ゴールドワッサーゴルトヴァッサードイツ語:Goldwasser、「金の水」の意味[1])、もしくはグダニスカ ウォッカポーランド語:Gdańska wódka「グダニスクの水」)とは、約20種のハーブ香辛料、そして金粉(純度K22~23)を使用したアルコール度数38%以上の薬用酒で、16世紀オランダ移民によって考え出された[2]

‘Der Lachs’オリジナル「ゴールドワッサー」

この薬用酒の愛飲者には、ロシアの女帝エカチェリーナ2世や皇帝ピョートル1世フランスルイ14世などがいる[3]

歴史 編集

オランダ De Lierでのプロテスタントの迫害から逃れ、Ambrosius Vermöllenがグダニスクに移り住んだのが1598年7月6日である[4][5]。彼の一家が唯一持ってた資産が「薬用酒のレシピ」であった。その中には「ゴールドワッサー」のレシピも含まれていた[2]

18世紀まで有名ではなかったが、 1704年からテイスティングルーム兼レストラン‘Der Lachs’(の意:鮭が幸運と繁栄の象徴である事から命名)を開業し、商人と提携することによってブランドが確立した[2]

第二次世界大戦の終結後、各所で作られるようになったが、‘Der Lachs’のオリジナルはドイツ ネルテン=ハルデンベルクの会社ハーデン=ウィルセンAGによって製造されている。

関連項目 編集

その他 編集

脚注 編集

  1. ^ コトバンク:ゴールドワッサー
  2. ^ a b c Najsłynniejsza restauracja Gdańska na starych zdjęciach” (2009年9月27日). 2015年10月7日閲覧。
  3. ^ Polska wódka Goldwasser znika ze sklepowych półek” (2009年9月27日). 2015年10月5日閲覧。
  4. ^ Gdansk's Goldwasser: Alchemic Elixir
  5. ^ Forme germanisée de « Vermeulen »