クンターン・トンネル

タイにあるタイ国鉄北本線の鉄道トンネル

クンターン・トンネル: อุโมงค์ขุนตาน: Khun Tan Tunnel)は、タイ王国にあるクンターン山脈英語版の下を貫く長大な鉄道トンネルである。 当トンネルは、タイ王国にある7つの鉄道トンネルの中で[1]、最長のトンネルとなっている。

クンターン・トンネル
อุโมงค์ขุนตาน
Khun Tan Tunnel
クンターン・トンネルへの進入
概要
路線 北本線
位置 タイ王国の旗 タイ
ラムパーン県ラムプーン県
座標 北緯18度29分11.2秒 東経99度15分53秒 / 北緯18.486444度 東経99.26472度 / 18.486444; 99.26472座標: 北緯18度29分11.2秒 東経99度15分53秒 / 北緯18.486444度 東経99.26472度 / 18.486444; 99.26472
現況 運用中
系統 タイ国有鉄道
運用
完成 1918年
通行対象 鉄道
技術情報
全長 1,362.10メートル (4,468.83 ft)
軌道数 1
軌間 狭軌メーターゲージ英語版
電化の有無 非電化
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当トンネルは、首都バンコクからチエンマイまでを結ぶタイ国鉄北本線メータンノーイ駅英語版クンターン駅の間にあり、起点から681.57870および682.94080キロメートル[要出典]地点に位置する、延長1,362.10メートル (4,468.83 ft)のトンネルである[2]。 当トンネルは、ラムパーン県ラムプーン県の県境下を貫いている。

クンターン駅は、当トンネルの北端にあり、標高758メートルにある、タイ王国内での最標高の駅となっている[3]

歴史 編集

クンターン山脈は歴史的に、チエンマイ王国シャム中央平野の間にある、恐るべき自然の障壁英語版であった。 山脈の南部にて、1907年よりクンターン・トンネルが建設された。 バンコクとチエンマイの都市間の移動の不便さを、当トンネルが解消している。 当トンネルが完成するまで、11年間掛かっている。 第一次世界大戦にてドイツの技術者が逮捕されたため、建設が中断している[4]

当トンネルは当初、標準軌対応として意図されていたため、狭軌メーターゲージ)に改軌された後は、トンネル内に余分なスペースがある[5]

脚注 編集

  1. ^ 南本線フワヒン駅の北部に位置するフワヒン空港にて2000年前後に実施された改修工事により、本線線路および周辺の道路をまたぐ形で滑走路が延長された。この工事に伴い埋設されたカルバート(複線対応)を8番目の鉄道トンネルとして数える場合がある。ちなみに、東本線バイパス線(クローンシップカーオ - ケンコーイ間)の複線化完成(2020年)に伴い、先行開通していたプラプッターチャイトンネルと同一箇所に第二トンネルが完成し、供用開始した。
  2. ^ From a list of tunnel data provided by the Information Bureau of the State Railway of Thailand
  3. ^ อุโมงค์รถไฟถ้ำขุนตาน จากเว็บไซต์สำนักงานสรรพากรพื้นที่ลำพูน]
  4. ^ The White Bridge: Celebrating the 80th birthday of His Majesty King Bhumibol
  5. ^ Historical Thai Railroads/SRT News 2003-2006

関連項目 編集

外部リンク 編集