カードファイト!! ヴァンガード (アニメ)

アニメシリーズ

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カードファイト!! ヴァンガード』は、ブシロード同名のトレーディングカードゲームを原作としたテレビアニメ作品シリーズ。

カードファイト!! ヴァンガード
ジャンル カードゲーム学園ファンタジー
漫画
作者 伊藤彰
出版社 日本の旗 角川書店KADOKAWA
掲載誌 ケロケロエース
月刊コンプエースでも再録掲載)
月刊ブシロード
発表号 ケロケロエース
2011年1月号 - 2013年9月号
(コンプエース)
(2011年2月号 - 2013年9月号)
月刊ブシロード
2013年10月号 - 2017年5月号
発表期間 ケロケロエース
2010年11月26日 - 2013年7月26日
(コンプエース)
(2010年12月24日 - 2013年7月26日)
月刊ブシロード
2013年9月6日 - 2017年4月8日
巻数 全12巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

概要

2011年1月8日から『カードファイト!! ヴァンガード』の放送開始以降、主人公及び設定の一新や度々の放送休止期間を挟みつつ、テレビ東京系列(TXN)[注 1]などで放送されている。

シリーズ上では、大きく分けて「先導アイチ」と「櫂トシキ[注 2]」を主人公とする2011年版の無印シリーズと「新導クロノ」を主人公とするGシリーズ、漫画版のストーリーをベースとする2018年版の無印シリーズ(主人公は作品によって異なる)、「近導ユウユ」を主人公とするoverDressシリーズの4シリーズが存在する。詳細は下記の通り。

その他にも、2014年9月に全国ロードショー公開された長編劇場アニメーション作品『劇場版 カードファイト!! ヴァンガード ネオンメサイア』(実写映画と同時上映)、2019年放送のスピンオフアニメ『バミューダトライアングル 〜カラフル・パストラーレ〜』が存在する。

また、本項では伊藤彰によるコミカライズ作品についても解説する。基本的にカードと同一の設定を用いているため、世界観やストーリーおよび主要登場人物については後節を参照。

登場人物

世界観

本作の世界は、いわゆる一つの近未来。世界中で数々のカードゲームを遊戯のみならず学校の授業などに役立てているほどに当たり前の存在となっている。そして数あるカードゲーム中、「ヴァンガード」が一番流行っている。

「ヴァンガード」のゲーム世界設定は、亜地球的惑星「クレイ」を舞台としている。プレイヤーはクレイに降り立った霊体という設定。クレイではファンタスティックな魔法科学技術が両方とも発展しており、現実世界とは全く異なる文明が構築されている。また、悪魔ドラゴンに妖精といった存在も、ごく当たり前に生息している。それを想像することを劇中では「イメージ」と呼んでおり、特に櫂は口癖のように用いる。

全シリーズ通して登場するカードはTCG版のものがそのまま使用されている。この内、『カードファイト!! ヴァンガード(2011年版)』と『カードファイト!! ヴァンガードG』については世界観を共有している。

