クライ・ベイビー」 (Cry Baby) は、1963年ガーネット・ミムズ・アンド・ジ・エンチャンターズが最初に吹込み、後にロック歌手ジャニス・ジョプリンが有名なカバーしたバージョンも有名になった楽曲。バート・バーンズジェリー・ラゴヴォイと書いたこの曲を、ミムズのグループはユナイテッド・アーティスツのレーベルからリリースした。1963年、このオリジナル盤はR&Bチャートで首位に立ち、Billboard Hot 100 のチャートでも最高4位まで上昇し[1]、その後の1960年代におけるアレサ・フランクリンオーティス・レディングソウル系のヒットに途を拓いた[2]

Cry Baby
Garnet Mimms and the Enchantersシングル
初出アルバム『Cry Baby』
リリース
規格 7インチ・シングル盤
ジャンル ソウルブルース
時間
レーベル ユナイテッド・アーティスツ(United Artists)
作詞・作曲 バート・バーンズ(Bert Berns)
ジェリー・ラゴヴォイ(Jerry Ragovoy)
プロデュース バート・バーンズ
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先代
(Love Is Like A) HeatwaveMartha & The Vandellas
(1回目) Billboard Hot R&B Singles number-one single
1963年10月12日
次代
Part Time LoveLittle Johnny Taylor
先代
Part Time LoveLittle Johnny Taylor
(復帰) Billboard Hot R&B Singles number-one single
1963年10月26日 - 1963年11月2日
次代
It's All RightThe Impressions

ジャニス・ジョプリンによる歌唱 編集

クライ・ベイビー
Janis Joplin and Full Tilt Boogie Bandシングル
初出アルバム『パール(Pearl)』
A面 クライ・ベイビー (Cry Baby)
B面 ベンツが欲しい(Mercedes Benz)
リリース
規格 7インチ・シングル盤
録音 1970
ジャンル ブルースロック
時間
レーベル コロムビア・レコード(Columbia)
作詞・作曲 バート・バーンズ(Bert Berns)
ジェリー・ラゴヴォイ(Jerry Ragovoy)
プロデュース ポール・A・ロスチャイルド(Paul A. Rothchild)
ミュージックビデオ
「Cry Baby」 - YouTube
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1970年9月から10月にかけて、ジャニス・ジョプリンはアルバム『パール』を録音し、このアルバムは彼女の死後にリリースされた。このアルバムに収められた「クライ・ベイビー」は、ポール・A・ロスチャイルドプロデュースにより、ブルースロックのスタイルで演奏されている。シングル盤B面には、「ベンツが欲しい (Mercedes Benz)」が収められた。このジョプリンの録音は、「クライ・ベイビー」の録音としては最も広く知られたものとなっている。

この楽曲は、ジョプリンがよく取り上げていたレパートリーであり、今日ではジョス・ストーンアリソン・イラヘタ(Allison Iraheta)、ルージャ・マグドルナなど、他のアーティストたちによっても演奏されている[3]

出典・脚注 編集

  1. ^ Whitburn, Joel (2004). Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942-2004. Record Research. p. 403 
  2. ^ Garnet Mimms at allmusic
  3. ^ Pearl[リンク切れ] at Joplin's official site

外部リンク 編集