グラブ・ジャムン英語: Gulab Jamun)はインド菓子。非常に甘いのが特徴である[1]

グラブ・ジャムン

概要 編集

ラスグッラと並ぶインドの代表的なデザートである[2]

コア1kgに対し、小麦粉100g砂糖水2kgを混ぜ、直径3cmほどの球状に成形する[1]揚げ、最後に砂糖水に漬ける[1]

西アジアには、コアなどの乳製品を使わず小麦粉だけで作る同様の菓子がある[1]

語源 編集

"Gulab"はローズウォーターで香りをつけた甘いシロップのことで、ペルシア語gol(花)とāb(水)に由来する。"Jamun"または"Jaman"はフトモモ科ムラサキフトモモ英語版ヒンディー語版(マラバープラム・ブラックプラムとも)の果実で[3]、形や大きさが近いために喩えとして使われている。

参考文献 編集

  • 平田昌弘「ユーラシア大陸の乳加工技術と乳製品 : 第7回 南アジア-インドの都市部・農村部の事例2 : 乳菓」『New Food Industry』第53巻第7号、食品資材研究会、2011年、65-73頁、NAID 120005590051 

出典 編集

  1. ^ a b c d ユーラシア大陸の乳加工技術と乳製品, p. 68.
  2. ^ 熊谷はるか「「カレーの国」はカレーだけじゃない」『JK、インドで常識ぶっ壊される』河出書房新社、2021年。ISBN 978-4309030166 
  3. ^ Banerjee, A.; Dasgupta, N.; De, B. (5 2005). “In vitro study of antioxidant activity of Syzygium cumini fruit”. Food Chemistry 90 (4): 727-733. 

関連項目 編集