用語

漫画・アニメで同様の単語が出てきても設定が多少異なっているものがある。

カードキャピタル
アイチたちがよく出入りしているカードショップ。他のカードゲームも取り扱っているが、特に人気なのがヴァンガードである。
元々はミサキの両親の店だが、2人が亡くなってしまったため、それ以来シン(新右衛門)が店を守っている。
アニメ178話以降には、ミサキやシンの代わりにレン、テツ、アサカがシンと一緒に店番をしている[注 3]
続編に当たる『G』では2号店が登場しており、シンがこちらに回っているため三和が実質的な1号店店長になっている。
2018年版の「新右衛門編」では日比野エスカに買い取られそうになるが、新右衛門との奮闘の末、最終的には新右衛門によって買収を阻止された。
宮地学園(みやじがくえん)
作中に存在する学校法人。初等部・中等部・高等部に分かれており、第1期開始時点では初等部にエミ、高等部にミサキが在籍している。過去にアイチも初等部に在籍していたが、イジメに遭ったことで転校している[注 4]。第3期では高等部にアイチが進学しており、カードファイト部を立ち上げるなど、主な舞台となっている。『G』第4期ではタイヨウが中等部に入学している。
PSY(サイ)
アニメ第6話に登場した、都会の駅にあるカードショップ。入口には伝説のカードの立体映像と電池式のプレイマットが置かれている。
限られた人物しか入れないような描写がされており、森川は再び訪れても見つけられなかったが、アイチが探した時は見つけることができた。
PSYクオリアの能力者の捜索と、その能力の利用を任務としている。
アニメ69話においてアジアサーキットの開始に伴い店を長期休業することが明かされた。
ショップのバックボーンとも言えるタクトが去った後も存在し続け、169話においてアイチの記憶とコーリンの消滅の関連を疑った櫂が訪れガイヤールと遭遇した。
続編に当たる『G』以降は登場していない。
チャンピオンシップ
日本最大のヴァンガードの大会。3人1チームで出場するが補欠は認められている模様。地区大会でチームを選出して全国大会で戦わせる方式を採る。さらにブロックの中で優秀な戦績を収めた2チームが決勝戦へ進める。
大会進行は基本的にトーナメント方式で、各試合は2点先取で勝利とする総当たり戦だが、全国大会予選のみリーグ戦であるため、試合での勝ち数が同率の場合は詳細な成績から順位を決定する。
「Q4」が参加した春の関東第三地区大会にはビジュアル的にインパクトのあるチームが多く参加していた。
CARD SHOP 男前(カードショップ おとこまえ)/カードショップ ヴォヤージュ[注 5][1]
アニメ第14話に登場したカードショップ。店そのものが海賊船をモチーフとしており、店内の人間は皆海賊のような服装をしている。また、チームリーダーのゴウキは「船長」と呼ばれる。
カムイはここのチームに何度か勧誘されていたが、全て断っていた。「もっと強い相手と戦いたいから」と誤魔化していたが、本当はゴウキの妹のナギサが苦手だったため。
フーファイター
雀ヶ森レンを総帥とするチーム。彼を含む最強の4人はAL4アペックス・リミテッド・フォー)と呼ばれている。
漫画版
VFグローブを使ったファイトを奨励し、各地のショップを荒らし回るカードギャング。
アニメ版
総隊員数500名を擁するカードファイター部隊。特定の1チームのみを指す名称ではなく、ブリリアントスターズなど複数のセクトが存在する。隊員にはIDカードが支給され、施設への出入りに必要になる。敗北した隊員は本部で再訓練を受けることになっているが、キョウのように再訓練を経ずに不名誉除隊に至るケース、更にはその後のファイター人生に支障をきたすことも珍しくない模様。本部は研究所のような施設も兼ねており、科学者と思しき人物も所属している他、ファイターは様々なハイテク機器を装着して訓練を行っている。
第2期においては基幹部隊であるAL4は一度解体されているが、フーファイターそのものが解体されていたかについては不明。ただし、第2期の日本サーキットのCMにブリリアントスターズが出ていたことからいくつかのチームは残っている様子。
第3期では傘下の学校法人が福原高校を経営しているという設定が追加され、フーファイター施設をヴァンガード部のために開放しておりテツも卒業後はここでコーチを行っている。
元はテツとレン、櫂の3名によるヴァンガード同好会だったが、レンがPSYクオリアに目覚め、現在のフーファイターの結成を宣言したことにより櫂が離反。同好会としてのフーファイターは瓦解した。
福原高校(ふくはらこうこう)
フーファイター傘下の学校法人が、全国から集まったファイターの受け皿のために経営している私立高校。フーファイター本部の隣に校舎がある。AL4のメンバーはここの生徒(テツは第3期時点で卒業、キョウは『G』第2期にて判明)。『G』第4期ではシオンが入学したが、レンのユナサン支部支部長の就任で高校生ファイターの大半がそちらへ行きヴァンガード部は衰退し廃部寸前だった。シオンとアンリの熱意を受けU20優勝を条件に廃部は保留となり[注 6]、最終的に頑張りが認められて『G』第5期で廃部は取り消しになり部室も元に戻った。なお、2018年版では小学校が存在しており、キョウもここに通っていたことが判明している。
モーションフィギュアシステム
ヴァンガードファイトのイメージを体感映像化するために利用する視覚装置。
アニメでは公式大会で用いられる大型のものから、PSYに置いてあった電池式プレイマットと連動したものやジュンが所有するVFグローブがケーブルで接続されたプロトタイプがある。ジュンのものは間近でファイトが投影されるため相当の恐怖を味わう上に、熱などの質感も伝わってくる描写がある。
