カール・シュミット=ロットルフ

カール・シュミット=ロットルフ(Karl Schmidt-Rottluff、1884年12月1日 - 1976年8月10日)は、ドイツ画家版画家印象主義の作風で知られ、ブリュッケの作家の一人として活躍した。キルヒナーに通ずる大胆な色彩を用いる作風で知られる他、木版画も多数残している[1]

カール・シュミット=ロットルフ
誕生日 (1884-12-01) 1884年12月1日
出生地 ドイツの旗 ドイツ帝国ザクセン王国・ロットルフ
死没年 1976年8月10日(1976-08-10)(91歳)
死没地 西ベルリン
国籍 ドイツの旗 ドイツ
運動・動向 ブリュッケ
芸術分野 画家, 版画家
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ベルリンにあるシュミット=ロットルフの墓銘碑

略歴 編集

本名はカール・シュミット。帝政ドイツザクセン王国(現在のザクセン州)にあるロットルフ(現在のケムニッツ)という町で生まれた。はじめは建築を学んだが、後に絵画へ転向[1]

1905年、カールはエルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーらとともに、ドレスデンでブリュッケ(ドイツ語で「橋」の意)を結成[2]。同じ頃、生地ロットルフにちなんで、シュミット=ロットルフの名を名乗るようになった。同年11月に、ブリュッケの初の展覧会をライプツィヒで開催した。1913年にブリュッケは解散。

1930年代に入り、ナチスが台頭すると、シュミット=ロットルフは退廃芸術家の烙印を押され、迫害された[3]

1976年8月10日に死去、そのころにはブリュッケのメンバーの最後の一人となっていた[4]

脚注 編集

  1. ^ a b 座右宝刊行会編(1964年)p.26
  2. ^ 座右宝刊行会編(1964年)p.44
  3. ^ 座右宝刊行会編(1964年)p.27
  4. ^ Dietmar Elger (2003) Expressionism: A Revolution in German Art. Taschen America Llc

参考文献 編集

  • 座右宝刊行会編『世界の美術25 現代の美術』(1964年、河出書房)

外部リンク 編集