ガス橋

日本の多摩川下流にかかる橋

ガス橋(ガスばし、瓦斯橋)は、多摩川下流にかかる

ガス橋
ガス橋
基本情報
日本の旗 日本
所在地 東京都大田区 - 神奈川県川崎市中原区
交差物件 多摩川
用途 道路橋
路線名 東京都道・神奈川県道111号大田神奈川線
竣工 1960年
座標 北緯35度33分47.7秒 東経139度40分42.6秒 / 北緯35.563250度 東経139.678500度 / 35.563250; 139.678500座標: 北緯35度33分47.7秒 東経139度40分42.6秒 / 北緯35.563250度 東経139.678500度 / 35.563250; 139.678500
構造諸元
地図
ガス橋の位置
ガス橋の位置
ガス橋の位置
ガス橋の位置
ガス橋の位置
ガス橋の位置
ガス橋の位置
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示
東京都道111号標識
神奈川県道111号標識

概要 編集

多摩川河口から10.5 km上流の位置にあり、東京都大田区下丸子神奈川県川崎市中原区上平間の間に架かる。橋の下部には2本のガス管が設置されている。

片側一車線の道路橋であり、東京都道・神奈川県道111号大田神奈川線が通過する。袂で交差する東京側の旧堤通り、川崎側の多摩沿線道路へ出入りする車の通行量が多く、朝夕は車の渋滞が起きやすい。

東京側を北上すると環八通りと交差し、神奈川側へ進むと多摩沿線道路、南武沿線道路国道409号府中街道)の順に交差する。

北詰にキヤノン本社が位置し、川崎側最寄駅である南武線平間駅からこの橋を徒歩で渡って通勤する多摩地域・神奈川県在住者も多い。

沿革 編集

名称は東京ガスが鶴見製造所で製造した大量のガスを東京に供給するために作られたことに由来する。

1929年昭和4年)にガス管のみの橋として架けられたが、1931年(昭和6年)9月に「瓦斯人道橋」として一般の交通を通すようになり[1]1936年(昭和11年)ガス管が増設された。丸子橋六郷橋の間に架かる橋として重宝されたものの、点検用通路を広げて設置された歩道は1メートルほどの幅しかないため、自転車リアカーが進もうとすれば争いとなることも珍しくなく、「けんか橋」の異名をとったという[1]

戦後は周辺の橋が増大する交通量に対応しきれなくなり、1960年(昭和35年)6月15日[1]に現在のガス橋が完成[2]、車両の通行が可能となった。

近隣の橋 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c 今日は何の日◆別名「けんか橋」?東京と神奈川を結ぶ「ガス橋」とは 東京ガス、2021年6月15日(2021年9月29日閲覧)。
  2. ^ 『道路橋大鑑 昭和36年度版(1961)』42頁。

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集