クロトーネ

イタリアの都市

クロトーネイタリア語: Crotone ( 音声ファイル))は、イタリア共和国カラブリア州東部にある都市で、その周辺地域を含む人口約64,000人の基礎自治体コムーネ)。クロトーネ県の県都である。

クロトーネ
Crotone
クロトーネの風景
行政
イタリアの旗 イタリア
カラブリア州の旗 カラブリア
県/大都市 クロトーネ
CAP(郵便番号) 88900
市外局番 0962
ISTATコード 101010
識別コード D122
分離集落 #行政区画参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
地震分類 zona 2 (sismicità media)
気候分類 zona B, 899 GG
公式サイト リンク
人口
人口 63,941 [1](2018-01-01)
人口密度 355.6 人/km2
文化
住民の呼称 crotonesi
守護聖人 San Dionigi
祝祭日 10月9日
地理
座標 北緯39度05分 東経17度07分 / 北緯39.083度 東経17.117度 / 39.083; 17.117座標: 北緯39度05分 東経17度07分 / 北緯39.083度 東経17.117度 / 39.083; 17.117
標高 8 (0 - 186) [2] m
面積 179.83 [3] km2
クロトーネの位置(イタリア内)
クロトーネ
クロトーネの位置
クロトーネ県におけるコムーネの領域
クロトーネ県におけるコムーネの領域
イタリアの旗 ポータル イタリア
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イオニア海に面した港湾都市で、ギリシア植民都市クロトーンを起源とする。古代クロトーンはピタゴラスその学派の拠点を置いた地として知られる。

名称 編集

Crotone[kroˈtone] [4]と発音される。日本語文献では「クロトーネ」のほか、「クロトネ」[5]とも記される。

古代にはクロトーン古代ギリシア語: Κρότων、長音を略してクロトンとも)、クロトナラテン語: Crotona)と呼ばれ、中世以後はコトローネCotrone)の名で呼ばれた。1928年、コトローネから現在のクロトーネへの改称が行われた。

地理 編集

位置・広がり 編集

イタリア半島の先端、カラブリア半島の東海岸(イオニア海側)に位置する。クロトーネの市街は、州都カタンザーロから東北東へ約50km、コゼンツァから東南東へ約79km、ターラントから南へ約154km、レッジョ・ディ・カラブリアから北東へ約168kmの距離にある。[6]

 
クロトーネ県概略図

隣接コムーネ 編集

隣接するコムーネは以下の通り。

歴史 編集

 
紀元前5世紀の貨幣

紀元前710年頃生まれたギリシア植民都市クロトーンを起源とする。

オリンピックなどで活躍する選手を輩出していることでも有名で、紀元前6世紀後半のギリシャ人選手ミロン英語版もその一人である。

1994年、カタンザーロ県が分割されて設置されたクロトーネ県(自治体としての発足は1996年)の県都となった。

行政 編集

行政区画 編集

クロトーネには以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

スポーツ 編集

クロトーネを本拠地とするサッカークラブとして、FCクロトーネがある。2020-21シーズンは1部リーグであるセリエAに所属している。ホームスタジアムはスタディオ・エツィオ・シーダ

交通 編集

姉妹都市 編集

人物 編集

著名な出身者 編集

ゆかりの人物 編集

脚注 編集

外部リンク 編集