではアレクサンダー・ズベレフにフルセットの末に敗れた。
芝シーズンではハレ・オープンで2回戦で錦織圭を破るも、3回戦でロベルト・バウティスタ・アグートに敗退。ウィンブルドン選手権では1回戦で鉄人ダビド・フェレールや3回戦でフランシス・ティアフォーらを破り、グランドスラム2大会連続で4回戦進出。4回戦ではノバク・ジョコビッチに敗れた。
ロジャーズ・カップではベスト4入り。準決勝でラファエル・ナダルに敗れた。ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは3回戦でマリン・チリッチに敗れた。第27シードで迎えた全米オープンでは3回戦進出するも、第1シードのナダルに敗れた。
サンクトペテルブルク・オープンではスタン・ワウリンカに初戦敗退。チャイナ・オープンではデル・ポトロに2回戦敗退。上海マスターズではステファノス・チチパスに2回戦敗退。しかし、クレムリン・カップでは決勝でアドリアン・マナリノを破り、ツアー3勝目を挙げる。そしてシーズンラストであるマスターズ1000最終戦のパリ・マスターズでは3回戦で第8シードのジョン・イスナー、準々決勝で第4シードのアレクサンダー・ズベレフ、準決勝で第6シードのドミニク・ティームとトップ10選手を撃破し初の決勝進出。決勝で第2シードのノバク・ジョコビッチに7-5, 6-4で勝利し、マスターズ初優勝を果たした[1]。
2019年 全仏ベスト8 トップ10入り編集
カタール・エクソンモービル・オープンでは1回戦でスタン・ワウリンカに敗れた。 全豪オープンは第10シードで出場。3回戦でロベルト・バウティスタ・アグートに敗れた。BNPパリバ・オープンでジョン・イスナーを下して、ベスト8に入った。準々決勝ではラファエル・ナダルに敗れた。マイアミ・オープンでは1回戦でジョーダン・トンプソンに敗退。
モンテカルロ・マスターズではロレンツォ・ソネゴ、バルセロナ・オープンではギド・ペラ、BMWオープンではフィリップ・コールシュライバーにそれぞれ1回戦敗退。マドリード・オープンでは2回戦でフェルナンド・ベルダスコに敗れて、続くBNLイタリア国際でも3回戦でベルダスコに敗れたが、迎えた全仏オープンでは4回戦でフアン・マルティン・デル・ポトロに7-5, 6-3, 3-6, 6-3で勝利して、グランドスラム初のベスト8入り。準々決勝でドミニク・ティエムに2-6, 4-6, 2-6で敗れたが、大会終了後の世界ランキングで9位になりトップ10入りを果たした。
メルセデス・カップの2回戦とハレ・オープンの準々決勝ではマッテオ・ベレッティーニに敗退。ウィンブルドン選手権では第10シードで出場して、3回戦でロベルト・バウティスタ・アグートにストレートで敗退。
シティ・オープンではジョー=ウィルフリード・ツォンガに初戦敗退。ナショナル・バンク・オープンではフェリックス・オジェ=アリアシム、アレクサンダー・ズベレフらを下して、2年連続ベスト4入り。準決勝でダニール・メドベージェフに敗れた。ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは2回戦でニック・キリオスを破るが、リュカ・プイユに3回戦で敗れた。全米オープンでは1回戦でバセク・ポシュピシルに6-4, 5-7, 5-7, 6-4, 3-6のフルセットの末に敗れた。
チャイナ・オープンでは準決勝でドミニク・ティエムに敗退。同大会のダブルスでもアンドレイ・ルブレフと組み、ベスト4入り。上海マスターズでは3回戦でファビオ・フォニーニに敗退。クレムリン・カップとエルステ・バンク・オープンではベスト8入り。パリ・マスターズではヤン=レナード・ストルフに初戦敗退。年間最終ランキングは17位。
2020年 ATP杯ベスト4編集
ATPカップではダニール・メドベージェフらと共にロシア代表として出場。ロシア代表として活躍し、準決勝進出を果たしたが、セルビア代表に破れた。
その後開催された全豪オープンでは3回戦まで進出し、ニック・キリオスとの4時間26分の大熱戦の末、2-6, 6-7(5), 7-6(6), 7-6(7), 6-4(10-8)のスーパータイブレークで惜敗し、4回戦進出とはならなかった。
ABNアムロ世界テニス・トーナメントでは1回戦でファビオ・フォニーニを破ったが、2回戦ではダニエル・エバンスに敗れた。オープン13ではアルヤズ・ベデネに初戦敗退。ドバイ・テニス選手権ではベスト8入りしたが、準々決勝でノバク・ジョコビッチに敗れた。その後は新型コロナウィルスの世界的蔓延により、ツアーが中断。
ツアー再開後のウエスタン・アンド・サザン・オープンでは3回戦でロベルト・バウティスタ・アグートに敗退。全米オープンでは第11シードで出場。1回戦でヤニック・シナーを破り、2回戦のアンドレイ・クズネツォフ戦も突破したが、3回戦で第21シードのアレックス・デミノーに敗退。
