キャロル・マン(Carol Mann、1941年2月3日 - 2018年5月20日)は、アメリカ合衆国の女子プロゴルファー。1961年からLPGAツアーに参戦、メジャー2勝を含む通算38勝を挙げた[2]世界ゴルフ殿堂のメンバーである。身長191cmは当時としては最も長身の女子選手であった[2]

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Carol Mann
Carol Mann 1968.jpg
1968年
基本情報
名前 キャロル・マン
生年月日 (1941-02-03) 1941年2月3日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク州バッファロー
没年月日 (2018-05-20) 2018年5月20日(77歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国テキサス州ザ・ウッドランズ
身長 191センチメートル (6.27 ft)
経歴
大学 ノースカロライナ大学グリーンズボロ校英語版
プロ転向 1960年
引退 1981年
以前のツアー LPGAツアー(1961-81年)
プロ勝利数 38勝
優勝数
LPGAツアー 38勝
LPGAメジャー選手権最高成績
(優勝: 2勝)
女子ウェスタン 優勝: 1964年
タイトルホルダーズ 5位タイ: 1965年
全米女子プロ 2位タイ: 1969年
全米女子OP 優勝: 1965年
デュモーリエ 26位タイ: 1979年
受賞
世界ゴルフ殿堂 1977年 (member page)
ベアトロフィー 1968年
LPGA賞金女王 1969年
ベーブ・ザハリアス
・アワード
1976年
PGAファースト
レディー・オブ・
ゴルフアワード[1]
2008年
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アマチュア時代編集

ニューヨーク州バッファローで生まれ、メリーランド州ボルチモアイリノイ州シカゴで育った[3]。9歳からゴルフを始める[2]。1958年にウエスタン・ジュニアとシカゴ・ジュニア、1960年にシカゴ女子アマチュアに勝利した[3]ノースカロライナ大学グリーンズボロ校英語版に学ぶ[2]

プロ転向後編集

1960年にプロに転向[4]、1961年からLPGAツアーに参戦。1964年、当時のメジャー選手権であった女子ウェスタンオープンで初優勝を飾った[5]。その後も勝利を重ね、LPGAツアーでメジャー2勝を含む通算38勝を挙げた[2][5]。1968年には最少平均ストローク数を達成した選手に与えられるLPGAベアトロフィーを獲得し[6]、1969年にはLPGA賞金女王に輝いた[7]。1968年に10勝(キャシー・ウィットワースとタイ)、1969年に8勝、1975年は4勝(サンドラ・ヘイニーとタイ)と、3度に亘りシーズン最多勝利を手にした。1973年から1976年まで、LPGAの会長を務めた[7]。1977年、世界ゴルフ殿堂入り[6]。最後のツアーフル参戦のシーズンは1981年であった[4]

マンはゴルフ・インストラクター、マニュエル・デ・ラ・トーレ英語版の長きに亘る教え子であった[8]。2008年、PGAから「ファーストレディー・オブ・ゴルフアワード」を受賞[1]

2018年5月20日、テキサス州ザ・ウッドランズの自宅にて77歳で死去[5][9]