また、第2期でチームアヴェンジャーズが所持していたり第3期では後江高校の体育館にも設置されていたことからある程度の一般化はされているようである。
『G』以降はギアースの普及で使用されなくなり、ギアース廃止後も使用されていない。
VFグローブ
漫画版および2018年版
読み方は「ヴァンガードファイターズグローブ」。フーファイターが好んで使う、CFステージ(カードファイトステージ)と併用することでヴァンガードが受けたダメージに応じてファイターに電流が流されるようになるデバイス。
6ダメージ受けると場合によっては失神してしまうほど強力。なお、電流はCFステージ側から調節できるようである。
アニメ版
読み方は「ヴァンガードファイトグローブ」。モーションフィギュアシステムを使用するために必要なデバイス。
PSYクオリア(サイクオリア)
カードの声を聞き、デッキの流れを読む能力。これについて櫂は「本当の強さではない」と否定的だが、漫画版ではアイチに使用を促すなど特別否定していない。
漫画版
過去にレンが習得し、現在はその能力が完成に至ったことが語られているほか、アイチもキョウとのファイトでこの能力の片鱗を見せ、やがて覚醒させた。
PSYクオリアを使用した本気のアイチとのファイトでは土壇場で櫂もこの能力に覚醒している。
高校編では、ファイトして敗北した相手にPSYクオリアの能力を授ける「PSYクオリアゾンビ」の概念が登場。この状態になると、好戦的になりゾンビ状態の対戦相手に敗北した場合も同様の状態に変化する。PSYクオリアゾンビはその感染源の相手が敗北すると、その感染源の人物からPSYクオリアゾンビになった全ての人物が解放される。
アニメ版
レンとアイチが持つ特殊能力。能力者に圧倒的な力を与える反面、人格の変化をもたらすなど危険なものとして描かれている。当初のアイチには幻覚程度のものだったが、徐々に能力が開花し、完全に発動させた。アイチとレンが同調している描写もあるが、PSYクオリアの特性なのかは不明。
この能力の真の役割は、謎の侵略者からの脅威から惑星クレイにおける対侵略者戦争の主導権争いに終止符をもたらし、クレイを導く「先導者」を決定するもの。異世界において「ロイヤルパラディン」と「シャドウパラディン」の両クランの対決によって、現実のファイトとシンクロする(他のクランは勝者のクランに従う)。全国大会後、惑星クランにおける主導権争いは「ロイヤルパラディン」に軍配が上がり、アイチからPSYクオリアを感じられなくなった。
第2期においては立凪タクトがクリスとレンを能力者として覚醒させており、さらにはヴォイドと契約したレオンもこの力に目覚め、PSYクオリアの行方は危ういものとなっている。また、アイチとレンはPSYクオリアのことを忘れている様子で、クリス戦でアイチに再びPSYクオリアが発現したときは非常に戸惑っていた。
第3期においてアイチとレオンが再び発現させ、アイチはこの力と強い意志によって、Я化を免れている。
第4期以降は登場していないが、設定上は現存している。
『G』第4期と第5期においてその能力が触れられ、アイチとレンが「祈り聞く者」と称されている。
VFサーキット(ヴァンガードファイトサーキット)
アニメ第2期において立凪タクト主催で開催されるヴァンガードの大会。
世界中のファイターに果たし状同然に招待状を送りつけているらしく、腕利きのファイターが数多く参加している。当初はシンガポールで開催されていたが、他の国でも行われることが明かされた。
第2回の開催地であるシンガポールでは対戦相手が事前にわからないというルールで行われた。
第2回の開催地であるソウルではファイト前に各対戦ごとに特別ルール[注 7]が付加される独自のルールがある。
第3回の開催地の香港は二人一組で行うタッグファイト形式となっており、9ダメージで敗北やダメージが共有など通常のルールとは異なっている[注 8]
最終戦である日本ステージは3人が別々のエリアで戦い最終的な勝ち点が最も多いチームが優勝という特別ルールで行われている。
なお、このうちソウルと香港の特別ルールは一部公式大会でルールを若干アレンジ[注 9]して実際に行われる。
後に漫画版でも描写されたが数ページのみで終わっており、また「アイチが「ロイヤルパラディン」を使っている(アニメではヴォイドによりロイヤルパラディンが封印された影響でゴールドパラディンを使用)」、「光定ケンジがサーキットラストまで参加している(アニメではソウルステージ終了後、シンガポール工科大学に留学したため以降の大会は不参加)」、「個人戦(アニメでは3人1チームの団体戦)」などアニメとは異なる展開がいくつかある。
シンガポール工科大学(シンガポールこうかだいがく)
シンガポールにある国立大学。略して「SIT」。国策でファイターの育成を推進していることからカードファイト学部が存在し、飛び級で入学してきた少年も数多く在籍している。そうした学生たちはエリートと呼ばれ、際立った存在感を放っている。チームSITジニアスの3人が在籍している他、チームカエサルの光定ケンジが留学した。
虚無(ヴォイド)
惑星クレイに現れた謎の存在で「ブラスター・ブレード」、「ブラスター・ダーク」、「ドラゴニック・オーバーロード」を封印した黒幕。黒い靄のような姿をしておりすべてを無に帰そうとする。一度は先導者となった「ゴールドパラディン」の力で払われたものの、第3期でもまた健在しており、新たな戦い方として、クレイを脅かすクラン「リンクジョーカー」を結成させ、さらに己の魂を奪い、自らのエネルギーを虚無のものにするЯ(リバース)化させる現象を起こす。
『G』では虚無そのもの、あるいはその化身である破壊の竜神ギーゼがかつて創世神メサイアと戦っていたことが判明し、クレイと虚無の因縁は遙か彼方まで遡ることが判明した。
Я(リバース)ファイター
第3期から登場。虚無(ヴォイド)の力によって魂を洗脳されてしまったファイター。この状態になると一部の人物は日ごろの人柄とは正反対の態度をとるようになったり虚無の忠実なしもべと化す。また、Яファイターとのファイトに敗北すると、敗北したファイターもまたЯファイターとなる。逆に、Я化していないファイターにЯファイターが敗北するとその者のЯ化は解除される(つまり、Яファイターへの対抗策はレンいわく「負けないこと」のみである)。Я化が解除されると、Я化していた間の記憶が欠落する他、Я化直前の記憶も不明瞭なものになる[注 10]。Яファイターの使用デッキは「リンクジョーカー」を使用する人物[注 11]と本来の使用クランに自身同様Я化したユニットを投入した人物[注 12]に分かれておりどちらの場合も切り札にライドする際に顔に赤い隈のようなものが浮きでる。なお、後者の場合はЯ化が解けた際、所持していたЯ化ユニットのカードは消滅する[注 13]
ただし、コーリンのように元の人格やその期間中の記憶を半ば有した状態でいる人間やレッカのように近しい人間を手に掛けられない例も少数ながら存在する。
なお、第4期(レギオンメイト編)のコーリン、アイチ、セラはリンクジョーカーを使っているが、顔に赤い紋様は浮き出ず敗北したファイターもЯ化しない。
メイト
「友」や「仲間」という意味で、第4期のキーワードともいえる。第4期の櫂が多用しておりアイチのことや共にアイチを探す仲間[注 14]、ヴァンガードと共に戦う存在など様々な意味で使用している。
プリズン
英語で「牢獄(ろうごく)」を意味する。第4期においては、ガイヤールら「カトルナイツ」の4人が、「アイチの静かな眠りを妨げる者[注 15]」とファイトする(審判を下す)際に発現させる結界を示す。カトルナイツのメンバーによって、この「プリズン」の呼び名や発現方法、結界内部の光景が異なる[注 16]。カトルナイツとなる際にそれぞれがアイチから受け取った道具(ガイヤールの指輪、ネーヴの鉄球など)によってもたらされる力で、その道具が失われるとプリズンやジャッジメントのみならずカトルナイツとしての力を全て失う。
ジャッジメント
英語で「審判」を意味する。アニメ第4期においては、カトルナイツが発現させた「プリズン」内において、ファイトの決着が付くと同時に、そのファイトの敗者に対し、互いのプレイヤーが受けた全てのダメージが襲い掛かる現象・能力[注 17]を指す(ナオキ曰く「『罰ゲーム』みたいなやつ」[注 18])。この「ジャッジメント」の内容も、カトルナイツのメンバーが発現させた「プリズン」の種類によって異なる。
聖域(せいいき)
アニメ第4期において、ガイヤールら「カトルナイツ」とコーリンが拠点としており、アイチが「『眠り』についている」空間。この空間の床や「入り口」には、カードファイトの「フィールド」上の「サークル」と同じ模様が描かれている。アニメ180話で、ナオキがモレスを尾行した際に発見した「入り口」を通じて、櫂たちはこの空間を初めて訪れた。アイチはこの聖域に「封印」されており、彼ら「カトルナイツ」とのカードファイトに勝たなければその「封印」を解くことはできず、また、この「聖域」における「プリズン」を用いたファイトで櫂、ナオキ、ミサキ、三和、カムイが敗北し「メモリー・ジャッジメント」を受けた場合、櫂たちは聖域やカトルナイツ、そしてアイチに関する記憶を再び失ってしまう。アニメ181話で、櫂たちとの特訓を終えたレオンが月を見上げながら「月にも風は吹くのだろうか?」と呟いていることやアイチがいる部屋から地球が見えることから、この「聖域」は月にあると思われる。「月の宮」とも呼ばれる。
モレス曰く聖域ではカトルナイツの力も増すようで、プリズンの外でも似たような力(氷の壁を出現させるなど)を使用できるようになる。
シード
英語で「種子」を意味する。第3期でリンクジョーカーが敗北する直前、後の復活のためにアイチの体内に埋め込んだもの。Яファイターと同様に強いファイターを求める性質をもち、さらに憑代を乗り換えるごとに力を増していく。つまり、ファイトでアイチに勝利をしてもその次はアイチを倒したファイターに乗り移るということであり、滅ぼすことができないためにアイチは自分ごと聖域に封印する決断をした。
それ自体がリンクジョーカーでもあるため、リンクジョーカーの消滅によって記憶を失ったコーリンも聖域でアイチと再会したことで記憶を取り戻した。
最終的にアイチを倒した櫂に乗り移ろうとした瞬間に現れたブラスター・ブレードにより切り裂かれ[注 19]その欠片がアイチとその場にいた面々(櫂、レン、レオン、ナオキ、ガイヤール、ネーヴ、ラティ、コーリン)、そして"寛容と覚悟を持った未来のファイター"へと送られ、結果的に力が弱まり宿り宿主を乗っ取ることはできなくなった。ブラスター・ブレードによれば、すべてのファイターに欠片が宿ったときリンクジョーカーは侵略者ではなくクレイの新たなクランへと変化するとされている。
消去(デリート)
漫画版および劇場アニメ版で伊吹コウジが使用する根絶者(デリーター)の持つ能力。双方において能力に若干の違いがある。
漫画版
ユニットとファイターの絆というものを消去させてしまい、くらったファイターはヴァンガードに対する情熱を失ってしまう。
劇場アニメ版
クランとの共鳴率の高いファイターとファイトすることで、そのファイターが使用するクランのユニットを全て消去する。漫画版と違いヴァンガードに対する情熱は失わず、作中ユニットをくらったレンはこのことをアイチや櫂たちに報告し、キョウもユニットが消えたことに慌てふためいた。こちらは終盤、ハーモニクスメサイアを覚醒させたアイチより、根絶者は撃退され、消去されたユニットたちも元に戻っている。

