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キャリー・マリス

アメリカ合衆国の生化学者

経歴編集

ノースカロライナ州レノアで生まれ、サウスカロライナ州コロンビアに移り住み、そこで成長した。ドレハー高校を経てジョージア工科大学卒。1973年カリフォルニア大学バークレー校から博士号を与えられた。カリフォルニア州に移り、ニューポートビーチ、その後アンダーソンバレーに住んだ。バイオテクノロジーの企業シータス社に就職。そこでPCR法によるDNAの増幅方法を考案した。後に好熱菌DNAポリメラーゼであるTaqポリメラーゼを用いる改良法が開発され、世界の分子生物学の進展に大きな影響を与えた。

現在では免疫に関する研究を行うベンチャー企業を率いている。

またエイズ否認主義の提唱者でもあり、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)はコッホの原則を満たしておらず、存在しないと主張している。

人物像編集

  • 4度の結婚を経験し、3人の子供を儲けている。
  • 彼女のジェニファーを乗せてのドライブ中、現在PCRと呼ばれるDNAの増幅方法のアイデアがマリスの頭の中で突然ともいえる形で組み上がる。この閃きに自分でも驚き車を路肩に寄せて、手元にある紙片に化学式を書き留める。発見の興奮の中「自分が思いつく位なら、他の者が既に発表してるはずだ」と過去の論文を片っ端からあたってみるものの未発表と判明。
  • 1983年12月に実験成功。分子生物学を揺るがす発明を同僚らに話すも重要性が伝わらなかった代わりに友人のビジネスマンが熱心に聞き入って「退職して、自分でパテントを取得してはどうか」と提案するも、その頃はまだ会社勤めが楽しかったマリスはシータス社社員として論文を発表。
  • サーフィンが好きで、ノーベル賞受賞が決まった際にも海辺でサーフィンに興じていたことから「サーファーにノーベル賞」と大きく報じられた。かつてLSDマリファナを使用していたことを公言するなど、奇行も多い人物である。ノーベル賞を確実視されていたがその言動によって審査員らから危険人物扱いされて受賞を見送られたのでは思い込んでノーベル賞には縁が無いと思い込んでいた。ノーベル財団から受賞の連絡を受けた際には「もらう!もらうよ!」と大喜びする。
  • ノーベル賞授賞式にてカール・グスタフスウェーデン国王夫妻から晩餐会の歓待を受けた際、当時タブロイド紙を賑わせていたヴィクトリア王女を話題に「16歳の女の子なら、少し我慢するだけですぐに忘れますよ、大人になる為の良い教訓になるはずです。なんなら年頃の王女に私の息子の一人を婿として娶ってください。交換条件として領土の3分の1を私に頂きたい」と提案する。
  • 学界の主流から外れた主張を繰り返すことが多く、本人曰くコッホの三原則に反しているという論拠に依るエイズの原因はHIVではないというエイズ否認論者であると共に、フロンガスによるオゾン層破壊や地球温暖化を否定することなどでも知られる。

受賞歴編集

  • 1990年 - William Allan Memorial Award of the American Society of Human Genetics
  • 1990年 -Preis Biochemische Analytik of the German Society of Clinical Chemistry and Boehringer Mannheim
  • 1991年 - National Biotechnology Award
  • 1991年 - ガードナー国際賞
  • 1991年 - R&D Scientist of the Year
  • 1992年 - California Scientist of the Year Award
  • 1992年 - ロベルト・コッホ賞
  • 1993年 - 日本国際賞
  • 1993年 - ノーベル化学賞
  • 1993年 - Thomas A. Edison Award
  • 1994年 - Honorary degree of Doctor of Science from the University of South Carolina
  • 1998年 - Inducted into the National Inventors Hall of Fame [2]
  • 1998年 - Ronald H. Brown American Innovator Award[3]
  • 1999年 - カール・ラントシュタイナー記念賞
  • 2004年 - Honorary degree in Pharmaceutical Biotechnology from the University of Bologna, Italy

参考文献編集

脚注編集

外部リンク編集