アイガーデンは、東京都千代田区飯田橋に位置する日本貨物鉄道(JR貨物)による再開発街区である。飯田町土地区画整理事業として整備された。

ガーデンエアタワー
アイガーデンテラス
施設情報
所在地 東京都千代田区飯田橋3-10-9
座標 北緯35度42分1.6秒 東経139度45分1.8秒 / 北緯35.700444度 東経139.750500度 / 35.700444; 139.750500座標: 北緯35度42分1.6秒 東経139度45分1.8秒 / 北緯35.700444度 東経139.750500度 / 35.700444; 139.750500
状態 完成
竣工 2003年平成15年)1月31日
用途 事務所店舗駐車場
地上高
最頂部 152.60m
屋上 145.95m
各種諸元
階数 地上35階地下2階 塔屋1階
敷地面積 11,881.61
建築面積 5,221.33
延床面積 93,154.90
構造形式 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造
駐車台数 218台
関連企業
設計 日建設計
施工 鹿島建設清水建設鉄建建設大成建設熊谷組
デベロッパー 日本貨物鉄道
所有者 日本貨物鉄道
管理運営 三井不動産ビルマネジメント
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大和ハウス東京ビル
施設情報
所在地 東京都千代田区飯田橋3-13-1
座標 北緯35度42分6.5秒 東経139度44分58.9秒 / 北緯35.701806度 東経139.749694度 / 35.701806; 139.749694 (大和ハウス東京ビル)
状態 完成
竣工 1999年平成11年)
用途 事務所駐車場
地上高
最頂部 107.55m
各種諸元
階数 地上23階地下2階 塔屋2階
敷地面積 8,600
建築面積 4,091
延床面積 47,246.79
構造形式 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造
関連企業
設計 大和ハウス工業日建設計
施工 大和ハウス工業
デベロッパー 大和ハウス工業・日本貨物鉄道
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東京レジデンス千代田・九段下
施設情報
所在地 東京都千代田区飯田橋2-18-1
座標 北緯35度42分1.6秒 東経139度45分1.8秒 / 北緯35.700444度 東経139.750500度 / 35.700444; 139.750500 (東京レジデンス千代田・九段下)
状態 完成
竣工 2003年平成15年)2月
用途 事務所店舗駐車場
地上高
最頂部 109.00m
各種諸元
階数 地上29階地下2階 塔屋1階
敷地面積 2,798.86
建築面積 1,430
延床面積 30,516
構造形式 鉄筋コンクリート造
戸数 249戸
関連企業
設計 日建ハウジング
施工 清水建設
デベロッパー ジェイアール貨物・不動産開発(日本貨物鉄道グループ)
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大塚商会本社ビル
情報
用途 事務所駐車場
設計者 日建設計
建築主 大塚商会
敷地面積 3,255.99 m²
延床面積 23,543.34 m²
階数 地上12階地下2階 塔屋1階
高さ 64.55m
竣工 2003年平成15年)1月
所在地 東京都千代田区飯田橋2-18-4
座標 北緯35度41分59.1秒 東経139度45分3.3秒 / 北緯35.699750度 東経139.750917度 / 35.699750; 139.750917 (大塚商会本社ビル)
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日建設計東京ビル
情報
用途 事務所駐車場
設計者 日建設計
施工 藤木工務店奥村組鉄建建設
建築主 日建設計
敷地面積 2,853 m²
建築面積 1,497.75 m²
延床面積 20,580.88 m²
階数 地上14階地下1階 塔屋1階
着工 2001年平成13年)9月
竣工 2003年(平成15年)3月
所在地 東京都千代田区飯田橋2-18-3
座標 北緯35度41分58秒 東経139度45分4秒 / 北緯35.69944度 東経139.75111度 / 35.69944; 139.75111 (日建設計東京ビル)
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大和ハウス九段ビル
情報
旧名称 マクセル東京ビル
用途 事務所駐車場
設計者 山下設計
施工 清水建設戸田建設鉄建建設
建築主 日立マクセル
延床面積 19,109 m²
階数 地上13階地下1階 塔屋1階
竣工 2003年平成15年)9月
所在地 東京都千代田区飯田橋3-13-1
座標 北緯35度41分57秒 東経139度45分4.4秒 / 北緯35.69917度 東経139.751222度 / 35.69917; 139.751222 (マクセル東京ビル)
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ホテルメトロポリタンエドモント イーストウィング
Hotel Metropolitan Edmont East Wing
ホテル概要
ホテルチェーン ホテルメトロポリタン
デベロッパー 東日本旅客鉄道東京支社、ホテルエドモンド[1]
設計 ジェイアール東日本建築設計事務所[1]
施工 ホテルエドモンド新館建設工事共同企業体
鉄建建設熊谷組[1]
運営 日本ホテル
所有者 JR東日本
階数 地下2 - 地上14階
部屋数 220室
敷地面積 1310 m²
建築面積 1170 m²
延床面積 15570 m²
駐車場 45[1]
開業 2000年3月
最寄駅 JR
東京メトロ東西線南北線飯田橋駅
最寄IC 首都高速道路5号池袋線飯田橋出入口西神田出入口
位置 北緯35度42分3.1秒 東経139度44分56.8秒 / 北緯35.700861度 東経139.749111度 / 35.700861; 139.749111 (ホテルメトロポリタンエドモント イーストウィング)
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1999年9月まで飯田橋に存在した貨物駅飯田町駅と周辺の引き込み線、飯田町紙流通センターの跡地を、日本貨物鉄道(JR貨物)がデベロッパーとして、UFJグループの東洋不動産、大和ハウス工業三井不動産をプロジェクトパートナーに選定して着工し、2003年3月までに北・中央・南の3街区にオフィスビル群と超高層マンションホテル棟が順次竣工した[2]

