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ガイラ特撮映画『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』、特撮番組『行け!ゴッドマン』、『行け! グリーンマン』に登場する架空の怪獣

目次

特徴編集

映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』に登場する巨人、フランケンシュタインの体細胞から誕生した怪獣。サンダの弟とされるが、厳密に言えばサンダの体細胞から分裂したクローンである。

名前の由来は「海(かい)」から[1]。脚本での表記は「海フランケンシュタイン」[1]。海外での名称は「グリーンガルガンチュア」となっている[1]。また、『ゴジラ×メカゴジラ』では「人型巨大生物・ガイラ」と呼ばれる。

登場作品編集

『サンダ対ガイラ』のガイラ編集

  • 身長:25メートル
  • 体重:1万トン

サンダの剥離した体細胞から誕生し、緑色の体毛とに覆われた巨人である。人間に愛情深く育てられたサンダとは違い、深海で誰にも助けられないまま成長した。そのため、獰猛な性格で船を襲うだけでなく大ダコをも屠るうえ、人間のことは捕食対象もしくは敵としか認知していない。深海育ちゆえに太陽光には弱く、日が差すと俊敏に東京湾へ逃げ去る。

当初はサンダに仲間として扱われるが、その後は人間を捕食する行為に激怒したサンダから追われる。サンダとの戦いでは負傷しているサンダに容赦なく攻撃を加え、最後はともに海底火山の噴火に巻き込まれる。

  • デザイン:成田亨
  • スーツアクター:中島春雄
  • 女性を捕食するという、娯楽怪獣映画としては非常にショッキングなシーンがある[2]
造形
頭部造形は利光貞三[3]胴体は八木勘寿、八木康栄による[要出典]ほか、開米栄三も担当した[3]
成田亨のデザイン画では「海の怪獣」ということで、体表がうろこ状になっている。半魚人のような顔の検討用デザイン画が、他に2枚現存している[4]
特技監督の円谷英二からの「腐ったコンブやワカメが体中についているように汚くしろ」という要望に基づき、開米は水に強い造花ホンコンフラワー)を体表に貼り付け、筆で細かく塗装を行った[3]
この怪獣で初めて中島の顔面石膏型が起こされ、顔に密着した表皮が作られた[5][6]。中島は、胴体も型取りされた旨を証言している[7]
ガイラが空港事務職員や外国人歌手を掴み上げる場面では、実物大に造形された右腕が使用された[1]。また、ガイラが海底から洋上の漁船を睨み上げるカットは、水の入った水槽越しに撮影したものである。
台本では灰色の怪物とされていた[1]

『行け!ゴッドマン』のガイラ編集

等身大の状態で出現し、道路でボール遊びに興じる子供たちを驚かせる。その後、登場したゴッドマンと巨大化して戦い、ゴッドマン超音波で倒される。

2008年5月23日に東宝から発売された『行け!行け!ゴッドマン&グリーンマンBOX』特典ディスクに収録された撮り下ろし新作映像では、新規の着ぐるみで登場する[8]。造形は品田冬樹[8]。最初にゴッドマンと戦って倒されたツノジラスの細胞から、シラージとともに生まれた。

『行け! グリーンマン』のガイラ編集

民家の庭に出現して子供たちをいじめるが、グリーンマンと戦って倒される。

その他編集

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 当銀長太郎らと立ち回るシーンではガイラのそばに中島がいるので、別人が入っている。
  2. ^ 『円谷プロ画報』第1巻ではサンダが登場したと記載している[9]

出典編集

  1. ^ a b c d e 『東宝特撮映画大全集』 ヴィレッジブックス、2012年、106 - 109頁。ISBN 9784864910132 
  2. ^ オール東宝怪獣大図鑑 2014, pp. 116, 120, 123.
  3. ^ a b c 特撮秘宝3 2016, pp. 114-115, 「元東宝特美造形・開米栄三が語る「ガイラの誕生」」
  4. ^ 竹内博編 『東宝特撮怪獣映画大鑑』 朝日ソノラマ、1989年、448頁。ISBN 4-257-03264-2 
  5. ^ 中島春雄 『怪獣人生 元祖ゴジラ俳優・中島春雄』 洋泉社、2010年、230頁。ISBN 978-4-86248-589-2 
  6. ^ オール東宝怪獣大図鑑 2014, p. 117.
  7. ^ 特撮秘宝3 2016, p. 13, 「ガイラ役 中島春雄」.
  8. ^ a b 特撮秘宝3 2016, p. 112.
  9. ^ 『円谷プロ画報』第1巻、竹書房、2013年、172頁。ISBN 978-4-8124-9491-2
  10. ^ 『ゴジラ大辞典』 笠倉出版社、2004年、284頁。ISBN 4773002921 

参考文献編集