グレートソルト湖
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グレートソルト湖(グレートソルトこ、英: Great Salt Lake)はアメリカ合衆国ユタ州の北部にある西半球最大の塩水湖であり、五大湖と太平洋との間にある湖としても最大である[1]。南にはオカー山脈がある。更新世には巨大な淡水湖ボンネビル湖の一部だった。大塩湖(だいえんこ)やグレートソルトレイクと表記されることもある。
グレートソルト湖 | |
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所在地 |
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位置 | 北緯41度10分 西経112度35分 / 北緯41.167度 西経112.583度座標: 北緯41度10分 西経112度35分 / 北緯41.167度 西経112.583度 |
面積 | 4,660 km2 |
最大水深 | 10 m |
平均水深 | 4.3 m |
貯水量 | 18.92 km3 |
水面の標高 | 1,282 m |
淡水・汽水 | 塩湖 |
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湖には以下の3つの河川が注ぎ込んでいる。すなわちユインタ山地に端を発し北東から注ぐベア川、同じくユインタ山地から東側に注ぐウィーバー川、そしてユタ湖から南東部に注ぐジョルダン川である。流れ出す河川はなく、塩分濃度が海水よりも高い。動物はアルテミアと呼ばれる節足動物しか生息せず、湖畔には「海水」浴場がある。1903年、湖を東西に横切る木橋が開通し(ルーシン短絡線)、アメリカ大陸横断鉄道が通っている。その後木橋は廃止され、1950年代に築堤が建設された。そのため、南北で塩分濃度が異なる。北西部は川が流れ込んでいないため平均より湖水の塩分濃度が高い。ベア川の河口部は淡水湖に近い区画がある。
湖の東側、ワサッチ山脈の間にユタ州の州都ソルトレイクシティがある。北および西側には人口密集地がない。
湖内にはアンテロープ島、スタンスベリー島、フリモント島といった島がある。
最低水位記録は2020年まで1963年10月に記録された約1277.5mだったが、アメリカ西部の気候変動に起因する大旱魃により、2021年・2022年に2年連続で更新されている(2022年7月3日現在の最低記録は約1277.1m)[2]。
脚注編集
- ^ “The Great Salt Lake”. Utah.com. 2022年8月21日閲覧。
- ^ “米グレートソルト湖、大干ばつで過去最低の水位に”. CNN. 2022年7月19日閲覧。