グッド・ラック・トゥ・ユー、レオ・グランデ

グッド・ラック・トゥ・ユー、レオ・グランデ』(原題:Good Luck to You, Leo Grande)は2022年に公開されたアメリカ合衆国イギリス合作のコメディ映画である。監督はソフィー・ハイド、主演はエマ・トンプソンが務めた。

グッド・ラック・トゥ・ユー、レオ・グランデ(日本語タイトル未定)
Good Luck to You, Leo Grande
監督 ソフィー・ハイド
脚本 ケイティ・ブランド
製作 デビー・グレイ
エイドリアン・ポリトウスキー
製作総指揮 ソフィー・ハイド
ケイティ・ブランド
ジュリアン・グリーク
マーク・グーダー
ナディア・カムリッチ
アリソン・トンプソン
ネッサ・マッギル
マルタン・メッツ
出演者 エマ・トンプソン
ダリル・マコーミック
音楽 スティーヴン・レニックス
撮影 ブライアン・メイソン
編集 ブライアン・メイソン
製作会社 ゲネシウス・ピクチャーズ
アライン
コーナーストーン・フィルムズ
サーチライト・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗サーチライト・ピクチャーズ
イギリスの旗ライオンズゲートUK
公開 アメリカ合衆国の旗イギリスの旗2022年6月17日
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
言語 英語
興行収入 世界の旗$6,939,607[1]
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概略 編集

学校教員を定年まで勤めあげた後、ナンシー・ストークスはあることが気になり始めた。それは性行為でオーガズムに達したことが1回もないことであった。ナンシーがベッドを共にしたのは2年前に死別した夫だけで、その最中はいつも気持ちよくなっているふりをしていたのである。モヤモヤ感は日増しに強くなっていき、ナンシーは意を決して男娼を雇うことにした。

そうしてホテルにやって来た男娼、レオ・グランデはハンサムで感じのよい青年であった。ところが、いざ事に及ぼうとすると、ナンシーは緊張や恥じらいのためにオロオロしてしまう。レオはそんなナンシーを優しくリードしていくが、彼は彼で別の悩みを抱えていた。

キャスト 編集

製作・音楽 編集

2020年10月27日、ソフィー・ハイド監督の新作映画にエマ・トンプソンが出演することになったと報じられた[2]2021年2月24日、ダリル・マコーミックがキャスト入りした[3]。同年3月、本作の主要撮影がイギリスのノリッジで始まった[3]。2022年1月3日、スティーヴン・レニックスが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[4]。6月17日、本作のサウンドトラックが発売された[5]

本作にはヌードシーンや性行為を行うシーンが多数存在するが、トンプソンとマコーミックはインティマシー・コーディネーターの起用を求めなかったという。その理由についてマコーミックは「お互いを知ることに最大限集中し、相手と一緒にいることが心地よい状態にまで至れたなら、自分たちだけで全てを演じきれると思った」と語っている[6]

公開・マーケティング 編集

2021年10月11日、ライオンズゲートUKが本作の全英配給権を獲得したと報じられた[7]。2022年1月22日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[8]。26日、サーチライト・ピクチャーズが本作の全米配給権を購入し、Huluで配信する予定だとの報道があった[9]。5月16日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]

評価 編集

本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには221件のレビューがあり、批評家支持率は93%、平均点は10点満点で7.8点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「性の目覚めを描いた作品は少なくない。しかし、『グッド・ラック・トゥ・ユー、レオ・グランデ』を見れば、この題材からも新鮮味のある物語―しかも、とても面白い―を生み出せると分かる。」となっている[11]。また、Metacriticには34件のレビューがあり、加重平均値は78/100となっている[12]

本作での演技が評価され、エマ・トンプソンは第80回ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた[13]

出典 編集

  1. ^ Good Luck to You, Leo Grande (2022)”. The Numbers. 2023年1月9日閲覧。
  2. ^ Emma Thompson to Star in Comedy ‘Good Luck to You, Leo Grande’ From Sophie Hyde”. Variety (2020年10月27日). 2023年1月9日閲覧。
  3. ^ a b Daryl McCormack Joins Emma Thompson In Sophie Hyde’s ‘Good Luck To You, Leo Grande’”. Deadline.com (2021年2月24日). 2023年1月9日閲覧。
  4. ^ Stephen Rennicks Scoring Sophie Hyde’s ‘Good Luck to You, Leo Grande’”. Film Music Reporter (2022年1月3日). 2023年1月9日閲覧。
  5. ^ ‘Good Luck to You, Leo Grande’ Soundtrack Album Details”. Film Music Reporter (2022年6月13日). 2023年1月9日閲覧。
  6. ^ “We are very close now” –Tipperary’s Daryl McCormack on getting intimate with Emma Thompson for a new film role”. independent.ie (2021年6月6日). 2023年1月9日閲覧。
  7. ^ Emma Thompson’s ‘Good Luck to You, Leo Grande’ Acquired by Lionsgate U.K.”. Variety (2021年10月11日). 2023年1月23日閲覧。
  8. ^ Sundance 2022: Hybrid Festival Sees Princess Diana, Michael Kenneth Williams, Dakota Johnson, Bill Cosby, NYC Rock’n’Roll & Regina Hall Fill Lineup”. Deadline.com (2021年12月9日). 2023年1月23日閲覧。
  9. ^ Searchlight Closes $7.5M U.S. Deal For Sundance Pic ‘Good Luck To You, Leo Grande’; Hulu Releasing”. Deadline.com (2022年1月26日). 2023年1月23日閲覧。
  10. ^ GOOD LUCK TO YOU, LEO GRANDE Official Trailer Searchlight Pictures”. YouTube (2022年5月16日). 2023年1月23日閲覧。
  11. ^ Good Luck to You, Leo Grande”. Rotten Tomatoes. 2023年1月23日閲覧。
  12. ^ Good Luck to You, Leo Grande (2022)”. Metacritic. 2023年1月23日閲覧。
  13. ^ Golden Globes 2023: Complete Nominations List”. Variety (2022年12月12日). 2023年1月23日閲覧。

外部リンク 編集