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クロマトロン (Chromatron) は、アパーチャーグリル方式のブラウン管である。後に改良されてトリニトロンになった[1]

概要編集

クロマトロン管の大きな特徴は、色選別機構にシャドーマスクを使用せずにアパーチャーグリルと呼ばれるフィルターを使用していることである。

アパーチャーグリル方式は、当時一般的だったシャドーマスク方式に比べ、低輝度でもコントラストが高く、画質面で非常に有利であった[1]

主な欠点としては、高電圧による障害と、それを防止するための絶縁作業の困難があり、外から見た時、画面が二倍明るくみえるように、アルミの非常に薄い膜を蛍光面の裏側にコーティングしたが、カラースイッチンググリッドにかけられた高電圧の影響で、アルミが吸い寄せられてショートしてしまい、スイッチングができなくなる事や特性上蛍光体の焼き付けに電子銃での照射を利用するため、生産性が低く、量産には適さなかった事が挙げられる[1]

そのため社内では苦労マトロンと呼ばれた[1]

利点を維持しつつ、欠点を解決したトリニトロンが開発された。

関連項目編集

脚注編集