BNLイタリア国際ではキャスパー・ルードに初戦敗退。ドイツ国際オープンでは2回戦でドゥシャン・ラヨビッチに敗退。第15シードで出場し、全仏オープンでは2年連続4回戦進出するも、第1シードのノバク・ジョコビッチに敗れた。
サンクトペテルブルク・オープンではベスト8入り。準々決勝ではミロシュ・ラオニッチに敗れた。ヨーロピアン・オープンでもベスト8入りするもダニエル・エバンスに敗れた。エルステ・バンク・オープンではグリゴール・ディミトロフに初戦敗退。パリ・マスターズではアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナに初戦敗退して、シーズン終了。年間最終ランキングは20位。
2021年 東京五輪銀メダル ウィンブルドンベスト8 デビス杯初優勝編集
アデレード国際1ではベスト4入り。準決勝ではヤニック・シナーに敗れた。第19シードとして出場した2021年全豪オープンを3年連続3回戦に進出したが、第9シードのマッテオ・ベレッティーニに6-7(1), 6-7(5), 6-7(5)のストレートで惜敗。ABNアムロ世界テニス・トーナメントで準々決勝でステファノス・チチパスに敗れてベスト8入り。オープン13でもベスト8入り。ドバイ・テニス選手権では2回戦でジェレミー・シャルディーに敗退。マイアミ・オープンでは3回戦でヤニック・シナーに敗れた。
モンテカルロ・マスターズでは2回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタに敗退。バルセロナ・オープンではキャメロン・ノリーに初戦敗退。マドリード・オープンでは錦織圭に、BNLイタリア国際ではフェデリコ・デルボニスにそれぞれ1回戦敗退。リヨン・オープンではベスト4入りするも準決勝でキャメロン・ノリーに敗退。2021年全仏オープンでは2回戦では第23シードとして出場するも錦織圭に6-4, 2-6, 6-2, 4-6, 4-6のフルセットで破れた。
芝シーズに入り、ハレ・オープンとマヨルカ・オープンでは早期敗退するも、第25シードで迎えたウィンブルドン選手権では2度目の4回戦進出を果たした。同胞のダニール・メドベージェフとアンドレイ・ルブレフとハチャノフ自身を含めて、ロシア人選手3人のウィンブルドン4回戦進出は初めてのことであった。4回戦ではセバスチャン・コルダを3-6, 6-4, 6-4, 5-7, 10-8のフルセットで破り、初のウィンブルドン選手権ベスト8入りを果たした。準々決勝ではお互い初の準決勝をかけてデニス・シャポバロフと対決し、4-6, 6-3, 7-5, 1-6, 4-6のフルセットの末に破れた。
ロシア代表として、その好調さのまま迎えた東京五輪ではベスト4入り。準決勝ではパブロ・カレーニョ・ブスタをストレートで破り、決勝ではアレクサンダー・ズベレフに敗退したが、オリンピック初出場で銀メダルを獲得する活躍を見せた。
ナショナル・バンク・オープンでは4回戦でステファノス・チチパスに敗れた。ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは2回戦でフェリックス・オジェ=アリアシムに敗退。全米オープンでは第25シードで出場するも、1回戦でロイド・ハリスに4-6, 6-1, 6-4, 3-6, 2-6のフルセットで敗退した。
モゼール・オープンでは2回戦でペーター・ゴヨフチクに敗れた。BNPパリバ・オープンでは4回戦でニコロズ・バシラシビリに敗退した。クレムリン・カップではベスト4入りするも準決勝で同胞のアスラン・カラツェフに敗退。サンクトペテルブルク・オープンでは2回戦でマリン・チリッチに敗退。パリ・マスターズでは2回戦でグリゴール・ディミトロフに敗れてた。
デビスカップ2020はロシアテニス連盟として出場。決勝でクロアチアを下して、優勝に貢献。年間最終ランキングは28位。
2022年 全米ベスト4編集
アデレード国際1では決勝でガエル・モンフィスに4-6, 4-6で敗れ、準優勝。全豪オープンでは第28シードとして出場し、3回戦で第6シードのラファエル・ナダルに3-6, 2-6, 6-3, 1-6で敗退。カタール・エクソンモービル・オープンではベスト4入り。準決勝でロベルト・バウティスタ・アグートに6-2, 3-6, 5-7で敗れた。BNPパリバ・オープン、マイアミ・オープンでは初戦敗退。
モンテカルロ・マスターズではディエゴ・シュワルツマンに初戦敗退。セルビア・オープンではベスト4入り。準決勝でノバク・ジョコビッチに6-4, 1-6, 2-6で敗れた。マドリード・オープンではリュカ・プイユに初戦敗退。ローマ・マスターズでは3回戦でステファノス・チチパスに敗れた。全仏オープンでは第21シードとして出場。3回戦では第10シードのキャメロン・ノーリーに6-2, 7-5, 5-7, 6-4で勝利。4回戦では第6シードのカルロス・アルカラスに1-6, 4-6, 4-6のストレートで敗れた。
