流体力学におけるキャピラリー数(キャピラリーすう、Ca)は、粘性力と異なる流体間の境界に作用する表面張力との比を表す。例えば、流れの中にある気泡は、粘性の効果によって変形しようとするが、表面張力はその効果によって表面積を最小の状態にしようとする。キャピラリー数は、次のように定義される。[1]

ここで、μ は液体の粘性係数V は代表速度、 は表面張力、または二種の流体間での界面張力を示す。

この時、分母、分子の次元は同一である。つまり、キャピラリー数は無次元量である。

脚注 編集

出典 編集

関連項目 編集