概要 編集

JR貨物は超高層ビルガーデンエアタワー」と付属する商業施設「飯田橋アイガーデンテラス」を開発し、事業に参画したJR東日本は隣接地のホテルメトロポリタンエドモント新館「イーストウィング」を建設した。超高層型高級マンション「東京レジデンス」も当地区内に建設された。

このほか「マクセル東京ビル」(現在は「大和ハウス九段ビル」)「日建設計東京ビル」「大塚商会本社ビル」が各社の自社ビルとして建設され、現在はマクセルを除いてそれぞれ各企業の本社ないし東京での本部拠点が入居している。

なお、「アイガーデン」の第1期として先行して再開発が行われ1999年に竣工した「大和ハウス工業東京ビル」が「飯田橋アイガーデンテラス」の対岸に立地する。

主な施設 編集

ガーデンエアタワー 編集

アイガーデンエアのランドマークである地上35階、地下2階、高さ153メートルの超高層オフィスビルである。

JR貨物が開発・所有し、三井不動産・大和ハウス工業・東洋不動産(三井不動産が代表受託)がプロジェクトマネジメント業務を運営する。3Fから最上階までのオフィスエリアはすべてKDDI本社が入居しており、1Fエントランスにセキュリティゲートが設置されているため部外者は立ち入れない。セキュリティゲート外の1Fに店舗と三菱UFJ銀行ATMコーナー、2Fにメディカルモールがあり、これらは一般利用可能である。竣工前にKDDIが一棟借り上げ契約を締結し満室状態となり、2002年時点では汐留シオサイト丸ビルと並ぶ景気回復期の再開発オフィス街区の一角となった。

飯田橋アイガーデンテラス
ガーデンエアタワーと一体的に整備された3階建の商業施設。セブン-イレブン飯田橋アイガーデンテラス店、セイジョーみずほMMK飲食店などが入居する。

大和ハウス東京ビル 編集

竣工から2011年1月までは「JR貨物本社・大和ハウス東京ビル」の名称であり、その名の通りJR貨物の本社と大和ハウス工業(ダイワハウス)の東京支社がそれぞれ置かれ、建物も共同所有となっていた。その後JR貨物の本社機能は2011年2月14日付けでJR新宿駅新南口前の賃貸ビルへ転出し、大和ハウスがJR貨物の持分を取得したことで名実共に自社ビルとなっている。2013年2月に大和ハウスが2本社制導入により東京支社を本社・本店に格上げした。

D-TEC PLAZA
2002年4月に竣工した別館で、近未来の住宅設備が体験できるショールームとして運営されていた。2012年4月30日をもって一般公開を終了。

ホテルメトロポリタン エドモント イーストウィング 編集

ホテルメトロポリタンエドモントの増設部分として建設され、隣接地にある本館と一体的に運営される。1階にスリーエフが入居し(その後閉店し、ローソンを経て2022年現在はNewDays)、レストランを備えたツインルーム主体の宿泊中心の施設構成となっている[3]

東京レジデンス 編集

日本貨物鉄道(JR貨物)の子会社「ジェイアール貨物・不動産開発」が開発し、三井不動産レジデンシャルによる管理・運営が行われる超高層型高級分譲マンション

その他のビル 編集

  • マクセル東京ビル - 日立マクセル東京本社が入居するビルとして建設された。現在は「大和ハウス九段ビル」となっている。
  • 日建設計東京ビル
  • 大塚商会本社ビル

参考文献 編集

  • 東日本旅客鉄道株式会社編『東日本旅客鉄道株式会社二十年史 1987.4-2007.3』 東日本旅客鉄道、2007年。

脚注 編集

  1. ^ a b c d 「ホテルメトロポリタンエドモント イーストウィング」『近代建築』2003年6月号
  2. ^ “「職住近接」が加速 飯田橋、駅前再開発の全貌”. 日経アーキテクチュア. 日本経済新聞. (2016年6月15日). http://www.nikkei.com/article/DGXMZO02709390U6A520C1000000/ 2017年7月28日閲覧。 
  3. ^ 『東日本旅客鉄道株式会社二十年史 1987.4-2007.3』p.459

関連項目 編集

外部リンク 編集

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML