キース・スウェットKeith Sweat1961年7月22日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のR&B歌手作曲家音楽プロデューサー。元GQメンバー。1980年代末にはニュージャックスウィングの楽曲をヒットさせた。

キース・スウェット
Keith Sweat
キース・スウェット(2009年)
基本情報
出生名 Keith Douglas Sweat
生誕 (1961-07-22) 1961年7月22日(62歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ハーレム
ジャンル R&Bニュージャックスウィング
職業 シンガー・ソングライター音楽プロデューサー
活動期間 1975年 -
レーベル Keiaエレクトラ (ニューズ・コープ)、アトコ / ライノ、Keder / ユニバーサル、KDS / E1 Music / ユニバーサル
共同作業者 GQ、オマー・チャンドラー、LSG、ドゥルー・ヒル、シルク(90s)、オール・スクール、カット・クロース、メディナ・ルイス
公式サイト thesweathotel.iheart.com

経歴 編集

1980年代末に、非常に斬新だったニュージャックスウィングの先駆者として、活躍した。アルバム及びシングルは、ニュージャックスウィングの元祖テディー・ライリーが音楽制作をおこなった。R&B/ファンク/NJS系のヒットが目立つが、ミディアム/スローの曲も多く、バラード・シンガーの傾向も強い。1975年、14歳から「Jamilah」というバンドのリードシンガーとして音楽活動を開始。バンドはニューヨーク、ニュージャージーコネチカットの3州を股にかけて活動していた。その後、GQに加入[1]。グループを脱退後はソロに転向し、クラブ・シンガー、スタジオ・エンジニアなどを務めながら、デモテープ製作を行っていた。これらの活動を契機に、プロモーターであるヴィンセント・デイヴィスと接触、彼の主催するプロダクション「Vintertainment」と契約した。

1987年11月25日、デビュー・アルバムをエレクトラより発表。シングル「アイ・ウォント・ハー」が1988年にヒットし注目を浴びた[2]。以後、2011年までに27枚のシングルと、15枚のアルバム(ライブ、ベスト、企画盤を含む)を発表している。これらの内、6枚のシングルがアメリカビルボードR&Bチャートで1位を獲得し、アルバム6枚がプラチナ・アルバムとなっている。発表したアルバムは全世界で合計2,500万枚以上を売り上げている。1991年のアルバム『キープ・イット・カミン』はRIAAによって100万枚コピーを認定された。[3]。シンガーとしてだけではなく、オマー・チャンドラー、ドゥルー・ヒル、カット・クロース 、オール・スクール (Ol' Skool)、アイズレー・ブラザーズシルク(90s)[4]などのプロデュースも担当した[5]1992年、活動拠点をニューヨークからジョージア州アトランタに移し、自らのレコードレーベル「Keia Entertainment」を立ち上げる。1997年にはジェラルド・レヴァートジョニー・ギルと「LSG」を結成して活躍した(LSGのプロジェクトは2006年のジェラルド・レヴァートの急逝に伴い、自然消滅となった)。

1997年には、アメリカン・ミュージック・アワードの最優秀R&B/ソウル男性アーティスト賞を獲得した。

ディスコグラフィ 編集

スタジオ・アルバム 編集

  • 『メイク・イット・ラスト・フォーエヴァー』 - Make It Last Forever (1987年)
  • 『アイル・ギヴ・オール・マイ・ラヴ・トゥ・ユー』 - I'll Give All My Love to You (1990年)
  • 『キープ・イット・カミン』 - Keep It Comin' (1991年)
  • 『ゲット・アップ・オン・イット』 - Get Up on It (1994年)
  • 『キース・スウェット』 - Keith Sweat (1996年)
  • 『スティル・イン・ザ・ゲーム』 - Still in the Game (1998年)
  • 『ディドゥント・シー・ミー・カミング』 - Didn't See Me Coming (2000年)
  • 『リバース』 - Rebirth (2002年)
  • 『ジャスト・ミー』 - Just Me (2008年)
  • 『ライディン・ソロ』 - Ridin' Solo (2010年)
  • 『ティル・ザ・モーニング』 - Til the Morning (2011年)
  • 『ドレス・トゥ・インプレス』 - Dress to Impress (2016年)
  • 『プレイング・フォー・キープス』 - Playing for Keeps (2018年)

LSG 編集

  • 『レヴァート、スウェット、ギル』 - Levert.Sweat.Gill (1997年)
  • 『LSG2』 - LSG2 (2003年)

シングル 編集

  • "I Want Her" (1987年)
  • "Something Just Ain't Right" (1988年)
  • "Make It Last Forever" (with Jacci McGhee) (1988年)
  • "Don't Stop Your Love" (1988年)
  • "Make You Sweat" (1990年)
  • "Merry Go Round" (1990年)
  • "I'll Give All My Love to You" (1990年)
  • "Your Love - Part 2" (1991年)
  • "Keep It Comin'" (1991年)
  • "Why Me Baby" (featuring LL Cool J) (1992年)
  • "I Wanna Love You Down" (1992年)
  • "How Do You Like It" (featuring Left Eye) (1994年)
  • "When I Give My Love" (1994年)
  • "Get Up On It" (with Kut Klose) (1994年)
  • "Twisted" (featuring Pretty Russ & Kut Klose) (1996年)
  • "Nobody" (featuring Athena Cage) (1996年)
  • "Just a Touch" (1997年)
  • "Come With Me" (featuring Ronald Isley) (1997年)
  • "Come And Get With Me" (featuring Snoop Dogg) (1998年)
  • "I'm Not Ready" (1999年)
  • "I'll Trade (A Million Bucks)" (featuring Lil' Mo) (2000年)
  • "Real Man" (2001年)
  • "One on One" (2002年)
  • "Love U Better" (featuring Keyshia Cole) (2007年)
  • "Suga Suga Suga" (featuring Paisley Bettis) (2008年)
  • "Test Drive" (featuring Joe) (2010年)
  • "Make You Say Ooh" (2011年)
  • "Good Love" (2016年)

脚注 編集

  1. ^ 1979年の「ディスコ・ナイト」のヒットで有名な、あのGQである
  2. ^ http://www.allmusic.com/artist/keith-sweat-mn0000767016
  3. ^ RIAA - Gold & Platinum: Keith Sweat Archived 2015-09-24 at the Wayback Machine.
  4. ^ 70sのスイートソウル・グループのシルクとは別なグループ
  5. ^ “Silk Chart History > Billboard 200”. Billboard. https://www.billboard.com/artist/silk/chart-history/tlp/ 2022年1月22日閲覧。. 

関連項目 編集

外部リンク 編集