ゲルフ (オンタリオ州)

カナダの都市

ゲルフ(グエルフ): Guelph)は、カナダオンタリオ州南西部の都市である。人口114,943人。「The Royal City」として知られ、キッチナーウォータールーの28km東方、ダウンタウントロントの100km西方の高速6号線と7号線が交差する地点に位置する。ウェリントン郡の一部であるが、独立した自治体として郡の行政管轄外である。郡全体としては200,425の人口を有する。

ゲルフ
標語"Faith, Fidelity and Progress"
座標:北緯43度33分 西経80度15分 / 北緯43.550度 西経80.250度 / 43.550; -80.250
Guelph skyline night-23-11-.jpg
基礎データ
カナダの旗 カナダ
Flag of Ontario.svg オンタリオ州
行政区 ウェリントン郡
都市名 ゲルフ(グエルフ)
英語名 Guelph
創設日 1827年
面積 86.72 km2
 - 広域圏 378.45 km2
標高 海抜 334 m
人口 2006年[1]
 - 市域 114,943 人
 - 人口密度 1325.5 人/km2
 - 広域圏 127,009 人
時間帯 東部標準時(EST)、UTC-5
夏時間 東部夏時間(EDT)、UTC-4
公式サイト

犯罪率の低さ、きれいな環境、比較的生活水準が高いことから、ゲルフはカナダで最も住みやすい都市の一つに挙げられる。例えばMoneysense誌の2007年のランクでは、ゲルフは国内で4番目である[2]

市内には総合大学であるゲルフ大学(グエルフ大学)があるほか、カナダ第3のビール会社であるスリーマン社の本社がある。

歴史編集

欧州からの植民以前は、この地域は先住民の間で部族間の中立地帯と考えられていた。この地域を流れるスピード川の近辺で交易のために様々な部族が集まったとされる。

19世紀前半にイギリスの民間の開発企業であるカナダ会社(Canada Company)がこの地に本社を設置した。その際に欧州の都市を模して都市開発を実施し、今日でもその構造は残っている。1827年に町開きが行われ、当時のイギリス王家ハノーヴァー朝を記念しその先祖であるヴェルフ家(Welf=GuelfまたはGuelph)にちなんで名付けられた。そのことでこの町は「The Royal City」というニックネームを持つ。

交通編集

高速道路によりトロント、ロンドン、キッチナー、ハミルトン等と結ばれている。

鉄道編集

大学編集

姉妹都市編集

脚注編集

外部リンク編集