ネット局

地上波とBSの放送局のみを記述。放送日時は各シリーズの項目を参照のこと。

2011年版・Gシリーズ・2018年版(放送局)

字幕放送はテレビ東京系列BSテレ東含む)のみで実施[注 20]

テレビ東京系列外では、編成の都合により途中までしか放送されなかったり、途中からの放送となったケースも少なくない。また、テレビ東京系列局でも同時ネットがされなかった作品もある[注 21]

放送対象地域 放送局 系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 テレビ東京系列 『アジアサーキット編』から『G Z』までの制作局[注 22]
愛知県[注 23] テレビ愛知 2011年版第1期、『続・高校生編』から『外伝』までの制作局
北海道 テレビ北海道 [注 22]
大阪府 テレビ大阪
岡山県香川県 テレビせとうち
福岡県 TVQ九州放送
青森県 青森朝日放送 テレビ朝日系列 『G NEXT』まで
岩手県 岩手めんこいテレビ フジテレビ系列 『リンクジョーカー編』まで(途中打ち切り)
岩手朝日テレビ テレビ朝日系列 『Gシリーズ』と『中・高校生編』のみ
宮城県 東日本放送 『G Z』まで(途中打ち切り)
秋田県 秋田テレビ フジテレビ系列 『リンクジョーカー編』まで
山形県 山形放送 日本テレビ系列 第1期と『アジアサーキット編』のみ
福島県 福島中央テレビ 『リンクジョーカー編』まで
東京都 TOKYO MX 独立局 『中・高校生編』のみ[注 24]
神奈川県 テレビ神奈川 『中・高校生編』のみ
新潟県 新潟テレビ21 テレビ朝日系列 『リンクジョーカー編』まで(途中打ち切り)
NST新潟総合テレビ[注 25] フジテレビ系列 『Gシリーズ』、『続・高校生編』から『外伝』まで[注 26]
長野県 長野放送 『リンクジョーカー編』まで
静岡県 テレビ静岡 『G Z』まで
静岡朝日テレビ テレビ朝日系列 『中・高校生編』から『新右衛門編』まで
石川県 北陸朝日放送 第1期のみ
北陸放送 TBS系列 『アジアサーキット編』と『リンクジョーカー編』のみ
福井県 福井放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
第1期と『アジアサーキット編』のみ
岐阜県 岐阜放送 独立局 第1期と『リンクジョーカー編』のみ
滋賀県 びわ湖放送 第1期と『アジアサーキット編』のみ
京都府 KBS京都 『中・高校生編』のみ
兵庫県 サンテレビ 『中・高校生編』のみ[注 24]
奈良県 奈良テレビ 第1期のみ
和歌山県 テレビ和歌山 『G Z』まで
島根県鳥取県 山陰放送 TBS系列 『Gシリーズ』のみ
広島県 広島ホームテレビ テレビ朝日系列 第1期から『リンクジョーカー編』、『続・高校生編』から『外伝』まで[注 27]
愛媛県 愛媛朝日テレビ 『リンクジョーカー編』まで
長崎県 長崎放送 TBS系列 『アジアサーキット編』と『リンクジョーカー編』のみ
熊本県 熊本朝日放送 テレビ朝日系列 『リンクジョーカー編』まで
大分県 大分放送 TBS系列 『中・高校生編』の前半のみ
鹿児島県 鹿児島放送 テレビ朝日系列 『リンクジョーカー編』まで
沖縄県 琉球朝日放送 第1期のみ
日本全域 BSテレ東[注 28] BS放送 [注 22][注 29][注 30]
BS11 『中・高校生編』のみ[注 24]

