メインメニューを開く

ゲイリー・サンチェスGary Sánchez, 1992年12月2日 - )は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。MLBニューヨーク・ヤンキース所属。

ゲイリー・サンチェス
Gary Sánchez
ニューヨーク・ヤンキース #24
Gary Sánchez on August 16, 2016.jpg
2016年8月16日
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 サントドミンゴ
生年月日 (1992-12-02) 1992年12月2日(26歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2009年 アマチュアFA
初出場 2015年10月3日
年俸 $669,800(2019年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

愛称はクラーケン[2]

経歴編集

ヤンキース時代編集

2009年6月20日、アマチュアFAでニューヨーク・ヤンキースと契約。

2010年は傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキースとA-級スタテンアイランド・ヤンキースでプレーした。

2011年はA級チャールストン・リバードッグスでプレーした。

2012年はA級チャールストンとA+級タンパ・ヤンキースでプレーした。

2013年はA+級タンパでプレー後、8月3日からAA級トレントン・サンダーに昇格[3]。シーズン終了後の11月20日に自身初の40人枠入りを果たした[4]

2014年3月12日にAA級トレントンへ異動した。

2015年、マイナーではAA級トレントンとAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーした。マイナーのシーズン終了後の9月12日にメジャー初昇格を果たし、10月3日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャーデビュー[5]。その後もう1試合に出場し、計2試合でメジャーの経験を積んだ。

2016年8月に入ると常時出場機会を得るようになった[6]。このチャンスを掴んだサンチェスは新人離れした打棒を発揮し、打率.389・11本塁打・21打点という好成績をマーク。捕手では史上初のプレイヤー・オブ・ザ・マンス (月間MVP) とルーキー・オブ・ザ・マンス (月間最優秀新人) の同時受賞を達成した[7]。メジャー45試合目で19本目のホームランを記録したが、これはメジャー史上最速のペースであった[8] (それまでの1位は、1930年ボストン・ブレーブスウォーリー・バーガー) 。更に、51試合目で20本塁打に達し、こちらもメジャー史上最速タイの記録だった[9] (前述のバーガーは、メジャー51試合目で2本塁打を放っており[10]、こちらの記録も保持) 。53試合の出場で打率.299・20本塁打・42打点・1盗塁を記録した。

2017年2月7日にシーズンを優先するため、第4回WBCドミニカ共和国代表への不参加の意思を表明した[11]。シーズンでは8月24日のタイガース戦で5回にマイケル・フルマーから死球を受け、6回裏にトミー・ケインリーが報復としてミゲル・カブレラに対して背後を通過する投球を行い退場になった際に、カブレラがオースティン・ロマインと口論になり殴打し、両チームから選手が入り乱れる乱闘になった際に、サンチェスもカブレラを殴打した[12]。8月25日にMLBより4試合の出場停止処分を受けた[13]。9月14日のオリオールズ戦でシーズン31号本塁打を放ち、ヨギ・ベラ1952年1956年)およびホルヘ・ポサダ2003年)が記録した捕手のシーズン本塁打球団記録を更新した[14]。最終的には122試合の出場で打率.278、33本塁打、90打点、2盗塁を記録した。

2018年4月26日にミネソタ・ツインズの守護神のフェルナンド・ロドニーから自身初のサヨナラ本塁打となるスリーランホームランを打ち、チームは4-3で勝利した[15]。2018年6月24日に、一塁を踏んだ際に鼠蹊部を故障した。その後、故障者リストに入ったため、控え捕手としてロマインが昇格し、正捕手を務めあげた。7月23日のタンパベイ・レイズ戦後、努力不足と批判された[要出典]。1回裏、ルイス・セベリーノが投げたボールがサンチェスの足で跳ね返り、三塁に転がった。レイズの走者であるジェイク・バウアーズはこれを利用して本塁生還したため、サンチェスの暴投での得点となった。9回には、チャンスの場面でヤンキースはランダウンプレイにあった。アーロン・ジャッジは三塁上、ジャンカルロ・スタントンは二塁上、アーロン・ヒックスは一塁上、そしてサンチェスは打席に立っていた。ダニエル・ロバートソンに強いゴロを打ったため、ウィリー・アダメスに向けて送球した。しかし、ヒックスが十分に二塁を踏んで時間を稼いでいたにも関わらず、サンチェスは一塁までゆっくり走っていたことにアダメスが気がついて、バウアーズに送球し、併殺で試合が終わった。ジャッジが本塁に生還出来ていたら、同点になっていたはずだった試合をこの怠慢プレーで6-7でヤンキースの敗戦試合となった。7月24日に同じ鼠蹊部の容態が悪化したため、再び故障者リストに入った[16]。レギュラーシーズンでは、89試合に出場して打率.186、18本塁打、53打点を記録した。

