コンスタンティン・シチェルバコフ

コンスタンティン・アレクサンドロヴィチ・シチェルバコフКонстанти́н Алекса́ндрович Щербако́в, Konstantin Alexandrovich Scherbakov, 1963年6月11日 - )は、ロシアピアニスト

コンスタンティン・アレクサンドロヴィチ・シチェルバコフ
生誕 (1963-06-11) 1963年6月11日
出身地 ロシアの旗 ロシアアルタイ地方バルナウル
学歴 モスクワ音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 ピアニスト
担当楽器 ピアノ
公式サイト 公式サイト

経歴 編集

アルタイ地方バルナウル[1]生まれ。11歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏しデビュー。その後、モスクワ音楽院レフ・ナウモフに師事した。数々の有名コンクールを制覇した後、1983年の第1回ラフマニノフ国際コンクールで優勝した。1990年、第20回オソロ室内楽音楽祭(Chamber Music Festival of Asolo)でラフマニノフの全曲演奏を行い、スヴャトスラフ・リヒテルに称讃された。1998年から、スイスチューリッヒ音楽大学で教授職に就いている。

現代の技巧派ピアニストとして知られ、これまでに、フランツ・リストの編曲によるベートーヴェンの交響曲全曲(NAXOS[2])、ニコライ・メトネルのピアノ協奏曲全曲(NAXOS)、レオポルド・ゴドフスキーのピアノ独奏曲全集(Marco Polo[3])、セルゲイ・リャプノフの超絶技巧練習曲全曲(Marco Polo)、ヨハン・シュトラウス2世編曲集(EMI classics)など多くの難曲を録音している。

2020年には、ベートーヴェンのピアノソナタ全集を完結させた[4]。2023年にゴドフスキー全集は15巻で完結[5]。Operatic MasterpiecesとProgressive Seriesは録音されないことになった。ただし、ショパンのエチュードによる練習曲の全曲録音は最年長演奏記録である。

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ Biography)”. www.scherbakov.ch. 2019年4月23日閲覧。
  2. ^ Recordings”. www.scherbakov.ch. 2019年4月23日閲覧。
  3. ^ ゴドフスキー:ピアノ作品集 6 - シューベルト編曲集(シチェルバコフ)”. ml.naxos.jp. 2019年4月23日閲覧。
  4. ^ We have come to the final installment of Steinway & Sons' complete Beethoven Sonata series with the great pianist Konstantin Scherbakov.”. www.steinway.com. www.steinway.com. 2020年12月5日閲覧。
  5. ^ Konstantin Scherbakov (2023年8月19日). “Leopold Godowsky - Complete Works for Piano "Marco Polo" recording project Konstantin Scherbakov”. www.youtube.com. Naxos. 2023年11月7日閲覧。

外部リンク 編集