バミューダトライアングル 〜カラフル・パストラーレ〜(放送局)

カードファイト!! ヴァンガード overDress以降(放送局)

漫画

カードファイト!! ヴァンガード(漫画)

KADOKAWA(旧角川書店)から発行されている『ケロケロエース』で、伊藤彰による漫画が2011年1月号から2013年9月号(最終号)まで連載され、その後ブシロードメディア発行の『月刊ブシロード』2013年10月号(創刊号)に移籍して2017年5月号まで連載された。また、『コンプエース』でも2011年2月号(2010年12月24日発売)より連載を開始したが、内容は『ケロケロエース』に掲載されたものの再録である。

アニメとの主な相違点
  • 第3話以降の展開
  • 漫画版オリジナルカードが多数登場(一部は実際のカードにフィードバックされた他、漫画版カードのみを収録したエクストラブースター「コミックスタイル」が発売されている)
  • 作中での各種ブースターパックの発売時期(登場人物の台詞から)
書籍情報
  • 各巻、巻末に綴じ込み付録として新規PRカードが1枚封入されている。
巻数 発売日 収録話 ISBN PRカード
カードファイト!! ヴァンガード
1 2011年3月26日発売 #001 - #004 ISBN 978-4-04-715677-7 アルフレッド・アーリー
2 2011年8月26日発売 #005 - #009 ISBN 978-4-04-854684-3 ドラゴニック・ウォーターフォウル
3 2012年1月26日発売 #010 - #014 ISBN 978-4-04-120078-0 ノーライフキング デスアンカー
4 2012年6月26日発売 #015 - #019 ISBN 978-4-04-120274-6 ザ・ダーク・ディクテイター
5 2012年11月26日発売 #020 - #024 ISBN 978-4-04-120472-6 エクスカルペイト・ザ・ブラスター
6 2013年8月26日発売 #025 - #030 ISBN 978-4-04-120762-8 ペンタゴナル・メイガス
7 2013年12月26日発売 #032 - #037 ISBN 978-4-04-899401-9 ガスト・ブラスター・ドラゴン
8 2014年8月26日発売 #037 - #042 ISBN 978-4-04-899406-4 デトニクス・ドリルドラゴン
9 2015年9月26日発売 #043 - #051 ISBN 978-4-04-899413-2 波動する根絶者(ウェイビング・デリーター) グレイドール
10 2016年3月25日発売 #052 - #058 ISBN 978-4-04-899416-3 レーブンヘアードエイゼル
11 2016年9月26日発売 #059 - #066 ISBN 978-4-04-899419-4 アークセイバー・ドラゴン
12 2017年10月7日発売 #067 - #075 ISBN 978-4-04-899431-6 メサイアニック・ロード・ブラスター、遊星骸王者 ブラント

カードファイト!! ヴァンガード0 スタートセット

上述の伊藤彰による漫画の一部と、描き下ろし漫画「全てのはじまり-小学生時代の櫂とヴァンガードの出会い-」を収録した、構築済みデッキに紙製のプレイマットとルールブックのセット。本書の描き下ろし漫画は『月刊ブシロード』2014年11月号にも掲載した。

発売日 カード枚数 規格品番 PRカード
カードファイト!! ヴァンガード0 スタートセット
2013年1月26日 50枚 ISBN 978-4-04-120473-3 [注 31]

