グレートプロレスリング

グレートプロレスリングは、かつて存在した日本プロレス団体

概要 編集

  • 「月に1度は、どこかでグレプロを観戦できる」を目標に活動していた。
  • 2006年4月、佐野直とピンクタイガーが俳優の網飛鳥を初代代表として擁立して設立。以降は2代目代表にピンクJOM(現:JOM太郎)を経て3代目代表にリングアナウンサーの安藤頼孝が務めた。ここで言う代表とは、いわゆるギミックであり、初代代表から3代目代表に至るまでグレプロでの実権は無く実権を握っている黒幕がいるらしい。
  • 東京スポーツに「日本一の貧乏団体」と書かれたが、インディー団体であるグレプロを記事にしてくれた東スポの懐の深さに感動した所属選手とスタッフは多い。
  • 各大会には旗揚げ戦からの通し番号の他に大会タイトルが名付けられて、他団体で使用したことのあるような名称が用いられることが多い。

歴史 編集

2006年 編集

  • 4月21日、バトルスフィアで旗揚げ戦「ケツ祭り大乱舞」を開催。新田明臣、大久保一樹がメインに登場するも、ピンクタイガー弐号を筆頭とするグレプロ極悪軍団が乱入て無効試合になった。グレプロでは最早伝説となったサムライ佐藤の衝撃のデビュー戦(異種格闘技戦:福山理子対サムライ佐藤)も、この大会。メジャー団体のビッグマッチに匹敵する全11試合を行う。
  • 5月31日新木場1stRINGで第2戦を開催。旗揚げ戦で戦った新田明臣と大久保一樹がタッグを組み、旗揚げ戦に乱入し試合を壊した怪覆面組と戦い快勝。
  • 6月25日格闘探偵団バトラーツ道場で第3戦を開催。リング上の闘いを至近距離で観戦できるこの大会は概ね好評。
  • 7月25日、新木場1stRINGで第4戦「サムライ佐藤引退記念興行 夏本番第3戦、新木場本番」を開催。兼業レスラーであったサムライ佐藤のプロレス活動が勤務先にバレてしまい、泣く泣く引退を決意。当初引退セレモニーだけのはずが、10カウントゴング中に新グレプロ極悪軍団が乱入。サムライ佐藤に「勝手に引退しやがって」と制裁を加える。そこへグレプロ正規軍が救出に入り、田村和宏が「お前、引退セレモニーをこんなにされて悔しくないのか?ゴング鳴らせ」と絶叫し、サムライ佐藤本人の意思確認のないまま引退試合がスタート。サムライ佐藤は戸惑いのオーラを醸し出しながら小仲=ペールワンを丸め込み、レスラー生活を無敗で終えるという快挙を成し遂げた。

ちなみにグレプロ名物となった格闘技戦が行われるようになったのもこの大会。

  • 9月16日千葉Blue Fieldで第5戦「"HOT STAFF"桂ヤスヒロJr.&マグナム大江戸凱旋記念興行」を開催。グレプロの絶対エースである"HOT STAFF"桂ヤスヒロJr.とオマージュレスラー界の雄であるマグナム大江戸による凱旋記念興行。
  • 10月15日、クラブハイツで第6戦「赤字喰ったら即解散!グレプロの灯を消すなSP」を開催。早くも赤字による解散の危機に見舞われたが、1万数千円の黒字となり継続が決定。この頃からグレプロのしぶとさが浸透し始める。

2007年 編集

  • 1月1日、新木場1stRINGで第7戦「モリヤターミナル」を開催。全日本プロレスに参戦している選手から地方のインディー団体まで、様々な選手が参戦。ドインディーの英雄であるサバイバル飛田スタンガン高村の一戦を和田京平レフェリーが裁くという歴史的一戦も行われた。
  • 2月27日、第8戦「スーパーたまぷくろアクションシリーズ」を開催。各情報には〜スーパーたまぶくろアクションシリーズ〜と表記される事態が多発。「たまぶくろ」だと思っていた選手も多数。
  • 4月24日、旗揚げ1周年記念による第9戦「モロ出し!グレートプロレス」を開催。数大会で終了(解散とも言う)すると思われていたグレプロが、ついに旗揚げ1周年を迎える。この頃から現在のグレプロのレギュラーメンバーが定着し始める。
  • 5月24日、第10戦「GREAT STATION」を開催。けっこう凄かったらしい。
  • 6月17日、第11戦「しょぼグレ」を開催。グレプロが山梨県に初進出。出場選手4名・観客延べ2名という、大会タイトルに相応しい内容となる。
  • 7月8日、第12戦「G-DOJO」を開催。ターバン島根が初登場。奇抜なペイントを施し、ターバンも無く島根っぽさの欠片も無い佇まいに場内騒然。ペイントレスラーとしては先輩のJOM太郎が騒然とした場内を歓声と勘違いし、以降嫉妬の炎を燃やすこととなる。"HOT STAFF"桂ヤスヒロJr.が新技・デンジャラスドラゴンスリーパーを開発。強さに磨きがかかり始める。
  • 7月21日、杉並区立松ノ木小学校で開催された松ノ木地域交流納涼祭にて特別戦を開催。森谷俊之、ダンプ松本を始め、ゲスト選手が多数参戦。お祭りに華を添えた。
  • 8月27日、第13戦「ビアホールJOMvs浜野商店」を開催。JOM太郎が趙雲子龍と対戦。試合後趙雲に「この試合は僕に与えられた最後の夏休みの宿題だった(日本語訳)」と言わしめた。
  • 9月16日、第14戦「カッツラハウス」を開催。約1年ぶりとなる桂とマグナムの凱旋記念興行。マグナム大江戸はかねてからの念願であったTAKAみちのくとの対戦を6人タッグながら実現。最後はTAKAみちのくのジャストフェイスロックに沈んだものの、尊敬する選手と対戦できたマグナムはより一層精進しようと心に誓った。
  • 10月11日新宿FACEで第15戦「グレ武者」を開催。名物のグレプロ格闘技戦では、タッグマッチに加えイリミネーションルールを採用。結果は規定の3ラウンドで決着がつかず引き分けとなったが、ルール整備も含め、シングルマッチ主体の格闘技戦に新たな可能性を提示した。
  • 11月28日、第16戦「牛小屋グレートプロレス」を開催。新設されたGPWHC王座のチャンピオンぼうしがお披露目され、初代王座決定戦が行われた。20人参加のグレートランブルで争われたが、試合途中に突然安藤代表が「神聖な王座決定戦をグレートランブルで争うとは何事だ!」と激怒し理不尽な試合中止に。試合会場全体が「グレートランブルに決定したのはお前(安藤)だろう…」という空気になったまま大会は終了、王座決定は次回以降に持ち越される。
  • 12月19日、グレプロとドリーミン☆プロジェクトの全面対抗戦「ドリグレ」を開催。グレプロの記者会見中にドリーミンプロジェクトの村上☆健代表が乱入してグレプロとの遺恨が勃発。全面対抗戦に突入。対戦成績3対3で迎えた大将戦は"HOT STAFF"桂ヤスヒロjr.と村上☆健のグレプロ格闘技戦で行われて延長ラウンドの末村上が勝利。結果ドリプロ軍の勝利となった。
  • 12月31日、第17戦「グレートシコシプロレス」を開催。年内最後の興行ということで、試合開始前に選手とファンの懇親会が行われた。懇親会はリング上で行われたため、客席には誰もおらず、選手と観客がリングで車座になって談笑するという異様な光景に。リング上のため飲食物は持ち込まず主に談笑と撮影会となったが、画期的な懇親会であったと言えよう。

