コタイ (Cotai路氹) は、マカオ南部のコロアネ島タイパ島を繋ぐ埋立地である。

コタイ地区
中国語
繁体字 路氹城海區
簡体字 路凼城海区
発音記号
標準中国語
漢語拼音Lùdàng Chénghǎiqū
粤語
粤拼Lou6 Tam5 Sing4 Hoi2 Koe1
ポルトガル語
ポルトガル語Zona do Aterro de Cotai
2011年の路金光大道(コタイ・ストリップ)

地名 編集

コタイ(路氹)は離島区のコロアネ島Coloane, 環島)とタイパ島Taipa, 仔島)の間を埋めたもので、2つの島の名前を組み合わせて作った造語である。

歴史 編集

元々は外十字門と呼ばれる海であったが、1960年代に浅瀬を埋め立てて堤防状の縦貫道路が作られた後、道路の西側の流れが緩やかな地域にはマングローブ林が形成され、東側にはカキの養殖場が作られた。

1980年代から、世界最高水準と言われる人口密度を緩和すべく、マカオ政府は浅瀬を埋め立てて、土地を広げる政策を打ち出した。

大規模な埋め立て地として計画されたものの一つはマカオ半島の新口岸地区で、もう一つはコタイであった。

経済の鈍化で当初の予定よりも工事は長引き、20世紀末までかかって一通りの埋め立てが完了したが、一度は計画された珠海からの鉄道敷設は撤回された。

2000年3月蓮花大橋が完成し、コタイと広東省珠海市の横琴島が陸路で繋がり、入出境業務も開始された。これによって、マカオと中華人民共和国の間の陸路は従来のボーダーゲート(関閘)に加えて2個所に増えた。

現状 編集

当初の住宅地中心の埋め立てから、現在は高級ホテル、カジノ、リゾート施設を中心にした都市計画に変わっている。計画ではホテルは20軒が集中することになり計6万室の規模となる。中心となるのが路金光大道と呼ばれる繁華街で、主に中国大陸からの観光客を当て込んでいる。

大型建設プロジェクト 編集

完成 編集

構想中 編集

脚注 編集

  1. ^ マカオに水上都市ベネチア出現 「アジア最大級」複合施設オープン”. 産経ニュース (2007年8月28日). 2007年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年8月28日閲覧。

外部リンク 編集