みにヴぁん

『ケロケロエース』でスピンアウト作品としてQuilyによる漫画『みにヴぁん』が2011年6月号から2013年9月号(最終号)まで連載され、その後『月刊ブシロード』2013年10月号(創刊号)に移籍して2018年6月号まで連載された。『月刊ブシロード』2018年7月号からは『みにヴぁん ハイ!!』にリニューアルされ、2021年10月号まで連載された。スピンアウトのため、漫画とアニメの設定がおりまじった作風になっている。

2013年4月6日から同年12月14日までテレビアニメ化され、『ヴァンガ道』(第2期)枠で放送された。また、2015年10月30日から2016年3月26日まで、『サタデーヴァンガード1030』枠で新たにアニメが放送された。2021年7月6日から2022年5月3日まで[注 32]みにヴぁん ら~じ』として再度アニメ化し、YouTubeの「週刊ヴァンガ情報局」内で配信された。

登場人物はカードファイト!! ヴァンガードの登場人物を、スタッフや話数などはヴァンガ道(第2期)を参照。


書籍情報
  • 各巻、巻末に綴じ込み付録として作者描き下ろし絵柄を使用した、既存カードの絵違い版PRカードが1枚封入されている(電子書籍は除く)。
巻数 発売日 ISBN PRカード
みにヴぁん
1 2012年7月26日発売 ISBN 978-4-04-120384-2 ミッドナイト・バニー
2 2013年6月26日発売 ISBN 978-4-04-120808-3 誘惑のサキュバス
3 2014年8月26日発売 ISBN 978-4-04-899407-1 タンポポの銃士 ミルッカ
4 2015年9月26日発売 ISBN 978-4-04-899414-9 ゲイシャライザー
5 2016年9月26日発売 ISBN 978-4-04-899421-7 船大工のまいく
6 2017年10月7日発売 ISBN 978-4-04-899433-0 炎の料理人 ディー
みにヴぁん ハイ!!
1 2019年8月13日発売 電子書籍のみ
2 2020年8月18日発売

カードファイト!! ヴァンガードG(漫画)

『月刊ブシロード』2014年12月号より2015年4月号まで、伊藤彰による漫画が連載。単行本化されていないが、同誌の誌上通販で販売されたアニメ版ヴァンガードGのDVDケース「ディスクを守れ!! 盤ガードG」に同梱コミックスという形で『ヴァンガードG THE PROLOGUE』のタイトルで収録された[2]。新導クロノのはじまりの物語。

ヴァンガードG ストライドジェネレーション

『月刊ブシロード』2015年5月号より2019年3月号まで、原作:伊藤彰、漫画:平和ライチ、ファイト構成:神田秀人により連載。

書籍情報
巻数 発売日 ISBN PRカード
1 2016年3月25日発売 ISBN 978-4-04-899417-0 エキサイトバトルシスター じぇらーと
2 2016年9月26日発売 ISBN 978-4-04-899420-0 ガジェットメイデン・マキ
3 2017年10月7日発売 ISBN 978-4-04-899432-3 時を掴むギアキャット
4 2018年10月6日発売 ISBN 978-4-04-899440-8 暴餓の魔忍獣 モウス
5 2019年10月31日発売 電子書籍のみ

その他のアニメ非関連作

小説

角川つばさ文庫』で、番棚葵による著、TMSによるカバーイラストと安達洋介による本文イラストのノベライズが発売。 原作:ブシロード・伊藤彰。

書籍情報
タイトル 発売日 ISBN PRカード
カードファイト!!ヴァンガード 2012年5月11日発売 ISBN 978-4-04-631239-6 ブラスター・ケロロ
カードファイト!!ヴァンガード アジアサーキット編 2012年10月11日発売 ISBN 978-4-04-631269-3 灼熱の獅子 ケロロエイゼル
カードファイト!!ヴァンガード アジアサーキット編 戦え! 友情のタッグファイト 2013年3月13日発売 ISBN 978-4-04-631298-3 魁の戦乙女 ローレル

