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コダラ北大西洋両岸に生息するタラ科。ポピュラーな食用魚で、商業流通している。

コダラ
Melanogrammus aeglefinus.jpg
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: タラ目 Gadiformes
: タラ科 Gadidae
: コダラ属モンツキダラ属Melanogrammus
Gill, 1862
: コダラ M. aeglefinus
学名
Melanogrammus aeglefinus
(Linnaeus, 1758)
和名
モンツキダラ[1]
英名
Haddock,
Offshore hake

目次

特徴編集

体長は1.1m以上。白い体に黒い側線が走るのが特徴であり、よく似たポラックという魚は逆に黒い体に白い側線である。また、胸鰭の上に黒い斑があり、"thumbprint"(拇印)、"Devil's thumbprint"(悪魔の拇印)または"St. Peter's mark"(聖ペトロの印)と呼ばれる。

一般的には水深40~133mでよくみられるが、300mの深さにもいる。水温は2~10℃が適温。稚魚は浅い水深を好み、成長するに従い深くなる。通常、成熟したコダラは稚魚のような長い移動はしないが、全年齢で季節性の移動を行う。餌は主に小さな無脊椎動物だが大きな個体は魚も食べる。

繁殖編集

産卵は1月から6月にかけて行われ、3月末から4月初めがピークである。最大の産卵場所はノルウェー中部沖南西アイスランド付近とジョージズ・バンクである。平均して85万個の卵を産み、大きな雌だと年300万の卵を作る能力がある。

食用魚として編集

引き網漁トロール漁延縄などで商業漁獲されている。非常に一般的な食用魚であり、生、燻製、冷凍、干物、缶詰の形で流通する。イギリスでは他のタラ類やカレイに並んでフィッシュ・アンド・チップスの材料となっている。

新鮮なコダラの身は白みの半透明で、タラと同様に調理できる。古くなると身は青白くなる。 コダラなどのタラの幼魚の切り身はマサチューセッツ州ボストンではスクロッド(scrod)と呼ばれて売られる。ノルウェーではフィスケボッレル(fiskeboller)という魚団子の主な材料ともなる。

近縁のタラ属とは違い、コダラは塩漬けではなく干物や燻製で保存される。コダラの燻製の一種にフィナン・ハディ(Finnan Haddie)と呼ばれるものがあり、この名前はスコットランドの漁村 フィンドンに因み、元々泥炭の上で冷燻製したものである。よくフィナン・ハディはミルクで煮て朝食にされる[2]。また、コダラの燻製はケジャリーという英印折衷の料理の主材料でもある。スコットランド東海岸のアーブロースの町では熱燻製のアーブロース・スモーキー(Arbroath Smokie)が作られており、これは食べる前に更に調理する必要はない。

栄養としては、蛋白質に優れ、ビタミンB12ピリドキシンセレンも豊富で、ナトリウムカリウムのバランスは健康的で脂肪は非常に少ない。

脚注編集

参考文献編集

外部リンク編集

  • Sobel (1996年). "Melanogrammus aeglefinus". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2006. International Union for Conservation of Nature. Retrieved 11 May 2006. Listed as Vulnerable (VU A1d+2d v2.3)
  • Melanogrammus aeglefinus, ITIS, http://www.itis.gov/servlet/SingleRpt/SingleRpt?search_topic=TSN&search_value=164744 2006年1月24日閲覧。 
  • Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2005). "Melanogrammus aeglefinus" in FishBase. May 2005 version.