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撮影(さつえい)とはカメラ(撮影機)によって静止画スチル写真)や動画映画テレビビデオ等)を記録する行為のこと[要出典]。メディアは元々感光材料(感材)で、スチルでは湿板乾板フィルム、ムービーではフィルムから磁気テープへと進化してきたが、最近はデジタル技術の進歩に伴い、光ディスクメモリーカード/メモリースティックなどの媒体が使われる。

撮像ともいい、特に天体の像を記録する場合に使う[1](「撮像観測」などと使われる)。

撮影の基本編集

撮影上必要となる技術は、構図露出ISO感度シャッター速度絞りによって決まる)、光線状態/照明が中心になる。普通はいわゆる適正露出を目指すが、表現意図によりオーバー気味(ハイキー)、アンダー気味(ローキー)の露出を敢えて選ぶこともある。

またレンズの選択も重要な役割を果たす。レンズは焦点距離の長い順から大まかに望遠レンズ標準レンズ広角レンズに分けられ、また接写に適したマクロレンズ、焦点距離を変えられるズームレンズ、歪んだ像の得られる魚眼レンズなどの特殊なレンズが存在し、撮影者は撮影意図に最も適したレンズを選択して撮影する必要がある。また、表現意図によってカラーにするか、モノクロで撮影するか判断しなければならない。

焦点距離は被写界深度とも相関関係があり、望遠レンズでは浅く、広角レンズでは深くなる。被写界深度は絞り値によってもコントロールでき、絞り込む(F値を大きくする)と深くなる、つまり近くから遠くまでピントがあった写真(パンフォーカス)になる。また、その逆をすれば浅くなり、主たる被写体の背景や前景がぼけることになる(ボケ表現)。

シャッター速度が遅くなるとブレが生じるので、普通は三脚や照明を用いることにより、できるだけこれを避けるのが普通だが、特殊な表現意図があるときにはあえてブレ(モーションブラー)を生じさせることもある。

また、カラー撮影の場合は感材の乳剤番号(製造ロット)や相反則不軌、光源の色温度によってカラーバランスが崩れることがあるので、フィルターや光源別のフィルムを使用し、露光量も調節するなどの「補正」が必要となる。デジタルカメラの場合はホワイトバランスの設定などにより色調を調節する。

動画撮影について編集

映画テレビドラマの撮影において、撮影開始を「クランクイン」、撮影終了を「クランクアップ」と呼ぶ。これは、カメラが手回し式だった頃の、手回しハンドル(クランク)に由来するとされる。
スタジオ内の撮影を「スタジオ撮影」「セット撮影」などと呼び、撮影所の外の屋外での撮影は「ロケーション撮影」または「オープン撮影」と呼ぶ。また、VFXを用いる映画ではブルーバック撮影(緑色を使う場合はグリーンバックと呼ばれる)などがある。

映画やビデオカメラの撮影においてはスチル写真にはない動きを伴うカメラワークパントラッキングドリー、クレーン、ズーミングピント送りなど)による表現が可能になり、また、多くの場合、音声録音も必要とされてくる。また、撮影が終わった後で映像や音声の編集が必要である。編集にあたってはモンタージュの技法や、ナレーションの付加により、映像に一定の意味が与えられる。

シネマトグラフィ: Cinematography)及び、ビデオグラフィ: Videography)とは、映像学、映像技術、映像撮影、動画学、動画技術、動画撮影、映画学、映画技術、映画撮影などを意味する言葉で、この頁では映像撮影技術または、動画撮影技術、映画撮影技術を指す。フォトグラフィ: photography)とは、写真学、写真技術、写真撮影などを意味する言葉で、この頁では写真撮影技術を指す。

デジタル式映画撮影(でじたるしきえいがさつえい、デジタルシネマトグラフィ: Digital cinematography)とは、映画の撮影の段階で従来の銀塩式フィルムを使用せずに、光を電気信号に変換する撮像素子を使用して磁気テープハードディスク等の記録媒体に記録する撮影である。

脚注編集

  1. ^ 『明鏡国語辞典』第二版

関連項目編集