脚注

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注釈

  1. ^ 2018年版の「中・高校生編」や『バミューダトライアングル 〜カラフル・パストラーレ〜』のように初回が、テレビ東京系列以外(独立局中心)での放送となった例外もある。
  2. ^ 第4期のみ。
  3. ^ 181話では、レンとシンの2人で店番をしていた(レン本人は、「テツとアサカがお出かけで暇だった」として、快く引き受けていた)。
  4. ^ コミックス内初期設定資料およびアニメ版106話の石田ナオキの台詞より。ただしアニメでは小学生の頃からイジメを受けていたのに対し漫画では中学生のころにイジメを受けていた描写がある。
  5. ^ 2018年版アニメでの名称。
  6. ^ ただし、部室は家庭科準備室の一室になりファイトテーブルも1つのみなど規模は大幅縮小している。
  7. ^ 作中出てきたのは「リアガードもドライブチェックを行う(ただしリアガードのドライブチェックでめくったカードはデッキ下に戻る)」、「攻撃対象が目隠しされている」、「1ターンの制限時間が30秒」、「最初からダメージが2点入った状況で始めダメージ8で敗北」、「1ターンでスタンドできるリアガードは3体まで」で試合によって全員同じルールでやる場合とそれぞれ別々の特別ルールでやる場合がある。
  8. ^ なお、劇場版における最終決戦もこのルールで行われている(ただし、アイチ&櫂ペアVS伊吹コウジという変則タッグ)
  9. ^ ソウルの特別ルールを「リアガードもドライブチェックを行う」、「最初からダメージが2点入った状況で始めダメージ8で敗北」、「1ターンでスタンドできるリアガードは3体まで」の3つのみに限定など。
  10. ^ ただし、150話ではナオキが偶然Я化した場所付近に立ち寄ったことが原因で記憶を取り戻している。
  11. ^ 櫂トシキ、立凪スイコ、リンクジョーカーのタクト(ただし複数のЯ化したユニットとの混成)が該当。
  12. ^ 石田ナオキ(なるかみ)、鳴海アサカ(ペイルムーン)、新城テツ(ダークイレギュラーズ)、光定ケンジ(ディメンジョンポリス)、クリスおよびリー(グレートネイチャー)、大文字ゴウキ(グランブルー)、葛木カムイおよび大文字ナギサ(ノヴァグラップラー)、立凪レッカ(エンジェルフェザー)、立凪コーリン(ロイヤルパラディン)、三和タイシおよび終盤の櫂トシキ(かげろう)、小茂井シンゴ(むらくも)、長代マキ(ネオネクタール)、未来の蒼龍レオン(アクアフォース)が該当。
  13. ^ 描写があったのは石田ナオキ、光定ケンジ、小茂井シンゴの3人。
  14. ^ 石田ナオキ、戸倉ミサキ、三和タイシ、葛木カムイの4人が該当。
  15. ^ 櫂トシキ、石田ナオキ、戸倉ミサキ、三和タイシ、葛木カムイの5人が該当。
  16. ^ アニメ177話では、「カトルナイツの仲間」として現れたコーリンが櫂とファイトする際に、ナオキとのファイトを終えたガイヤールから、彼の「プリズン」を「出してもらって」いる。
  17. ^ 例え敗北したのがカトルナイツであっても「ジャッジメント」は下される。下される内容はプリズンの種類によるが、ガイヤールのプリズンにおいて櫂は青い炎ではなく赤い炎を発生させている。
  18. ^ ナオキがこの「ジャッジメント」と発現させる際、最初は「トリートメント」と言い間違えていた。なお181話のアイチの部屋に出演したナオキ役の奈良によると当初は「ガヴァメント」だったが、三和役の森久保の提案でこれになった。
  19. ^ この時、ブラスター・ブレードの顔が櫂→アイチ→レン→レオン→ナオキ→ガイアール→ネーヴ→ラティ→コーリン→三和→ミサキ→カムイの順に変化している。
  20. ^ ただし、BSテレ東(旧:BSジャパン)では『続・高校生編』以前の作品はTXN地上波6局と同時ネットしていた時期も含めて字幕放送を実施していなかった。
  21. ^ 地上波での放送が独立局主体だった 『中・高校生編』については後述とする。
  22. ^ a b c 『中・高校生編』以外の各シリーズを放送。
  23. ^ 原作漫画版の作者の出身地。
  24. ^ a b c バミューダトライアングル 〜カラフル・パストラーレ〜』を放送していた局。
  25. ^ 2019年9月までは新潟総合テレビ。
  26. ^ 『中・高校生編』は未放送。
  27. ^ 『レギオンメイト編』から『中・高校生編』は未放送。
  28. ^ 2018年9月まではBSジャパン。
  29. ^ 『アジアサーキット編』から『G Z』まではTXN6局と同時ネット。
  30. ^ 『外伝』は第16話を以って途中打ち切り。
  31. ^ 新規カードの「くらうでぃあ」と「ブラスター・ブレード・バースト」を含めた50枚からなる構築済みデッキが付属。
  32. ^ 2021年9月21日配信分で一時中断。2022年2月1日配信分より再開。

出典

  1. ^ 『週刊ヴァンガ情報局』(2018年版)第3回より。
  2. ^ 【誌上通販コラム②】伊藤彰先生の幻の作品を初収録!!!”. 月刊ブシロード公式サイト (2015年10月20日). 2022年4月11日閲覧。

関連項目