カーリー・サイモン
カーリー・サイモン(Carly Simon、Carly Elisabeth Simon、1945年6月25日 - )は、アメリカ合衆国出身の女性シンガーソングライター、ミュージシャン。
カーリー・サイモン Carly Simon | |
---|---|
![]() | |
基本情報 | |
出生名 | Carly Elisabeth Simon |
生誕 | 1945年6月25日(75歳) |
出身地 |
![]() ニューヨーク州 ニューヨーク・ブロンクス区 |
学歴 | サラ・ローレンス大学 |
ジャンル |
ポップ・ミュージック ソフトロック フォーク |
職業 |
シンガーソングライター ミュージシャン |
担当楽器 | ボーカル、ギター、キーボード |
活動期間 | 1964年 - 現在 |
レーベル |
エレクトラ・レコード ワーナー・ブラザース・レコード エピック・レコード アリスタ・レコード コロムビア・レコード Hear Music Iris |
公式サイト | Carly Simon.com |
フォーク畑出身で、1970年代からソロに転向し早々に開花。1980年代には『アカデミー賞』を受賞するなど、米国の代表的アーティストとして知られる。
第14回『グラミー賞』受賞。1988年度『アカデミー歌曲賞』受賞。1994年にソングライターの殿堂入りを果たした[1]。
略歴編集
ニューヨーク出身でとても裕福な家庭の子女として育った。父親は米国の大手出版社サイモン&シュスター創業者のリチャード・L・サイモン。1964年に姉のルーシーとフォーク・デュオのサイモン・シスターズを結成する。1971年にソロ・デビューを果たし、「幸福のノクターン」がヒットした。第14回グラミー賞(1972年3月開催)で最優秀新人賞を受賞[2]。
1972年に、ミック・ジャガーがバックボーカルで参加した曲「うつろな愛 (You're So Vain) 」及びアルバム『ノー・シークレッツ』(プロデュースはリチャード・ペリー)をリリースし、翌1973年にはシングル、アルバム共に全米1位の大ヒットとなる[2]。また、同年11月にはジェームス・テイラーと結婚し、後に2児をもうけた(テイラーとは1983年に離婚)[3]。1974年にはテイラーとのデュエットによるカバー曲「愛のモッキンバード」及びアルバム『ホットケーキ』がヒットした。
カーリーは1970年代前半のシンガーソングライター・ブームの一翼を担った。内省的なアーティストが多かった中で、サイモンはよくも悪くも明るく活動的なイメージを持ち、女性アーティストとしてはキャロル・キングやジョニ・ミッチェルと並ぶ人気を誇った。
1977年には映画「007 私を愛したスパイ」の主題歌「私を愛したスパイ (Nobody Does It Better) 」が全米2位のヒットとなる[2]。さらに1978年にはマイケル・マクドナルドと共作した「ユー・ビロング・トゥ・ミー」が全米6位を記録し、収録アルバム『男の子のように』はBillboard 200で10位に達した[2]。1981年には自身初のスタンダード集『トーチ』を発表した[1]。
1989年には映画「ワーキング・ガール(Working Girl)」の主題歌「ステップ・バイ・ステップ(Let the River Run)」でアカデミー歌曲賞を受賞している[4]。2005年にスタンダードのカバー集『ムーンライト・セレナーデ』が全米7位を記録し、27年ぶりの全米トップ10アルバムとなった[2]。
ディスコグラフィ編集
スタジオ・アルバム編集
- 『カーリー・サイモン』 - Carly Simon(1971年)
- 『アンティシペイション』 - Anticipation(1971年)
- 『ノー・シークレッツ』 - No Secrets(1972年)
- 『ホットケーキ』 - Hotcakes(1974年)
- 『人生はいたずら』 - Playing Possum(1975年)
- 『見知らぬ二人』 - Another Passenger(1976年)
- 『男の子のように』 - Boys in the Trees(1978年)
- 『スパイ』 - Spy(1979年)
- 『パーティへようこそ』 - Come Upstairs(1980年)
- 『トーチ』 - Torch(1981年)
- 『ハロー・ビッグ・マン』 - Hello Big Man(1983年)
- 『スポイルド・ガール』 - Spoiled Girl(1985年)
- 『カミング・アラウンド・アゲイン』 - Coming Around Again(1987年)
- 『マイ・ロマンス』 - My Romance(1990年)
- 『愛に揺れる想い』 - Have You Seen Me Lately(1990年)
- Romulus Hunt: A Family Opera(1993年)
- 『届かぬ手紙』 - Letters Never Sent(1994年)
- 『フィルム・ノアール〜銀幕への想い』 - Film Noir(1997年)
- 『ザ・ベッドルーム・テープス』 - The Bedroom Tapes(2000年)
- 『ムーンライト・セレナーデ』 - Moonlight Serenade(2005年)
- 『イントゥ・ホワイト』 - Into White(2007年)
- 『ディス・カインド・オブ・ラヴ』 - This Kind of Love(2008年)
- Never Been Gone(2009年)
ライブ・アルバム編集
- 『グレイテスト・ヒッツ・ライヴ』 - Greatest Hits Live(1988年)
サウンドトラック編集
脚注編集
- ^ a b “Carly Simon”. Songwriter Hall of Fame. 2019年6月26日閲覧。
- ^ a b c d e “Carly Simon - Awards”. AllMusic. 2015年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月26日閲覧。
- ^ ジェイムス・テイラー、人生を振り返る15曲 - ローリングストーン
- ^ シンディ・ローパー、『ワーキング・ガール』ミュージカルの音楽を制作 - BARKS
外部リンク編集
- 公式ウェブサイト(英語)