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株式会社クインテットはかつて存在したコンシューマーゲーム機向けのソフトウェアメーカー

目次

会社概要編集

 
本社があったボヌール永山。(2018年12月撮影)

神奈川県川崎市にあるかわさきマイコンシティにて1989年4月設立。後に東京都多摩市に移転している。

「プログラマー」・「企画」・「グラフィック」・「サウンド」の4つの要素から音楽用語の「カルテット四重奏)」を社名にしようとしたが、同地にカルテットを冠する会社があったため、「プロデューサー」を足して「クインテット(五重奏)とした[1]

代表取締役社長は、日本ファルコムの『イース』、『イースII』のシナリオライターだった宮崎友好。他に同ゲームのメインプログラム担当だった橋本昌哉がメンバーにいる。その関係から、スーパーファミコン発売から間もなく発売された処女作『アクトレイザー』の音楽ではイースを手がけた古代祐三、キャラクターデザインは古代祐三の実妹である古代彩乃が担当し、特に古代祐三が担当したサウンドに関しては、オーケストラを髣髴させるということでユーザーから高い評価を受けた。

その後、スーパーファミコン用アクションロールプレイングゲームとして発売された『ソウルブレイダー』、『ガイア幻想紀』、『天地創造』(すべて発売はエニックス)はあわせて「ソウル三部作」または「クインテット三部作」と呼ばれ、同社独特の「創造と破壊」をテーマにした世界観を確立。多くの固定ファンをつけることになった。

しかし、2000年ごろを境に同社開発を明記したゲームは減少し、晩年は開発下請けを行なっていた。

公式サイトの沈黙編集

クインテット公式サイトは2008年3月頃まで存在していたが、その後消滅し、旧URLは現在別会社のものとなっている。また、消滅前の更新では2002年2月26日のものが最後であり、消滅まで長い間更新されなかった理由は不明である。

公式サイトには少なくとも2002年3月29日ゲームボーイアドバンスRPG、『マジカル封神』の発売日)までは掲示板が存在していた。だが同社の近況報告が全く出てこないことに痺れを切らしたファンによる、怒りの声が掲示板にあふれた。これに対し同社のスタッフから「現在は外部に提供できる情報がなく、また掲示板は閉鎖する」旨が書き込まれ、掲示板が閉鎖される一幕もあった。

晩年の動向編集

同社の情報が公式に発表されなくなった以降の動きとして、2002年3月29日にコーエーより発売されたゲームボーイアドバンス用RPG『マジカル封神』の開発があげられる。『マジカル封神』の著作権表記にはクインテットの名は一切ないが、開発者の一人がクインテットが開発したことを明らかにしている[2]。また、ゲームボーイアドバンス用ゲームソフト『スーパーロボット大戦シリーズ』(ARDJ)のエンディングでサウンド担当として同社の名前が記載されている。

2005年3月24日発売の『イースIII -ワンダラーズフロムイース-』(PS2版)ではBGMを担当していたようだが、アレンジの出来はあまり評判がよくなかった。

その他、ネット上の有志の手によって、ゲームのエンディングクレジットにクインテットスタッフの名前が掲載されているゲームソフトがいくつか確認されている。このことからわかるように、晩年は、最盛期とは異なりクインテット製作を明記せずに、さまざまなソフトの部分的下請け開発を行なっていたようである。

フライトユニット[3]代表の安堂ひろゆきはTwitterにて「クインテットは倒産した」という旨のTweetをしている[4]

開発タイトル編集

スーパーファミコン編集

プレイステーション編集

セガサターン編集

ドリームキャスト編集

ゲームボーイアドバンス編集

Windows編集

  • 落語タイピング寄席 楽太郎の真打(2002年9月20日[5]、クインテット)

脚注編集

  1. ^ セガサターンマガジン 149号 P176-177
  2. ^ 電脳遊戯(2003年3月26日時点のアーカイブ
  3. ^ FlightUNIT.co”. 株式会社フライトユニット. 2013年3月29日閲覧。
  4. ^ 「未払い倒産がクインテットの一件だけ。」 2012年5月4日。2013年2月22日閲覧
  5. ^ https://medio.bz/item.php?cc=5&item=4560132090019

外部リンク編集