2008年 編集

  • 1月9日、第18戦「あけましてグレでとうございます」を開催。「俺とシングルで闘え」とず〜っと言い続けてきたものの放置され続け、言った本人ですら忘れかけていた遺恨マッチ"HOT STAFF"桂ヤスヒロJr.対菅原伊織のシングルマッチがようやく組まれる。また、オーストラリアからトミー・ヘルファイヤーとクリス・トランスが参戦し、御屠蘇気分が抜けきらないグレプロメンバーに活を入れた…と思う。
  • 2月2日、AXKICKで一足遅い新年会による第19戦「節分グレートプロレス」を開催。今大会から加藤誠が加藤茶太郎に改名。イケメンぽい風貌に「茶太郎」という名前のアンバランスさに場内に茶太郎コールが沸き起こる。後日その評判を聞いた太郎レスラーとしての先輩JOM太郎は、以降茶太郎に対し激しい嫉妬の炎を燃やすこととなる。選手との懇親会や参加選手とスタッフ全員及び観客有志からの募金で集まった「賞金23,662円争奪 Exciting Fight Gameトーナメント」を開催。30秒1本勝負、打撃禁止、時間内に決着がつかなかった場合は両者失格という過酷なルールの中、決勝戦は加藤茶太郎対唯我で争われ、結果は時間切れ引き分け、両者失格により優勝者なし。賞金は選手と観客の懇親会の酒代となった。
  • 3月16日、第20戦「グレートホワイトデー」を開催。グレートホワイトデーという大会名にちなみ、女性は入場無料。会場には多数の女性客が訪れた。加藤茶太郎選手は嬉しさを隠しきれなかった様子。今大会もターバン島根が登場。グレプロ道場マッチの名物選手となる。
  • 4月14日、旗揚げ2周年記念による第21戦「グレディション」を開催。
  • 5月18日、新宿FACEで第22戦「無謀な昼」を開催。
  • 7月10日、第23戦「グレッスルエキスポ」を開催。
  • 8月27日、第24戦「グレ王杯」を開催。
  • 9月13日、第24.5戦「しょぼグレ2」を開催。
  • 9月14日、第25戦「CLUB-G 1500」を開催。
  • 9月15日、第26戦「カッツラハウス2」を開催。

2010年 編集

  • 7月29日、新木場1stRINGで最終戦「グレプロFINAL」を開催。WMWミドル級選手権試合や画鋲デスマッチが行われた。さらにグラン浜田も参戦。メインイベントはグレプロフィナーレ5WAYタッグマッチが行われて4年の歴史に幕を降ろした。

タイトル 編集

  • GPWHC王座
「GPWHC」は「Great Pro-Wrestling Honored Crown」の略。王者にはチャンピオンぼうしが贈呈される。
  • グレートプロレスリング認定タッグ王座
  • バカキングJOM認定3バカトリオ王座
6人タッグ王座。

所属選手、主要参戦選手 編集

正規軍 編集

ピンクタイガーモンスター軍 編集

  • ピンクタイガー総帥(現:ピンクタイガー)
  • ピンクタイガー弐号
  • ピンクタイガーソルジャー
  • ピンクタイガーコング
  • ピンクJOM(現:JOM太郎)
  • ピンクサブ(現:加藤誠)(フリー)

ブラックグレートプロレスリング 編集

ブルーグレートプロレスリング 編集

スタッフ 編集

レフェリー 編集

リングアナウンサー 編集

  • 安藤頼孝

過去の所属選手 編集

  • サムライ佐藤