コジュケイ
コジュケイ(小綬鶏[2]、Bambusicola thoracicus)は、鳥綱キジ目キジ科コジュケイ属に分類される鳥類。
コジュケイ | |||||||||||||||||||||||||||
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コジュケイ Bambusicola thoracicus thoracicus
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Bambusicola thoracicus (Temminck, 1815) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
コジュケイ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Chinese bamboo partridge |
分布
編集形態
編集全長は27センチメートル[2][3]。和名はジュケイに似ているが、より小型であることに由来する[2]。額から眼上部にかけて灰色の眉状の筋模様(眉斑)が入る[4]。背に暗褐色や灰色の虫食い状の斑紋が入る[4]。下面の羽衣は黄褐色で、胸部に赤褐色の斑紋が入る[4]。尾羽は濃赤褐色[4]。
卵は長径3.5センチメートル、短径2.6センチメートル[4]。
分類
編集- Bambusicola thoracicus thoracicus (Temminck, 1815) コジュケイ
- Bambusicola thoracicus sonorivox Gould タイワンコジュケイ、テッケイ
生態
編集基亜種は標高1,000メートル以下、亜種テッケイは標高300-1,200メートルの草原、森林、竹林、農耕地などに生息する[4]。秋季から翌年の春季にかけて小規模な群れを形成する[3]。
繁殖形態は卵生。年に2回繁殖する[3]。4-6月で地面の窪みに枯れ草を敷いた巣に、7-8個の卵を産む[4]。メスのみが抱卵し、抱卵期間は17-19日[3][4]。雛は孵化直後に巣立つ[3]。雌雄共に育雛を行う[3]。生後1年で成熟する[3]。
人間との関係
編集日本にはペットとして台湾種テッケイ(台湾語:tek-ke/竹雞)が移入された[4]。狩猟用に基亜種が1919年に東京都や神奈川県で(1915年には既に脱走していたとされる[4])、亜種テッケイが1933年に埼玉県や兵庫県で放鳥された[2]。身体に似合わぬ大きな声で鳴き、それが「チョットコイ、チョットコイ」と聞こえることから、「警官鳥」と俗称されることがあった。近年は住宅地にも現れ、夜明け頃から鳴きだすため、特有の大音量の鳴き声が目覚めの害となり嫌悪され、害鳥扱いになる場合がある。
画像
編集-
武漢の野生個体
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孵化した雛
-
雛
参考文献
編集- ^
The IUCN Red List of Threatened Species
- BirdLife International 2012. Bambusicola thoracicus. In: IUCN 2012. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2012.1.
- ^ a b c d e f g h 安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、162頁。
- ^ a b c d e f g h i j k 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥類I』、平凡社、1986年、184頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、96、176頁。
関連項目
編集外部リンク
編集- コジュケイ - 国立環境研究所侵入生物DB
- コジュケイ|日本の鳥百科 - サントリーの愛鳥活動