2019年は故障もあり、低打率に苦しみながらも98試合で32本塁打を記録する。9月3日のレンジャーズ戦では第1打席に33号2ラン本塁打を放ち、自身が2017年に打ち立てた捕手のシーズン最多本塁打の球団記録に並ぶと、さらに第3打席に34号ソロを放ち、自身の持つ球団記録を更新した[17]

選手としての特徴編集

MLBでは通算.391の盗塁阻止率を誇る強肩が持ち味で、二塁送球時の球速は2017年最速(86.6マイル)を記録したこともある[18]一方、捕球面で捕逸数の多さという課題を残しており、メジャー昇格当時の監督だったジョー・ジラルディにも苦言を呈された。[19]

「持っている素材・素質は抜けている」と松井秀喜が語った[20]ように、未来のスターとして期待されたヤンキースの正捕手候補である。

詳細情報編集

年度別打撃成績編集

















































O
P
S
2015 NYY 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2016 53 229 201 34 60 12 0 20 132 42 1 0 0 2 24 2 2 57 5 .299 .376 .657 1.032
2017 122 525 471 79 131 20 0 33 250 90 2 1 0 4 40 1 10 120 9 .278 .345 .531 .876
2018 89 374 323 51 60 17 0 18 131 53 1 0 0 2 46 0 3 94 10 .186 .291 .406 .697
MLB:4年 266 1130 997 164 251 49 0 71 513 185 4 1 0 8 110 3 15 272 24 .252 .333 .515 .847
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績編集



捕手(C) 一塁(1B)


































2016 NYY 36 304 34 3 1 .991 6 32 19 13 .406 -
2017 104 935 60 13 4 .987 16 60 37 23 .383 2 7 0 0 1 1.000
2018 76 731 35 6 5 .992 18 40 28 12 .300 -
MLB 216 1970 129 22 10 .990 40 132 84 48 .364 2 7 0 0 1 1.000
  • 2018年度シーズン終了時

表彰編集

記録編集

MiLB
MLB

背番号編集

  • 73(2015年)
  • 57(2016年 - 同年途中)
  • 24(2016年途中 - )

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 通称「新人ベストナイン」。選出対象となる新人扱い選手を両リーグ統一した中で、各守備位置ごとに各球団監督の投票により選出される(例えばシルバースラッガー賞のように各リーグごとに選出されるのではない)。

出典編集

  1. ^ Gary Sanchez Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2019年3月10日閲覧。
  2. ^ Yanks Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧
  3. ^ Top prospect promoted to Double-A ESPN New York
  4. ^ Yanks make deal with Padres, add six to 40-man roster MLB.com
  5. ^ Yankees stomped, 9-2, by Baltimore Orioles - Rapid reaction”. NJ.com (2015年10月3日). 2015年10月4日閲覧。
  6. ^ Gary Sanchez 2016 Batting Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年10月6日閲覧。
  7. ^ マー君女房のサンチェスが最優秀新人&月間MVP”. 日刊スポーツ (2016年9月4日). 2016年10月6日閲覧。
  8. ^ ヤンキース サンチェスが4戦連続弾!メジャー最速45戦で19発”. スポニチ Sponichi Annex 野球 (2016年9月22日). 2016年10月6日閲覧。
  9. ^ ヤンキース 新人サンチェスが86年ぶり最速記録 51試合で20発”. スポニチ Sponichi Annex 野球 (2016年9月28日). 2016年10月6日閲覧。
  10. ^ Wally Berger 1930 Batting Gamelogs - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年10月6日閲覧。
  11. ^ Sanchez won't play in World Baseball Classic World Baseball Classic (英語) (2017年2月7日) 2017年3月4日閲覧
  12. ^ Yanks-Tigers dust up a prelude to punishment MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年8月25日閲覧
  13. ^ タイガースVSヤンキース大乱闘で5人に出場停止処分 カブレラは7試合スポーツニッポン (2017年8月26日) 2017年8月26日閲覧
  14. ^ Judge's 2 HRs fuel power show, rout of O's MLB.com (英語) (2017年9月15日) 2017年10月19日閲覧
  15. ^ Gary Sanchez hits walk-off HR as Yankees complete 4-game sweep against Twins”. MLB. 2018年4月26日閲覧。
  16. ^ Gary Sanchez reaggravates groin, placed on DL”. MLB. 2018年7月24日閲覧。
  17. ^ ヤンキース・サンチェス、捕手としての球団最多HR更新 レジェンド超える偉業に「名誉あること」” (日本語). ベースボールチャンネル(BaseBall Channel). 2019年9月9日閲覧。
  18. ^ [1]【MLB】167キロ超に168キロ超! 今季メジャー最速送球は23歳ルーキーが“2冠”
  19. ^ [2]
  20. ^ [3]松井秀喜氏が語るジャッジの凄さ 特別インタビュー(中)「素質は抜けていた」

関連項目編集

外部リンク編集