コンクリート (映画)

コンクリート』は、2004年に公開された日本映画

コンクリート
監督 中村拓
脚本 菅乃廣
出演者 高岡蒼佑(現:高岡奏輔
小森未来
三船美佳
小林且弥
中谷彰宏
永澤俊矢
音楽 西村麻聡
主題歌 生きてる証 - KING PANTHER feat...EYE
撮影 倉本和人
製作会社 ベンテンエンタテインメント
配給 ベンテンエンタテインメント
公開 日本の旗 2004年7月3日
上映時間 90分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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概要編集

ノンフィクション小説『十七歳、悪の履歴書』[1] を原作とし、女子高生コンクリート詰め殺人事件をモチーフとして、わずか5日間で撮り上げた作品である[2]

スタッフ編集

キャスト編集

主要人物編集

大杉辰夫(モデル:少年A) - 高岡蒼佑(現:高岡奏輔
本作の主人公で、当件の主犯。
柔道部で先輩たちと諍いを起こし高校を中退。その後、タイル張り会社に勤めるが、島田の勧誘を断れ切れずヤクザになる。そして、代表として「龍神会」を結成。
美咲(モデル:被害者E) - 小森未来
本作のヒロインで、当件の被害者。帰宅途中に辰夫に騙されて監禁される。
松山佳代子(モデル:少年Dの姉) - 三船美佳
辰夫の彼女で、本作のもう1人のヒロイン。当初は辰夫に結婚を迫っていたが、後に破局する。
尾崎弘明(モデル:少年B) - 小林且弥
従犯。辰夫の舎弟で「龍神会」メンバー。辰夫に対し従順な態度を取るが、内心では不平を抱いている。辰夫や池田に比べて優しい性格で、当初は美咲に暴力を振るわなかった。
池田智巳(モデル:少年C) - 柘植亮二
従犯。辰夫の舎弟で「龍神会」メンバー。美咲の監禁場所を提供した。好戦的な性格で、美咲に対し積極的に暴行をしていた。
松山隆男(モデル:少年D) - 間野健介
従犯。佳代子の弟。辰夫に脅されて無理矢理「龍神会」メンバーにさせられる。

その他編集

森 - 樋田洋平
「龍神会」メンバー。
吉岡 - 斎藤悠
「龍神会」メンバー。
岡本 - 豊島侑也
「龍神会」メンバー
島田 - 宮田大三
辰夫の中学時代の同級生。ヤクザの子分。
大門 - 町田政則
ヤクザの幹部。
池田真弓(モデル:少年Cの母) - 高柳さち子
智巳の母。美咲に帰宅するよう促すが、失敗する。
大杉美佐江(モデル:少年Aの母) - 沖直未
辰夫の母。辰夫に家庭内暴力を受けていた。
大杉信也 - 中務一友
辰夫の父。愛人の家に入り浸り、ほとんど自宅にいない。
早坂 - 中谷彰宏
警察取り調べを担当する刑事
片桐 - 永澤俊矢
辰夫が勤務していたタイル貼りの会社の社長。

その他俳優一覧

公開編集

公開をめぐって、「モチーフとなった事件の残虐性」「そもそも映画にする必要があるのか?」などの意見が2ちゃんねるなどの電子掲示板を中心に多数湧き上がり、劇場にも上映反対意見が多数届いた。しかし、その中には「監督が元暴走族という肩書きをもつ」「被害者の女子高生を演じるのがAV女優である」という反対意見としては疑問点があったり、半ば理不尽とも言える意見もあったと言う[3]。劇場の銀座シネパトスへの上映中止嘆願書が作成され、だれでも簡単にファックスで送れるようにサイトに貼り付けられた。また製作者に向けては、映画の制作意図を問いただす質問状が送りつけられた[4]

その影響で5月29日から銀座シネパトスで予定されていた公開は中止されたが、その後、アップリンク・ファクトリーで7月3日から9日までの1週間だけ公開された[5]。大きな一因は映画の製作会社の掲示板に脅迫的な文言が書き込まれたことであるとされる。製作者側によれば、大手レンタルチェーン店にもこの映画のビデオ・DVDを取り扱わないよう意見が多数寄せられたという。なお、この映画のビデオ・DVDはレンタル用としてはR-15に指定されている。

脚注編集

  1. ^ 渥美饒児著 『十七歳、悪の履歴書―女子高生コンクリート詰め殺人事件』 作品社、2003年 ISBN 978-4878935725
  2. ^ コンクリート メッセージ
  3. ^ 天野ミチヒロ「第五章 劇場用&ビデオ用映画 コンクリート」『放送禁止映像大全』三才ブックス、2005年7月1日、ISBN 4-86199-004-1、243頁。
  4. ^ 『ワケありな映画』(沢辺有司・著、彩図社・刊)より
  5. ^ コンクリート メッセージ 劇場公開にあたって

参考文献編集

雑誌記事
  • 「2ちゃんバッシングで一度は上映中止『コンクリート』への封圧」 AERA 2004年6月14日号
  • 「綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件の映画化『コンクリート』上映中止問題を追う」 映画秘宝2004年7月号

関連項目編集

外部リンク編集