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ケン・ロジャー・ランディ(Ken Roger Lunde、[ˈlʌndi][2]1965年8月12日 - [1])は、アメリカ合衆国情報処理技術者である。東アジア言語に関する情報処理を専門とする。

Ken Lunde
ケン・ランディ
Ken Lunde 2019.jpg
ケン・ランディ、2019年6月に米国ワシントン州レドモンドで開催されるISO/IEC JTC 1/SC 2/WG 2会議68
生誕 (1965-08-12) 1965年8月12日(54歳)[1]
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ウィスコンシン州マディソン[1]
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
別名 小林 剣
小林 劍
教育 ウィスコンシン大学マディソン校 (Ph. D.)
業績
専門分野 東アジア言語の情報処理技術
所属機関 アドビシステムズ

目次

教育編集

1985年にウィスコンシン大学マディソン校言語学を専攻し、1987年にBachelor of Arts、1988年にMaster of Artsの学位を取得し、1994年に、アンドリュー・シラー英語版の指導の下で日本語の漢字の簡略化に関する論文"Prescriptive Kanji Simplification"(規範的な漢字の簡略化)で博士号を取得した[1]

業績編集

卒業前の1991年にアドビシステムズに入社し、CJKV言語での情報処理のためのフォント開発とプログラミングに取り組んだ。2008年現在、アドビシステムズで上級計算機科学者として勤務している[1]。彼はこれらのトピックについて本を2冊執筆した。また、源ノ角ゴシックの制作に携わった[3]

彼は、アドビの代表としてUnicodeコンソーシアムに参加しており、CJK統合漢字を専門としている。彼は、Unicode規格のStandard Annex #11 "East Asian Width"[4]、Technical Standard #37 "Unicode Ideographic Variation Database"[5]、Standard Annex #38 "Unicode Han Database (Unihan)"[6]、Standard Annex #50 "Unicode Vertical Text Layout"[7]の編集者(または共同編集者)である。

彼はまた、漢字統合英語版の取り組みを専門とするISO/IEC JTC 1/SC 2ワーキンググループWG2のサブグループであるIdeographic Rapporteur GroupのUnicode代表(アメリカ合衆国のリエゾンとして)である[8]

2018年9月、彼はInternationalization & Unicode Conference 42でブルドッグ賞を受賞した[9]

ペンネーム編集

彼は、1985年に和名によるペンネームを小林剣小林劍󠄁、こばやし けん)とした[1][10]。「小林」は、彼のバイキング由来の姓"Lunde"が「小さな森」または「木立」を意味することからつけられている。「小森」ではなく「小林」にした理由として、「小林」と片仮名で書いた「ランディ」がともに11画であることと、スタートレックに登場する架空の艦船「コバヤシマル」の存在を挙げている。「剣」は彼の名"Ken"の当て字であり、その漢字は彼がナイフなどの刃物を愛好していることから選ばれた[1][10]

著作編集

  • Lunde, Ken『Understanding Japanese information processing : 日本語情報処理』春遍雀來、鈴木武生訳、オライリー・ジャパン、ソフトバンククリエイティブ〈A nutshell handbook〉、東京、1995年8月(原著1993年)。ISBN 4-89052708-7NCID BN12970316
  • Lunde, Ken『CJKV日中韓越情報処理』小松章、逆井克己訳、オライリー・ジャパン、オーム社、東京、2002年12月(原著1999年)。ISBN 4-87311-108-0NCID BA60422943
  • Lunde, Ken (2009). CJKV Information Processing (2nd ed.). Beijing: O'Reilly. ISBN 978-0-59651447-1. NCID BA88956252. 

脚注編集

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  1. ^ a b c d e f g Lunde, 2008.
  2. ^ 2018 Unicode Bulldog Award (0:14–0:16 & 1:50–1:51) (2018年9月11日). Mark Davis pronouncing Ken Lunde's name at the 42th Internationalization & Unicode Conference (IUC 42) in Santa Clara, California
  3. ^ Source Han Sans | 思源黑体 | 思源黑體 | 思源黑體 香港 | 源ノ角ゴシック | 본고딕”. GitHub. 2019年1月16日閲覧。
  4. ^ UAX #11: East Asian Width”. www.unicode.org. 2019年5月15日閲覧。
  5. ^ UTS #37: Unicode Ideographic Variation Database”. www.unicode.org. 2019年5月15日閲覧。
  6. ^ UAX #38: Unicode Han Database (Unihan)”. www.unicode.org. 2019年5月15日閲覧。
  7. ^ UAX #50: Unicode Vertical Text Layout”. www.unicode.org. 2019年5月15日閲覧。
  8. ^ IRG Meeting No. 51 Website”. appsrv.cse.cuhk.edu.hk/~irg/. 2019年5月15日閲覧。
  9. ^ The Bulldog Award”. 2018年9月16日閲覧。
  10. ^ a b Dr. Ken Lunde (2019年1月25日). “My Name: Ken, ケン, 剣, 劍, or 劍󠄁?”. CJK Type Blog. 2019年5月15日閲覧。

外部リンク編集