昨年ベスト8入りしたウィンブルドンにはウクライナ侵攻の影響でAELTCがロシア人・ベラルーシ人選手の参加を拒否したため、ウィンブルドン選手権には出場できなかった。
全米オープンでは第27シードとして出場。4回戦では第12シードのパブロ・カレーニョ・ブスタに4-6, 6-3, 6-1, 4-6, 6-3のフルセットで勝利し、ベスト8入り。準々決勝では第23シードのニック・キリオスを7-5, 4-6, 7-5, 6-7(3), 6-4のフルセットの熱戦で勝利し、グランドスラム初のベスト4入りを果たし。準決勝では第5シードのキャスパー・ルードに6-7(5), 2-6, 7-5, 2-6で敗れた。年間最終ランキングは20位。
2023年 全豪ベスト4編集
全豪オープンには第18シードとして出場。3回戦では第18シードのフランシス・ティアフォーを6-3, 6-4, 3-3, 7-6(9)で破り、4回戦では第31シードの西岡良仁を6-0, 6-0, 7-6(4)のダブルベーグルでストレートで圧倒し、大会初のベスト8入りをし、四大大会すべてでベスト8進出を果たした。準々決勝での第29シードのセバスチャン・コーダ戦では7-6(5), 6-3, 3-0の時点で相手の途中棄権により、ベスト4入り。
主要大会決勝編集
マスターズ1000決勝編集
シングルス:1 (1タイトル)編集
結果 | 年 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 2018年 | パリ | ハード (室内) | ノバク・ジョコビッチ | 7–5, 6–4 |
ATPツアー決勝進出結果編集
シングルス: 4回 (4勝0敗)編集
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2016年10月2日 | 成都 | ハード | アルベルト・ラモス=ビノラス | 6-7(4-7), 7-6(7-3), 6-3 |
優勝 | 2. | 2018年2月25日 | マルセイユ | ハード (室内) | リュカ・プイユ | 7-5, 3-6, 7-5 |
優勝 | 3. | 2018年10月21日 | モスクワ | ハード (室内) | アドリアン・マナリノ | 6-2, 6-2 |
優勝 | 4. | 2018年11月4日 | パリ | ハード (室内) | ノバク・ジョコビッチ | 7-5, 6-4 |
ダブルス: 1回 (0勝1敗)編集
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2018年3月31日 | マイアミ | ハード | アンドレイ・ルブレフ | ボブ・ブライアン マイク・ブライアン |
6-4, 6-7(5-7), [4-10] |
シングルス成績編集
4大大会シングルス編集
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | A | A | LQ | 2R | 2R | 3R | 3R | 3R | 3R | 10-6 |
全仏オープン | A | A | A | LQ | 4R | 4R | QF | 4R | 2R | 4R | 17-6 |
ウィンブルドン | A | A | LQ | LQ | 3R | 4R | 3R | NH | QF | A | 11–4 |
全米オープン | A | A | LQ | 2R | 1R | 3R | 1R | 3R | 1R | SF | 10-7 |
大会最高成績編集
大会 | 成績 | 年 |
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ATPファイナルズ | Alt | 2018 |
Next Genファイナル | RR | 2017 |
インディアンウェルズ | QF | 2019 |
マイアミ | 3R | 2018, 2021 |
モンテカルロ | 3R | 2018 |
マドリード | 2R | 2019 |
ローマ | 3R | 2019, 2022 |
カナダ | SF | 2018, 2019 |
シンシナティ | 3R | 2017-2020 |
上海 | 3R | 2019 |
パリ | W | 2018 |
オリンピック | S | 2021 |
デビスカップ | W | 2021 |
ATPカップ | SF | 2020 |
脚注編集
- ^ “ハチャノフが初のマスターズ・タイトル獲得、ジョコビッチは敗れるも世界1位へ [ロレックス・パリ・マスターズ]”. tennismagazine.jp. 2019年6月10日閲覧。