壽屋 (玩具店)
株式会社 壽屋(ことぶきや)はプラモデルやフィギュアなどの企画、開発、製造、販売を行う日本の企業である。東京都の秋葉原と立川市、大阪府の日本橋に玩具販売店を持つ。カタカナでコトブキヤと表記されることが多い。
![]() 立川本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | コトブキヤ |
本社所在地 |
![]() 〒190-8542 東京都立川市緑町4-5 壽屋ビル 北緯35度42分11.7秒 東経139度24分47.6秒座標: 北緯35度42分11.7秒 東経139度24分47.6秒 |
設立 | 1953年1月7日 |
業種 | その他製品 |
法人番号 |
7012801000492 ![]() |
事業内容 | 玩具類の企画・開発・製造・卸売・販売・輸出入 |
代表者 | 代表取締役社長 清水一行 |
資本金 | 4億3,459万7千円 |
発行済株式総数 | 2,727,300株 |
売上高 | 88億1100万円(2018年6月期) |
営業利益 | 6億8,000万円(2018年6月期) |
純利益 | 4億1,900万円(2018年6月期) |
従業員数 | 226名 |
決算期 | 6月30日 |
主要株主 |
清水一行 15.8% 立飛ホールディングス 11.1% 清水浩代 7.6% 自社社員持株会 5.0% 多摩信用金庫 4.4% 西武信用金庫 4.4% ノムラノミニーズ・オムニバスマージンキャシュPB 3.4% 三井住友銀行 2.2% 三菱東京UFJ銀行 2.2% 山梨中央銀行 2.2% |
外部リンク | https://www.kotobukiya.co.jp/ |
沿革編集
1947年に東京都立川市で玩具店として創業、1953年に有限会社壽屋として設立する(1996年11月に株式会社へ組織変更)。1989年に可動式のモデルキットを開発、販売して以来模型、フィギュアの開発も行っている。模型、フィギュアの製造は中国広東省の東莞市虎門鎮に置かれた工場で行われている(ファブレス)。主に版権ものを多く手がけてきており、ルーカスフィルム、ワーナー・ブラザース、マーベル・コミックなど日本国外の作品に関する製品でも広く知られている。後に下記の自社オリジナル製品の開発に着手する。
1981年7月にメーカー名として広まっている「コトブキヤ」の屋号に変更し、1983年7月に実店舗販売以外に通信販売事業を開始。2001年11月に新規店舗となる日本橋店を開店。さらに2004年6月にラジオ会館店を開店。以降も「craftsmanship KOTOBUKIYA」(2009年3月)、「ホビーステーション×コトブキヤ FC立川」(2009年10月)、「秋葉原館」(2011年7月)、「福岡天神店」(2012年8月-2014年6月22日閉店[1])、「エキナカ秋葉原店」(2016年9月)が開店(2018年9月30日閉店)。
2012年5月15日、1967年6月から入居していたビル(第一デパート)の取り壊しに伴い、立川店は創業以来の45年の歴史に幕を降ろしたが「必ず立川に戻って参ります」と約束している[2]。そして前述の約束通り、2016年5月1日に、立川駅北口の多摩都市モノレール線沿いに建設した新社屋に新たな立川本店をオープンさせた[3][4]。また、同店には、ダンボーなどのキャラクターとコラボレーションしたカフェ「KIT BOX -KOTOBUKIYA CAFE & DINER-」が併設されている[3][4]。
また2008年からは出版業にも進出、フィギュアやサブカルチャーに関する解説書をはじめ、画集、写真集、漫画などを発行している。
2009年にはオリジナル製品として「フレームアームズ」を制作、発売。これを皮切りに他のオリジナル企画も立ち上げている。
女性向け版権作品にも進出しており、こちらもオリジナル製品の制作も行われている。また、雑貨類制作にも携わっている。
2016年には箱根駅伝を走った稲田翔威(順天堂大学出身)が就職。4月には実業団として『コトブキヤ陸上部』を立ち上げた。[5] 箱根駅伝で「長門俊介コーチ(現:監督。「山の神」と称された今井正人と同学年)に1人に抜かれるたび1体フィギュアを没収される」というネット上での発言が縁で寿屋に就職し、通常業務の他に宣伝ランナーとして走っている[6][7]。
2017年では「フレームアームズ・ガール」のアニメ版において、制作委員会方式ではなく自社の出資(音楽やパッケージ販売はそれぞれ別の会社が単独で担当。)で賄われたことが話題になった。その後、2018年3月にアニメ版「フレームアームズ・ガール」の続編制作決定が発表された。
2017年9月26日には東証ジャスダック市場へ株式上場を果たす。
2018年7月、フレームアームズのコラボで繋がりのあったボーダーブレイクの機体、ブラストランナー(全長5m)の等身大プラモデルの制作プロジェクトが発表された[8]。また、7月26日にはAIQ社、Ledge社との共同開発による、3DCADを応用したAI学習の基礎技術が発表された[9]。
なお、本社及び関連店が立川にある繋がりか、立川市公認なりそこねキャラクターの「ウドラ」のフィギュアや雑貨などの製品も制作し、販売を行っている。立川市関連の製品について古くは2008年4月の「うど花ちゃん」、2014年3月の「くるりん」から関連を持つ。
オリジナルコンテンツ・製品編集
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版権作品のシリーズ製品編集
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ギャラリー編集
関連項目編集
- ガレージキット
- 東京ヴェルディ1969 - 2014年6月にJリーグ史上初となる「フィギュアパートナー」契約を結んだ[10]。
- アルティメットニッパー
脚注編集
- ^ “コトブキヤ福岡天神閉店のお知らせ”. 壽屋. 2014年10月15日閲覧。
- ^ “コトブキヤ立川 45年間のご愛顧ありがとうございました”. 壽屋. 2014年9月22日閲覧。
- ^ a b “立川駅北口に「コトブキヤ立川本店」 カフェも併設”. 立川経済新聞. (2016年5月2日) 2016年5月8日閲覧。
- ^ a b “コトブキヤ新装開店に500人行列 立川本店4年ぶり復活”. 東京新聞. (2016年5月2日) 2016年5月8日閲覧。
- ^ 実業団チーム【コトブキヤ陸上部】を設立
- ^ 稲田翔威
- ^ 箱根駅伝2016、順天堂大学の稲田翔威は区間賞なるか!?
- ^ コトブキヤ史上最大!前代未聞の『ボーダーブレイク』1/1 プラモデル プロジェクトが始動!「輝星・空式」の巨大ランナーが公開!!【動画あり】-電ホビ 2018年7月11日閲覧
- ^ プラモデルの未来も変わる!?コトブキヤなど3社が玩具の3DCADデータで学習させた「パーツ判別AI」を共同開発!「THE AI 2018 2nd」で展示 電ホビ 2020年5月7日閲覧
- ^ “株式会社壽屋との「フィギュアパートナー」契約新規締結のお知らせ”. 東京ヴェルディ1969 (2014年6月11日). 2014年9月22日閲覧。
外部リンク編集
- 公式ウェブサイト(日本語)