キース・ヴァン・ホーン

アメリカのバスケットボール選手

キース・アダム・ヴァン・ホーンKeith Adam Van Horn, 1975年10月23日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州フラートン出身の元プロバスケットボール選手。NBAニュージャージー・ネッツなどで活躍した。ポジションはパワーフォワードまたはスモールフォワード

キース・ヴァン・ホーン
Keith Van Horn
ダラス・マーベリックスでのヴァン・ホーン
(2005年)
引退
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1975-10-23) 1975年10月23日(49歳)
出身地 カリフォルニア州の旗 カリフォルニア州フラートン
身長(現役時) 208cm (6 ft 10 in)
体重(現役時) 111kg (245 lb)
キャリア情報
高校 ダイアモンドバー高等学校
大学 ユタ大学
NBAドラフト 1997年 / 1巡目 / 全体2位[1]
プロ選手期間 1997–2006
ポジション PF / SF
背番号歴 44, 4, 2
経歴
19972002ニュージャージー・ネッツ
2002–2003フィラデルフィア・76ers
2003–2004ニューヨーク・ニックス
20042005ミルウォーキー・バックス
20052006ダラス・マーベリックス
受賞歴
NBA通算成績
得点 9,206 (16.0 ppg)
リバウンド 3,909 (6.8 rpg)
アシスト 900 (1.6 apg)
Stats Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

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学生時代

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ダイアモンド・バー高校からユタ大学に進学。NCAAのディヴィジョンの1つ、WAC( Western Athletic Conference)で活躍した。

1997年のNBAドラフトの全体2位指名 (全体1位はティム・ダンカン) を受け、フィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団するも、開幕前にニュージャージー・ネッツに放出。ルーキーシーズンからチームのフランチャイズ・プレイヤーとして活躍。62試合の出場し、1試合平均19.7得点、6.6リバウンドを記録し、その年のオール・ルーキー・ファーストチームに選出された。

その後、2001-2002シーズンまではフランチャイズ・プレイヤーの一人としてネッツでプレイし、2002年プレイオフではNBAファイナルに進出したが、ロサンゼルス・レイカーズに4戦全敗を喫し、ジェイソン・キッドから名指しで苦言を呈され、ケニオン・マーティンからも「人生の一番大事な試合で、命懸けでプレーしなかったヤツがいた」と非難され、ヴァン・ホーンはケリー・キトルズと共にファイナル敗退の戦犯として批判の的に挙げられてしまった。

2002-2003シーズンはドラフト指名を受けたフィラデルフィア・セブンティシクサーズに移籍してプレイした。翌2003-2004シーズンはニューヨーク・ニックスでプレイしたが、シーズン途中にミルウォーキー・バックスに三角トレードで移籍。2004-2005シーズン途中にダラス・マーベリックスに移籍した。

2005-2006シーズンは怪我も重なって53試合の出場に留まった。全試合でベンチから出場したが、出場時間そのものが減少したために成績は前年を下回った。NBAファイナルの舞台では5試合に出場したが、2勝4敗で優勝はならなかった。シーズンオフはFAとなったが、数年来の不振と高年俸などがネックとなり、開幕を過ぎても移籍先が決定することが出来ず、事実上の引退状態となる。その後、ネッツのスポークスマンとして活動していたが、2007-2008シーズン中に行われたジェイソン・キッドを核とした大型トレードに組み込まれ、サイン・アンド・トレードニュージャージー・ネッツへと形式上の"移籍"。マーベリックスは暗礁に乗り上げていたトレードを成立させるために、人員合わせの為にトレード直前にヴァン・ホーンと再契約を交わし、引退の状況にありながらヴァン・ホーンは3年1200万ドルの契約を手に入れることになった(但し、保証は07-08シーズン分のみ)。

プレースタイル

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ミドルシュートやスリーポイントシュートなど、外角からの得点を得意としている。マーベリックスではダーク・ノヴィツキーの控えとしてプレーした。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1997–98 NJN 62 62 37.5 .426 .308 .846 6.6 1.7 1.0 .4 19.7
1998–99 42 42 37.5 .428 .302 .859 8.5 1.5 1.0 1.3 21.8
1999–00 80 80 34.8 .445 .368 .847 8.5 2.0 .8 .8 19.2
2000–01 49 47 35.4 .435 .382 .806 7.1 1.7 .8 .4 17.0
2001–02 81 81 30.4 .433 .345 .800 7.5 2.0 .8 .5 14.8
2002–03 PHI 74 73 31.6 .482 .369 .804 7.1 1.3 .9 .4 15.9
2003–04 NYK 47 47 33.5 .445 .373 .819 7.3 1.8 1.1 .4 16.4
MIL 25 15 30.6 .472 .458 .945 6.3 1.5 .6 .6 15.7
2004–05 33 13 24.8 .449 .385 .862 5.0 1.2 .6 .3 10.4
DAL 29 3 23.6 .462 .375 .783 4.4 1.2 .5 .3 12.2
2005–06 53 0 20.6 .424 .368 .832 3.6 .7 .6 .2 8.9
通算 575 463 31.6 .443 .361 .835 6.8 1.6 .8 .5 16.0

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1998 NJN 3 3 25.7 .448 .000 .800 3.0 .3 .0 .0 12.7
2002 20 20 32.2 .402 .440 .714 6.7 2.1 1.0 .5 13.3
2003 PHI 12 12 33.5 .382 .438 .900 7.5 .8 .8 .2 10.4
2004 MIL 5 2 27.4 .333 .364 .667 4.6 1.4 1.4 .6 8.0
2005 DAL 3 0 11.0 .467 .000 .889 2.0 .3 .3 .0 7.3
2006 14 3 12.3 .339 .286 1.000 2.3 .1 .0 .3 3.6
通算 57 40 25.7 .388 .391 .795 5.1 1.1 .6 .3 9.5

カレッジ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1993–94 ユタ 25 24 29.6 .516 .443 .775 8.3 .8 .8 1.6 18.3
1994–95 33 33 30.1 .545 .386 .856 8.5 1.4 .8 .8 21.0
1995–96 32 30.9 .538 .409 .851 8.8 1.0 .7 .7 21.4
1996–97 32 32 31.5 .492 .387 .904 9.5 1.4 .7 1.2 22.0
通算 122 89 30.6 .522 .401 .851 8.8 1.2 0.7 1.0 20.8

外部リンク

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