プロ戦績編集

 
1968年、パブスト・レディース・クラシック
 
1970年、バーディン・インビテーショナル
 
1970年

LPGAツアー (38勝)編集

凡例
LPGAツアー メジャー選手権 (2勝)
その他のLPGAツアー (36勝)
No. 日付 トーナメント スコア ストローク差 2位の選手
1 1964年3月22日 女子ウェスタンオープン +8 (83-75-76-74=308) 2打差   ジュディ・キンボール英語版
  ルース・ジェッセン英語版
2 1965年6月27日 レディ・カーリング・オープン +1 (71-69-71=211) 3打差   マリーン・ヘギー
3 1965年7月4日 全米女子オープン +2 (78-70-70-72=290) 2打差   キャシー・コーネリアス
4 1966年4月17日 ローリー・レディース・インビテーショナル E (72-70-74=216) 1打差   ジョー・アン・プレンティス
  キャシー・ウィットワース
5 1966年4月24日 ピーチ・ブロッサム・インビテーショナル E (72-73-71=216) 1打差   マリーン・ヘギー
6 1966年5月29日 バトンルージュ・レディース・インビテーショナル −7 (67-71-71=209) 2打差   キャシー・ウィットワース
7 1966年6月26日 ウォータールー女子オープン・インビテーショナル英語版 −2 (71-70-73=214) 2打差   キャシー・ウィットワース
8 1967年5月7日 トールシティ・オープン英語版 −2 (73-70-71=214) 2打差   ミッキー・ライト
9 1967年6月25日 バックアイ・セービング・インビテーショナル英語版 −9 (70-68-69=207) 4打差   クリフォード・アン・クリード英語版
10 1967年7月22日 スーパーテスト・レディース・オープン英語版 −6 (70-69-71=210) 2打差   マージー・マスターズ英語版
11 1968年4月21日 レディ・カーリング・オープン −16 (66-66-68=200) 10打差   キャシー・ウィットワース
12 1968年4月28日 ローリー・レディース・インビテーショナル −2 (71-71-72=214) 3打差   キャシー・ウィットワース
13 1968年5月5日 シュリーブポート・キワニスクラブ・インビテーショナル英語版 +1 (69-75-73=217) 1打差   キャシー・ウィットワース
14 1968年6月9日 ブルーグラス・レディース・インビテーショナル −6 (71-70-69=210) 4打差   サンドラ・ヘイニー
15 1968年7月14日 パブスト・レディース・クラシック −10 (71-70-65=206) 3打差   キャシー・ウィットワース
16 1968年7月21日 バックアイ・セービング・インビテーショナル −7 (71-66-72=209) 1打差   マリリン・スミス
17 1968年7月27日 スーパーテスト・カナディアン・オープン英語版 −6 (69-73-71=213) 3打差   ジュディ・キンボール
18 1968年9月1日 ウィローパーク・レディース・インビテーショナル英語版 −8 (68-68-69=205) 9打差   パム・バーネット英語版
  シャーリー・エングルホーン
  ベス・ストーン
  キャシー・ウィットワース
19 1968年9月15日 シャーリー・エングルホーン・インビテーショナル英語版 −5 (70-69-69=208) 5打差   グロリア・エーレット
20 1968年10月20日 クオリティ・チェックド・クラシック英語版 −4 (69-74-69=212) 2打差   ジュディ・ランキン
21 1969年4月27日 ローリー・レディース・インビテーショナル −4 (76-68-68=212) 1打差   グロリア・エーレット
22 1969年5月11日 ダラス・シヴィタン・オープン英語版 −4 (68-71-70=209) 2打差   ドナ・カポニ
23 1969年7月20日 ダンベリー・レディー・カーリング・オープン英語版 −1 (71-72-72=215) 2打差   シャロン・ミラー英語版
  キャシー・ウィットワース
24 1969年8月17日 サウスゲート・レディース・オープン英語版 +1 (70-72-75=217) 1打差   ジャン・フェラーリス英語版
25 1969年8月24日 トーナメント・オブ・チャンピオンズ英語版 −3 (76-68-72=216) プレーオフ   ジャン・フェラーリス
26 1969年9月7日 モルソンズ・カナディアン・オープン英語版 −7 (70-70-72=212) 3打差   サンドラ・ポスト
  キャシー・ウィットワース
27 1969年10月5日 ミッキー・ライト・インビテーショナル英語版 −7 (69-70-73=212) 2打差   キャシー・ウィットワース
28 1969年10月26日 コーパス・クリスティ・シヴィタン・オープン英語版 +2 (74-70-68=212) プレーオフ   キャシー・ウィットワース
29 1970年2月15日 バーディンズ・インビテーショナル E (71-70-75=216) プレーオフ   サンドラ・ヘイニー
30 1972年3月19日] オレンジブロッサム・クラシック −3 (73-72-68=213) 2打差   キャシー・ウィットワース
31 19726月4日 レディ・カーリング・オープン −9 (69-74-67=210) 2打差   キャシー・ウィットワース
32 1973年3月25日 シアーズ女子クラシック英語版 −5 (68) 2打差   ジョイス・カズミエルスキー英語版
33 1974年2月17日 ネイプルズ・ルリー・クラシック英語版 −7 (70-70-69=209) 6打差   ミュール・ブレア英語版
34 1974年3月10日 S&Hグリーンスタンプ・クラシック英語版 E (76-74-69=219) 2打差   キャシー・ウィットワース
35 1975年6月15日 ローソンLPGAクラシック英語版 +1 (71-72-74=217) 2打差   ジュディ・ランキン
36 1975年7月14日 ボーデン・クラシック −7 (66-70-73=209) 1打差   ジャン・フェラーリス
37 1975年7月27日 ジョージ・ワシントン・レディース・クラシック英語版 −13 (68-66-72=206) 4打差   スージー・マカリスター英語版
38 1975年9月7日 ダラス・シヴィタン・オープン英語版 −8 (67-70-71=2068) 5打差   サンドラ・パーマー

LPGAツアー プレーオフの記録 (3勝2敗)

No. トーナメント 対戦相手 結果
1 1965年 ベーブ・ザハリアス・オープン英語版   クリフォード・アン・クリード
  マリーン・ヘギー
ヘギーが3ホール目バーディ―で勝利
マンは2ホール目で脱落
2 1969年 トーナメント・オブ・チャンピオンズ   ジャン・フェラーリス 1ホール目パーで勝利
3 1969年 コーパス・クリスティ・シヴィタン・オープン   キャシー・ウィットワース 3ホール目パーで勝利
4 1970年 バーディンズ・インビテーショナル   サンドラ・ヘイニー 1ホール目パーで勝利
5 1975年 ピーター・ジャクソン・クラシック   ジョアン・カーナー 2ホール目相手のバーディーにより敗退

メジャー選手権編集

勝利 (2勝)編集

選手権 スコア ストローク差 2位の選手
1964年 女子ウェスタンオープン +8 (83-75-76-74=308) 2打差   ルース・ジェッセン英語版  ジュディ・キンボール英語版
1965年 全米女子オープン +2 (78-70-70-72=290) 2打差   キャシー・コーネリアス

脚注編集

  1. ^ a b Mann selected as recipient of 2008 PGA First Lady of Golf Award”. PGA. 2008年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e Kelley, Brent. “Carol Mann: Profile”. LiveAbout.com. 2020年9月11日閲覧。
  3. ^ a b Carol Mann, LPGA Hall of Famer who grew up in Chicago, dies at 77”. Chicago Tribune (2018年5月21日). 2020年9月11日閲覧。
  4. ^ a b Carol Mann - Bio”. LPGA. 2020年9月11日閲覧。
  5. ^ a b c Sandomir, Richard (2018年5月22日). “Carol Mann, Golf Star and L.P.G.A. Leader, Is Dead at 77”. The New York Times. 2020年9月11日閲覧。
  6. ^ a b Carol Mann”. World Golf Hall of Fame.org. 2020年9月11日閲覧。
  7. ^ a b Carol Mann Achievements”. 2020年9月11日閲覧。
  8. ^ Denney, Bob (2016年4月25日). “Manuel de la Torre, the First PGA Teacher of the Year, passes at age 94”. PGA. 2020年9月11日閲覧。
  9. ^ Carol Mann Passes Away At Age 77”. LPGA (2018年5月21日). 2020年9月11日閲覧。

外部リンク編集